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投資の初歩の初歩から教えます！超入門者向けの投資基礎知識 [with]
2017年07月12日(水) 18時00分配信
「投資に興味があるけど、何から始めたらいいかわからない」「貯蓄がそれほどないから、私には投資は無理かも……」と思っていませんか？ 大丈夫！ 初心者だからこそ、「簡単で」「少額の」投資が向いているんです。ますは投資にまつわるギモンを解決！
お話を伺ったのは、大江英樹さん。経済コラムニスト。オフィス・リベルタス代表取締役。野村證券に勤務し、個人の投資相談業務に長年携わる。退職後は資産運用についての研修・講演、書籍執筆など活動の幅を広げている。
イラスト／すぎうらゆう
Q.外貨預金も投資ですか？
A.堅実な商品に見えるけど、実は難しい
「外貨預金も広い意味では〝投資〞ですね。日本円の預金金利に比べると、外貨預金の金利のほうがずっと高いことが多く、魅力的に感じるかもしれませんが、実は金利よりも為替のリスクが大きいので要注意。為替が大きく動いて、金利分が軽く吹っ飛ぶこともよくあります。為替の動きを判断することは難しいので、初心者にはおすすめできません」
「外貨預金も広い意味では〝投資〞ですね。日本円の預金金利に比べると、外貨預金の金利のほうがずっと高いことが多く、魅力的に感じるかもしれませんが、実は金利よりも為替のリスクが大きいので要注意。為替が大きく動いて、金利分が軽く吹っ飛ぶこともよくあります。為替の動きを判断することは難しいので、初心者にはおすすめできません」
Q.「為替」って何？
A.円とドルなど、違う通貨を交換すること
「普通は外国為替のことを指し、違う通貨の交換率のことを為替レートと言います。為替レートは常に変化していて、たとえば米ドルを買うなら、少しでもドルが安いとき（＝円高）に買って、高くなったとき（＝円安）に売ると利益が出ます。為替の動きは振れ幅が大きく、予測しにくいので、外貨預金や外国株など、海外に投資するときは、為替の影響を受けることを意識して」
「普通は外国為替のことを指し、違う通貨の交換率のことを為替レートと言います。為替レートは常に変化していて、たとえば米ドルを買うなら、少しでもドルが安いとき（＝円高）に買って、高くなったとき（＝円安）に売ると利益が出ます。為替の動きは振れ幅が大きく、予測しにくいので、外貨預金や外国株など、海外に投資するときは、為替の影響を受けることを意識して」
イラスト／すぎうらゆう
Q.株を買うなら知ってる企業がいい？
A.知らない企業の株は買わないように！
「株を買うなら、その会社のことをよく調べることが必要。私などはさまざまな企業の財務状況を調べるのが趣味みたいなものですが、 そうでないなら、株式投資はあまりオススメしません。というわけで、もちろんよく知らない企業の株を買うなどはやめたほうがいい。 興味のある業種なら、『この企業は絶対伸びる』とわかることもあるかも知れませんね」
「株を買うなら、その会社のことをよく調べることが必要。私などはさまざまな企業の財務状況を調べるのが趣味みたいなものですが、 そうでないなら、株式投資はあまりオススメしません。というわけで、もちろんよく知らない企業の株を買うなどはやめたほうがいい。 興味のある業種なら、『この企業は絶対伸びる』とわかることもあるかも知れませんね」
Q.「日経平均株価」って？
A.日本を代表する企業の株価の平均値
「日経平均株価とは、東京証券取引所の一部上場企業のうち、日本を代表する225社の株価の平均値のこと。『日経225』と呼れることもあります。日経平均株価のような平均的な『指数』と同じ動きをする投資信託を『インデックス型』、指数を上回る大きなリターンを目指して運用する投資信託を『アクティブ型』と言いますが、後者は手数料が高めです」
「日経平均株価とは、東京証券取引所の一部上場企業のうち、日本を代表する225社の株価の平均値のこと。『日経225』と呼れることもあります。日経平均株価のような平均的な『指数』と同じ動きをする投資信託を『インデックス型』、指数を上回る大きなリターンを目指して運用する投資信託を『アクティブ型』と言いますが、後者は手数料が高めです」
Q.長期で投資すると儲かるの？
A.ブレが小さくなって安定します
「『長期投資をすれば必ず儲けが出る』とは言い切れません。でも、時間をかけることで成果が安定的になると言えるでしょう。また、投資で大切なのは、余裕資金で行うこと。必要になる時期がずっと先の、たとえば老後資金などが向いています。結婚資金は、いつ必要になるかわからないので投資には回さず、預貯金にしておきましょう」
「『長期投資をすれば必ず儲けが出る』とは言い切れません。でも、時間をかけることで成果が安定的になると言えるでしょう。また、投資で大切なのは、余裕資金で行うこと。必要になる時期がずっと先の、たとえば老後資金などが向いています。結婚資金は、いつ必要になるかわからないので投資には回さず、預貯金にしておきましょう」
Q.会社の「確定拠出年金」も投資ですか？
A.投資信託を選べば、「投資」です！
「勤務先で入る『企業型確定拠出年金』は、退職金の一部を自分で運用する制度。どのように運用するかを自分で選ぶことができます。定期預金や保険もありますが、投資信託を選んで、投資を始めてみるのもいいでしょう。毎月投資信託の積み立てをして長期間投資をすることになるので、リスクも抑えられます。利益に税金がかからないのもポイント」
「勤務先で入る『企業型確定拠出年金』は、退職金の一部を自分で運用する制度。どのように運用するかを自分で選ぶことができます。定期預金や保険もありますが、投資信託を選んで、投資を始めてみるのもいいでしょう。毎月投資信託の積み立てをして長期間投資をすることになるので、リスクも抑えられます。利益に税金がかからないのもポイント」
Q.「イデコ」って何ですか？
A.老後資金が準備できるお得な制度
「イデコ（iDeCo）とは、『個人型確定拠出年金』の愛称。今までは勤務先に企業年金の制度がない人や自営業の人のみが加入できたのですが、利用できる対象者が広がったことで話題になりました。『企業型確定拠出年金』と同様に、投資信託などで運用できます。毎月の掛け金に対して、本来かかるはずの税金がかからない（所得控除が受けられる）のが大きなメリットです。ただし、老後資金のために作られた制度なので、60歳までは解約できません」
「イデコ（iDeCo）とは、『個人型確定拠出年金』の愛称。今までは勤務先に企業年金の制度がない人や自営業の人のみが加入できたのですが、利用できる対象者が広がったことで話題になりました。『企業型確定拠出年金』と同様に、投資信託などで運用できます。毎月の掛け金に対して、本来かかるはずの税金がかからない（所得控除が受けられる）のが大きなメリットです。ただし、老後資金のために作られた制度なので、60歳までは解約できません」
Q.証券会社はどうやって儲けているの？
A.金融商品を売買する際の手数料など
「株式や投資信託の売買などの際に受け取る手数料が、おもな収入になります。同じ投資信託を買うときでも、金融機関によって購入手数料が異なる場合もあります。また、頻繁に売買を繰り返すとそれだけ手数料がかかることが多いので注意しましょう」
「株式や投資信託の売買などの際に受け取る手数料が、おもな収入になります。同じ投資信託を買うときでも、金融機関によって購入手数料が異なる場合もあります。また、頻繁に売買を繰り返すとそれだけ手数料がかかることが多いので注意しましょう」
with 2017年8月号より
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