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深田恭子「心の潤いは、何かを足すというより意識や考え方次第」[FRaU]

2018年10月23日(火) 16時40分配信

Photo:Kazutaka Nakamura(makiura office)

ストイックになりたいけどなれない。そう素直に話してくれた深田恭子さん。肌の潤いと同じくらい大事なファクターである “内面の潤い” には、ありのままの自分を認め、どう向き合っていくか、という生き方そのものが現れているのかもしれない。
すべての “潤い” は今まで 出会った人たちの影響があってこそ

Photo:Kazutaka Nakamura(makiura office)

すべての “潤い” は今まで 出会った人たちの影響があってこそ

「心はどう潤うのか、肌と違ってわかりづらいですよね。心の潤いは、足りないものを足す、というより、考え方次第で満たすことができる、ということなんじゃないかと」

その “考え方” や “意識” は、年齢を重ねるごとに変化してきたそう。

「10代の頃は、自分がどうしたいのか、どう生きたいのかを考えて行動してきたところがあります。それが大人になるにつれて、人に喜んでもらいたいなと思うようになってきました。そして先輩たちの意見は、本当にかけがえのないものです。それを踏まえてどうすることが正解なのか、どうしたらいいのかと、きちんと考えるようになりました。若い頃は迷いがなく、無知だからこその強さもありましたが」

若い頃は無限だと思っていた自分の可能性が、歳を重ねるにつれ意外とそうでもないということに気づいていく。

「自分だけの力で生きていくのは厳しいですし、いろんな人と一緒に過ごして知る世界に身をおいたほうが、自分自身の豊かさが増すなと思うようになってきたんです」

Photo:Kazutaka Nakamura(makiura office)

もともとは今のように外に向かって発散するというよりは、内に籠もってしまうタイプだったという。

「昔は考えすぎて落ち込んだり、慎重になってしまう性格だったんです。仕事の数日前まで、“大丈夫かな、大丈夫かな?” って心配になってしまったり。でも自分の考えに囚われないようになったら、前向きに向き合えるようになりました」

そんな深田さんの最近の楽しみは、集中した仕事を終えたあとに作る、癒やしと笑顔のお疲れ様タイム。ずっと張り詰めたままにはしないで、感情を解き放つ瞬間を持つことも、潤い感へとつながっている。

「仕事に集中したあとは、ご褒美の時間を作るようにしています。友だちと一緒にご飯を食べて、いろんなことを語り合ったり。ご飯を食べながらお酒を飲んだりすると、それだけで幸せな気持ちに浸れるんです」

Photo:Kazutaka Nakamura(makiura office)

充実した豊かなライフスタイルを過ごす女性には、内から滲み出るオーラがあるのだと実感できます。

「それは、今まで自分が出会ってきた人たち、そして今まわりにいてくださる人たちのおかげだと思います。日々、いろんな方の気遣い・心遣いを感じられる中で生活していることが幸せで、私も人に喜んでいただけたときはうれしいですし、きっとそういうことなんじゃないかなと思っています」

潤いとは、一日にして、個にして成し得ず。「水の中」といった、自分が心地よいと感じられる場所で味わう解放感と、大切な人と過ごす穏やかな時間。コンプレックスと向き合いながらも感謝を忘れずに充実した日々を積み重ねていくこと。“奇跡の潤い” は、意識を少し変えるだけで、誰もが手に入れられることを、深田恭子さんは教えてくれました。

PROFILE

深田恭子 Kyoko Fukada
1982年、東京生まれ。女優。主演映画『下妻物語』(2004年)では、多くの映画祭で主演女優賞を受賞。北海道150年記念ドラマ『永遠のニシパ』(NHK)来年春放送予定。最新写真集『Blue Palpitations』も好評発売中。

●情報は、FRaU2018年11月号発売時点のものです。

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