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修復か別れか、それを見極めるポイントはひとつだけ。「単なる言葉や感情の行き違い」なのか、それとも「そもそも彼があなたを最初から尊重していない」のかを見極めるということ。

尊重とは、「あなたの存在を大切に思い、対等に扱い、人として認めてくれている」ということです。例えば、言葉のあやで喧嘩になることがあっても、「だからお前は何をしてもダメなんだ！」と人格を否定するようなことは言いません。

こうしたことを繰り返すならば、それは尊重されていないということ。こういう男性と付きあいを続けていると、モラルハラスメントという言葉や態度の暴力を続けられ、心が傷ついてしまうのです。いくら相手が謝ったとしても、こうしたクセは繰り返され、直ることはほとんどありません。そのため、こうした傾向がある場合は、早めに別れた方が、あなた自身が深手を負わなくてすみます。

では、「単なる言葉や感情の行き違い」が原因で喧嘩してしまうときは、どのように対応していくのがベストなのでしょうか。

１．お互いの感情をぶつけあうのではなく、「説明する」こと

喧嘩とは、互いに感情をぶつけあい、「思っていることが違う」ことへのわだかまりがほとんどの原因です。こうした時は、「お互い違う人間だ」ということを前提に、「私は○○の理由で、△△だと思っている」ということを、丁寧に伝えてみましょう。怒ったり怒鳴ったりせずに、ただ相手と違う意見なんだよということを優しく伝えていくと、相手も穏やかに聞いてくれるようになります。

２．相手の気持ちや理由を「理解する」こと

そして、自分が説明するだけではなく、相手にもさまざまな理由があることを理解するように心がけてみてください。喧嘩の下には、「わかってもらえない、聞いてもらえない」という孤独が必ず存在します。しかし、「お互いに違う人間だから、わからないこともあるよね」という前提で、「あなたには私には分からない気持ちや価値観がある」というように受け止めてあげると、彼も安心することができるんですね。拒絶は孤独を生みますが、その反対に、理解は愛を生んでくれるのです。

３．完璧ではなくても、寄り添い協力し合うということ

こうして説明し、理解し合うことができたら、最後は「相手に寄り添い、合わせられるところは合わせる」というように、関係性をすりあわせてみましょう。１００％合わないからと言って、その相手とすぐに別れてしまうのは間違いです。人間ですから、合わないところもある、でも愛せるところもある。こんなふうに思いやりを持つことが、「違う人間同士」がうまくやっていくコツになります。

「絶対に思い通りにして！」と要求することは支配になってしまいますが、こうして「ここは譲れるな」という気持ちで彼と接していくことで、彼もまたあなたに「合わせてくれる」ような、温かい関係を築けるようになります。


この世界には、「自分とは異なる人」しか存在していません。すべてが同じではないからこそ、困ることも、行き違いも生まれます。けれど、愛情を持って相手を受けいれ合えば、素晴らしい関係を築けるようになるのです。あなた自身を大切にしながら、愛し愛される温かい関係を創っていってくださいね。