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「何を考えているのかわからない!」 誤解をされやすい人がすべきことって?【OL心理学】 [with]

2018年10月18日(木) 17時40分配信

写真:アフロ

アラサー行動心理士 長谷川ミナの『OLセラピー』の配信です。

人間関係の悩みはどこに行っても誰にでもある、当たり前のこと。

よりよいOL生活を楽しんでいくために、「疲れない心」を育てていきましょう。

今回は、「誤解をされやすい」ことへのお悩みについてお届けします!

今回のお悩み

私は同僚や友達からよく「何を考えているかわからない」「怒っているの?」などと言われることが多々あります。確かにあまり感情を表に出すタイプではないと思うのですが、勘違いされることが多くて悩んでいます。どうしたらこのような誤解が解けるようになりますか?
(26歳・不動産業・Cさん)

自分ではそんなつもりはなくても、意に反した受け止め方をされてしまうのは悲しいことですよね。このような誤解によって人間関係にトラブルを招いてしまうことは避けたいものです。

そこで今回は、周囲に誤解されやすい人の特徴と、改善方法について紹介します。

なぜ誤解されてしまうのか?

ではなぜ、Cさんは誤解されてしまうのでしょうか。誤解されてしまいやすい言動として、会話が必要最低限の喜怒哀楽がない、自分のことを他人に話さない、自分の意見を言わない、一人行動が多いなどの特徴が挙げられます。

人は誰かとコミュニケーションを取りながらお互いのことを理解していくものですが、そもそも“相手に伝える手段が少なくなってしまっている”ことが根本的な原因です。自分がどんな人かというのを人に伝えることができていないということですね。

Cさんはどうでしょうか? 今一度自分の言動を振り返ってみましょう。

深層心理には何が影響しているの?


では、なぜ誤解される言動になってしまうのか、具体的に分析してみましょう。

Cさんの中で、自分を出すことで嫌われるのではないか、本当の自分を知られたくない、人との関わりが面倒くさいなど、感情を出すことに対して躊躇してしまう何かしらの原因が隠されている可能性があります。これは、ネガティブな気持ちを感じたくない、感情に振り回されたくないなど、無意識に自分を守る「防衛本能」が働いていると言えます。それは、過去に感情を出すことで嫌われたり怒られたりした経験がある、相手の評価を気にし過ぎてしまうなど、今までの人生経験や家庭環境も多大に影響されます。

まずは、誤解されやすい言動になっている原因、自分の中で抑圧しているものがあるかどうかをきちんと理解しておくことが大切です。

振り返ってみて当てはまるものがない場合は、“自己中心的な考え”になってしまっているパターンも考えられます。そもそも何も考えていない、言わなくてもわかってくれるだろうと思う気持ち、行動そのものに協調性が足りないなどの原因によって、周囲から何を考えているかわからないと思われてしまいます。人と関係を築くときは、「相手がどう思うのか?」と想像し、周りの人に意識を向けることも必要です。

ただ、何を考えているかわからない人というのは、よくミステリアスな人として取り上げられることもありますが、それも個性のひとつと言えます。感情をすべて出して表現する人もいれば、あまり自分を出さない人だっています。

ここで重要なのは、他人に迷惑を掛けてしまうことや、自分にとって不利な状況になるなど、“自分にとってマイナスに働いてしまうこと”を分析してみることです。



誤解を招かないための方法は?

周囲から誤解を招かないためにも、自分自身の言動を改めて変化させることも大切です。

言葉ではなくて心で会話する以心伝心などがありますが、これはきちんとお互いのことを理解した上で成り立つ方法です。まだあまり理解し合えていない関係性であれば、まずは“言葉や感情で自分を発信すること”が大切です。自分はこういう意見を持っている、今こう考えている、ということを相手に知ってもらうだけで、自分がどういった人間なのかを把握してもらうことが出来ます。把握することが出来れば、言葉が少なくても理解してもらえるようになったり、察知してもらいやすくなるでしょう。

特に自分の感情を出すことに対してマイナスに捉えてしまっている方は、最初は抵抗があるかと思いますが、楽しいと感じた時には「楽しい」と言う、おもしろいと感じたら「笑う」と些細なことを発信するだけでも印象は変わります。

自分の感情に蓋をしてしまっている方は、前回もお伝えしていますが、自分の中にあるネガティブな感情をメモなどに書き出してみるようにしましょう。自分をうまく表現することができなくなってしまった理不尽なこと、辛かったことなどがあれば、その時の感情をきちんとキャッチすることです。過去の記憶や経験と向き合って、自分を理解してみることが大切です。

また、違う受け止め方をされてしまったのであれば、直接相手にどういうところが原因なのか、聞いてみてしまうのも手です。本当はそんなこと思っていないということをきちんと伝えることもできますし、ひとつずつ誤解を解決すれば相手もあなたのことを理解してくれるでしょう。

自分の中では伝えなくてもいいと思っているコミュニケーションこそ、実は相手にとってコミュニケーションをする上で必要なものが含まれている可能性もあります。コミュニケーションをする相手は自分ではなく、他者であるということを常に心にとどめておきましょう。

ということで、 今回の合言葉は……




「まずは自分のことを理解しておこう!」です。

ではでは、皆さまのよき日々を願って……



PROFILE

著者:長谷川ミナ
アラサーの行動心理士。日課は瞑想すること。祖母譲りの強い直感で分かるオーラに加え、行動から見える他人の心理を読み取り、皆さまの日常の悩みやモヤモヤを紐解いていきます。

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