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こんにちは、結婚相談所マリーミー代表で婚活アドバイザーの植草美幸です。

婚活において、結婚相談所の利点のひとつに、会員の身元がはっきりしていることがあげられますよね。お相手が既婚者だったなんてことがないように独身証明書の提出から始まって、経済力や資産状況も明るみに。婚活アドバイザーがまずすること、それは入会された方に対して、さまざまな面から婚活スペックを総合評価することなの。

それは「これまでの経験」「現在の状況」「将来性」から評価するのだけれど、「これまでの経験」には恋愛経験も含まれるし、「現在の状況」には年齢や経済力も。男性が起業家だったとして、今は経済力があったとしても安定性が欠ければ低くなります。

自由恋愛でも無意識のうちに彼の将来性を考えたりするでしょう。当人同士では判断が鈍ってしまうことも、婚活アドバイザーは冷静に客観的に判断。さらに、評価項目には家柄や親の肩書きも含まれるのが結婚相談所なんです。

結婚は家同士の結びつき。今回は親を巻き込んだマッチングケースをご紹介しますね。

マリーミーでは最後のひと押しとして婚約会を行うことがあるのだけれど、このカップルもプロポーズはしたものの、その後一向に話が進まない様子だったので婚約会を提案したのよね。ところが後日、彼から「仕事の都合で出席できない。延期にして欲しい」という連絡が入って、女性は大激怒。彼女も仕事で忙しいのはわかっていても、この大事なときにと、疑心暗鬼にかられて婚約を保留にすると言い出してしまったんです。慌てた男性は苦肉の策で母親に代理で婚約会に出席してもらい、ブランドのキーケースに新居のカギをつけてお母さまに託したの。

私たちも男性の仕事柄、どうしようもないということは理解していたので、何とか彼女をなだめて成婚まで至ることができたのだけれど、やっぱりお母さまの存在は大きかったと思うわ。この女性とお母さまは、すでに顔合わせをしていて良好な関係が築けていたからこそ、なせる業だったのよね。

最近はご両親が息子さん、娘さんを連れて結婚相談所を訪れることも多くなっています。婚活への第一歩のアシストはもちろん、恋愛中のトラブルや成婚までの道のりもご家族のサポートで乗り越えられることもあるので、お相手のご家族とも良好な関係を築くことは大切なこと。

恋愛に親が介入するのは、あまりいい気分はしないけれど、結婚となるとそうとはいきません。将来お付き合いが続くご両親との関係は、早くから良好にしていた方が賢いというものです。

ただし、気をつたいこともあります。男性に限らず、少子化の現代は親子関係が密だったり、核家族の影響もあって、その家庭の常識が一般の常識ではなかったりすることも多々あるのよね。いつでもお母さまの顔色を伺っていたり、言いなりだったりするようなマザコン男は、その最たるもの。マザコンはどんな薬でも治らないから結婚相手にはおすすめしません！

また、何か問題があったときに、きちんと公平に話ができなかったり、無条件に息子を擁護するようなご両親もNG。何かあったときに、あなたの味方になってくれる義両親なら結婚後もいい関係が築けるはずだわ。

お相手のご両親やご家庭を見ると、価値観や将来の家庭像が見えてくるから、結婚する際は、ご本人はもちろん、ご家族も見極めてくださいね。

＊個人情報保護のため、一部アレンジしています。

【植草美幸】婚活アドバイザー／結婚相談所マリーミー代表、株式会社エムエスピー代表取締役。アパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを設立し、そこで培ったマッチング能力・人材発掘能力を生かし、結婚相談所マリーミーを設立。