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気負わず自分時間を満喫!ひとりご飯「自分に合うお店の探し方」 [おとなスタイル]

2017年06月19日(月) 10時00分配信

初めてでも大丈夫!心地よい店の探し方

ひとりご飯ビギナーたちからは、「どうやって自分に合うお店を探したらいいの?」「ひとりご飯をやってみたいけど、慣れるにはどうしたらいい?」という声も聞こえてきそうだ。
たとえば、いくつか雰囲気のよさそうな店に目星をつけ、最初は誰かと一緒に訪ねてみる。ひとりでも居心地よさそうだなと思ったら、次は自分ひとりで行ってみる。もしくは、喫茶店や蕎麦屋など、比較的ひとりでも入りやすい店から始めるのも一案だ。

「最初から居酒屋のカウンターにひとりで、となるとハードルが高いかもしれないですから、喫茶店はどうでしょう。ある程度長居もできるし、ひとりの雰囲気に慣れるにはぴったりです。おいしいコーヒーを楽しんで、読みたかった本を読む。何をするわけでもなくボーッとするのでもいい。好きなように過ごせばいいんです。その解放感が“気持ちいいなぁ”って感じると思いますよ。そこから始めていけばいいんじゃないかしら」

初めての店でのひとりご飯は、ある意味、ちょっとした冒険。しかし、そんな初めての経験をも楽しむ気持ちで訪ねていけば、きっとお気に入りの“ひとりご飯”のお店が見つかるはずだ。

がんばってまで夜、ひとりご飯を食べる

必要はないと思います。“心地よい”の尺度が

合うお店が見つかったら、そこを

お気に入りの場所にすればいいだけのことです。

平松洋子さん流 50代にお勧めのひとりご飯の楽しみ方

01.ひとりご飯習慣がない人は、最初は心地よい喫茶店から始めてみる
喫茶店でも今時のカフェでもいい。最初は淹れてくれたおいしいコーヒーをいただきながら、その時間を気楽に過ごしてみる。

02.まずは地元、身近にあるお店を散策してみる
近所にそういうお店を見つけられたらしめたもの。息抜きしたい時にフラッと立ち寄れるし、近所のお得な情報を得られるかも。

03.大きいお店もいいけれど、あえて小さいお店。夫婦でやっているお店
大きい店ではひとりが目立ちにくいという利点がある。小さくて、夫婦や家族経営の店は、会話が楽しくて居心地がいいことが多い。

04.自然に溶け込むなら、テーブル席よりもカウンター
カウンターはひとり客の専用席ともいえる気楽さがある。厨房をのぞくことができるかもしれないし、店の人との会話が弾みやすい。

05.お蕎麦や焼き鳥、昔ながらのファストフードは狙い目です
蕎麦屋や焼鳥屋は、小腹を満たす量を食べてお会計。サクッと食べて終われるのが魅力。上級者編だが、使い慣れると便利。
■平松さんの西荻窪の行きつけ

「いつ来ても、会話も楽しくて、直球のおいしさ。 『来てよかったなぁ』と気持ちよく帰れるお店」(平松)

■平松さんの西荻窪の行きつけ

「偶然、お店の前を通って、“あら、こんなところにかわいいお店がある”と入ったのが最初です。あまりにも周りの風景に馴染んでいて、気がつかなかったんですね」と平松さん。
週替わりのメニューは3種類。この日はロシア料理、スリランカ料理、イラン料理の中からチョイス。さまざまな国の料理が登場するのだが、そのどれもが手が込んでいてとてもおいしい。
「カップルで営んでいらっしゃって居心地がいい。彼らとの会話が楽しいですし、空気が温かいんです」

ピヨトトシャ 西荻窪
定員8名の小さなお店。店主のTABASAさんが作るさまざまな国の料理はやさしい味わい。コーヒーも本格的だ。
住所:東京都杉並区西荻南2-24-17
■Profile
平松洋子さん
ひらまつようこ
1958年生まれ。岡山県倉敷市出身。国内外を旅し、食文化やものづくり、文芸をテーマに執筆活動を行う。最新刊は、50代になって直面した現実を軽妙なエッセイにまとめた『彼女の家出』(文化出版局)。

 

『おとなスタイル』Vol.7 2017春号より
撮影/前 康輔

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