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『たかが世界の終わり』フランス語圏の2大イケメン、ドランとウリエルのコラボ ! [with]

2017年03月02日(木) 18時00分配信

(C)Shayne Laverdiere, Sons of Manual

現在公開中の『たかが世界の終わり』は、主人公の若き作家、ルイが自分の余命がわずかということを伝えるために、ずっと目を背けてきた故郷の家族のもとに12年ぶりに帰るというお話。

ルイを誇らしく思う母親、母を捨てられずに故郷に縛られる妹、インテリの弟にねじれた引け目を感じる兄――久々の再会にそうした思いが噴出する中、ルイは自分がもうすぐ死ぬことを全然切り出すことができません。故郷の家族の面倒から逃げて都会に暮らし、同時にその後ろめたさを抱える人には、グサグサと刺さる作品です。

(C)Shayne Laverdiere, Sons of Manual

この作品で注目していただきたいのは、実力も兼ね備えたフランス映画界きってのイケメン俳優、主演のギャスパー・ウリエルです。最近では映画『サンローラン』で天才デザイナー、イヴ・サンローラン役を演じていた人ですが、「イケメンだろ?俺、イケメンだろ?」と全身でアピールしたうえでさらに「こういう視線に女は弱いんだろ?」と媚びを売ってくるハリウッドのイケメンとは全く違う、「いつもそう思われちゃうんだよね」みたいな自然体な佇まいが魅力です。

一度取材させていただいたことがあるのですが、彼の左頬にはエクボにも見えるちょっと大きな傷があり、「それどうしたの?」と尋ねたら「小さい頃犬と遊んでたら引っかかれちゃったんだ、でも気に入ってるんだよね~」。個人的に「顔に傷のある美形」が好きな私は(マニアか!)、大きな傷じゃないのに整形でツルッと直してしまったり、写真掲載の時に「修正してください」と言われたりすると、「もったいない…」と手前勝手に思ってしまったりするので、このあまりの自然体のコメントにはめちゃめちゃしびれたのでした。
さてこの映画のもうひとつの大きな話題は、グザヴィエ・ドラン監督の新作であること。ルイ・ヴィトンのアンバサダーを務めるイケメン俳優でもあり、ゲイであることも公表している彼は、今のフランス語圏の映画をけん引する大スター。この作品も昨年のカンヌ国際映画祭でグランプリを獲得しています。邦画とハリウッド映画が主流の日本ですが、たまにはちょっと違う作品、違うイケメンも、なかなかいいものですよ。


『たかが世界の終わり』大ヒット上映中!
(C)Shayne Laverdiere, Sons of Manual

文/渥美志保

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