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柴門ふみ「25年後の東京ラブストーリー」が楽曲に! [おとなスタイル]

2017年01月28日(土) 08時59分配信

柴門ふみさん

「子どもの頃の夢は、シンガーソングライターでした」と柴門ふみさん。
ところが、歌好きだけれど音痴、作曲も不得意。好きと才能は別物、と気づき、小学校5年生でその夢を胸の奥に仕舞い込む。ちなみに、柴門さんのペンネームは、大好きなサイモン&ガーファンクルに由来している。
「曲が作れなかったので、彼らの“美しい洋楽のラブソング”の世界を漫画で表現しようと、今の道に入りました」

自分の詞がプロのマジックで美しい楽曲に!

そんな柴門さんが、誰でも手軽に本格的なCDを作れると聞き、「おもしろそう!」と挑戦することに。今回はまず、柴門さんが作詞したものをプロが作曲、アレンジ。プロのボイストレーニングを受けてレコーディングというコースを選んだ。『東京ラブストーリー』の誕生28年目にあわせ、曲のテーマは“おとなのラブソング”に。
「この詞は、昔の恋人と再会したけれど20代のような恋はもう二度とできないわ、というイメージで書きました」

実は柴門さん、自身の『あすなろ白書』の挿入歌をはじめ、作詞は人生で3回目。今迄の経験が踏襲されている。
「若い頃と違い、私たちはもう大泣きはしない年頃。最後の“少しだけ泣くわ”に、おとなの恋を表現しました」

ただいま期間限定でYoutubeで、メイキング映像とともに公開中です。
ぜひ、ご覧ください!

遠い日のラブストーリー

作詞:柴門ふみ/作曲:滝本成吾

雨の匂いを含んだ風が
懐かしい記憶を呼び覚ますの
忘れたはずの遠いあなたが
今目の前で笑っている

わたしがはぐれてしまわないか
何度も後ろを振り返り
雑踏の中わたしをさがす
あなたの瞳が好きだった

同じ笑顔 同じ声 同じ匂い 同じ彼
違うのは心だけ
願ってもかなわない
少しだけ 泣くわ

別れの日も夕方から雨
だからあれからずっとわたし
雨の日が嫌いだったのよと
悔しくもなく笑ってる

きみが好きとあなたが言っても
昔の音には響かない
わたしもよと微笑みかえしても
あの日の気持ちに届かない

同じ瞳 同じ指 同じ癖の 同じ彼
消えたのは恋心
祈っても立ち去るの
少しだけ 泣くわ

違うのは心
消えたのは恋

少しだけ泣いた…
少しだけ泣いた…

 

■Profile
柴門ふみ
さいもんふみ
1957年生まれ。漫画家、エッセイスト。’91年にドラマ化されて一世を風靡した『東京ラブストーリー』の続編が、27年ぶりに女性セブンで連載中(全7回)。2017年からは同誌でママ友をテーマにした新連載もスタート。

 

『おとなスタイル』Vol.6 2017冬号より
(撮影/森泉 匡)

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