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意外と知らない!? 糖質制限ダイエットでありがちな誤解について紹介! [with]

2017年07月10日(月) 18時00分配信

「炭水化物は一切抜き」、「朝は果物たっぷりのスムージーのみ」。こんな間違った糖質制限をしていませんか? これではやせないどころか体調を崩す原因に! with8月号では、本当にきれいにやせて、美肌にもなる、正しい糖質制限ダイエットの最新メソッドを紹介しています! 今回は、糖質制限でありがちな誤解について紹介します。
カロリーは気にしない。糖質を抑えればやせる!

(C)アフロ

カロリーは気にしない。糖質を抑えればやせる!

「これまでのダイエットでは、カロリーを減らすことが最重要とされていました。ところがここ数年で、世界の栄養学では考え方が激変。注目すべきはカロリーではなく、糖質の摂りすぎだと実証されたのです」
そう語るのは、北里大学北里研究所病院の山田悟先生(以下、山)。
「現代人は糖質を摂りすぎる傾向があり、血糖値が上がることが脂肪の増加にもつながります。また、最近若い女性にも多いのが、普段は平常値なのに食後だけ血糖値が急上昇する〝隠れ高血糖〞。肥満だけでなく将来の糖尿病の原因にもなるので注意が必要です。一方で、カロリーは気にしなくてOK。むしろ、肉や魚などのたんぱく質や、良質の脂肪分は不足しないようにしっかりと摂ってください」(山)
では、糖質をゼロにするのがベストかというと……?
「糖質は体のエネルギー源。極端に制限すると活力がなくなり、体調を崩す原因にも。またストレスでリバウンドもしやすくなってしまいます。糖質ゼロではなく、今までの半分に抑えるぐらいの、〝ゆるやかな糖質制限〞がオススメです」(山)
×ウソ
糖質だけでなく、カロリーも大事
○ホント
カロリーは無視していい
満腹になる程度のカロリー摂取量ならまったく問題なし。糖質こそ気にしよう。

×ウソ
炭水化物=糖質でしょ?
○ホント
炭水化物=食物繊維+糖質
食物繊維と糖質を合わせたものが炭水化物。そのため炭水化物を制限しすぎると食物繊維が不足しがちに。

×ウソ
糖分を摂らないと、頭が働かない
○ホント
血糖値の乱高下で眠くなる
口から糖分を摂らなくても、脳が必要とするブドウ糖は、肝臓で十分量以上が生成されています。逆に食後に血糖値が急上昇すると、覚醒物質オレキシンの分泌が減ることで、眠くなります。

×ウソ
米などの主食や、砂糖を避ければOKでしょ?
○ホント
いもや果糖ぶどう糖液糖なども注意
いもなど根菜類に含まれるでんぷん、添加物の「果糖ぶどう糖液糖」なども血糖値を上げる糖質です。

×ウソ
フルーツたっぷりのスムージーならヘルシー!
○ホント
果物には糖質がたっぷり。注意して!
ビタミン豊富な果物だけど、糖質も多いので注意が必要。特に朝の空腹時に飲み物として摂ると、血糖値を急上昇させる原因になります。

×ウソ
コンビニ食は糖質まみれのものばかり
○ホント
ふすまパンや、糖質ゼロ麺なども
こんにゃくでできた糖質ゼロ麺や「ブランパン」など、コンビニにも糖質の少ない商品が急増中

×ウソ
糖質を完全にカットするのがベスト
○ホント
糖質ゼロにするとリバウンドや健康被害の可能性も
糖質ゼロは体調を崩すもと。毎食糖質が20~40gくらいになるように、少しずつ摂りましょう。

PROFILE

山田悟先生
北里大学北里研究所病院 糖尿病センター長。ゆるやかな糖質制限食=「ロカボ」普及のために一般社団法人「食・楽・健康協会」を立ち上げる。著書多数。最新刊『カロリー制限の大罪』(幻冬社)が発売中。

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