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ヘルシー女子の栄養状態は戦後以下!?見直してほしい7つの生活習慣 [with]

2018年10月16日(火) 10時50分配信

パッと見ヘルシー 美容女子こそ危ない!


いつかママになりたいけれど、まだ先のこと!と思っていませんか??実は妊娠前こそが、ママになる日のための体作りの適齢期。今こそ将来に備えて、自分の体を見直すチャンスです!

今回は、今すぐ見直せる生活習慣のお話。



戦後以下の栄養状態ってホント!?




毎朝ヘルシーなジュース、食事のメインは野菜、日焼け対策はバッチリ。こんな美容女子の習慣が妊娠しづらい体をつくっていたんです!


ヘルシーなつもりが「隠れ肥満」の原因に!


見た目よりも重要なのは“BMI”




ダイエットが日常化している美容意識が高い女子の栄養状態は戦後以下!?「働いている女性の平均摂取エネルギー=約1479kcalであることが「まるのうち保健室」の調査によって明らかになっています。これは終戦直後を下回る数値。本来20~30代女性に必要なエネルギー量約1800kcalが満たされていないため、万年栄養不足となり、ホルモンバランスの乱れを招き、体内の老化が加速。体脂肪が17%以下になると生理が止まりやすくなり、将来の不妊症のリスクが高まると言われています」(細川モモさん)

一方、見た目がスリムでも体脂肪28%以上の隠れ肥満が増えているそう。「見た目は細いのに、運動不足や食生活の偏りで、体脂肪28%以上の働く女子が少なくありません。高体脂肪になると、排卵障害のリスクが高まり、将来不妊の可能性も。やせ過ぎも太り過ぎも妊娠しづらいんです。普段から定期的にBMIと体脂肪を計測して、BMIは19~25未満、体脂肪は19~28%未満のベストスコアを目指してください」まずは生活習慣の見直しから始めて!


こんなカンチガイしていませんか??

イラスト/田中麻里子

こんなカンチガイしていませんか??


【CASE 1】昨日は女子会だったから朝はジュースだけ!




仕事のあとの女子会で食べ過ぎて、朝起きてもおなかが空かずに朝食はジュースだけ。これでは体内時計がリセットされず、集中力がダウン。朝食を食べている人のほうが筋肉量が多く、体脂肪が少ないというデータも。ヨーグルト1個でも食べるのが◎!



【CASE 2】平日は睡眠不足なぶん休日は寝坊でパワーチャージ!?




近年、妊娠を機に糖尿病を発症する「妊娠糖尿病」の問題が話題です。睡眠時間が5時間以下の人は、睡眠7時間の人に比べ2.6倍も糖尿病のリスクが高まるというエール大学の調査があります。また、睡眠が少ないと脂肪をためこみやすいという研究結果も明らかに。



【CASE 3】野菜たっぷりのごはんで栄養バランスは完璧!?




野菜ばかり食べていたら、気づけば筋肉や細胞のもとになるたんぱく質が不足。たんぱく質の必要量は体重×約1g。体重50㎏の人で最低50gは必要です。目安の量は、肉や魚、卵、納豆なら毎食手のひら1枚分。1食に必ず1品はたんぱく質をとりましょう。



【CASE 4】ヨガにラン。動いてやせる派です!




ヨガやランなど、体を動かすダイエット。一見健康的だけど、ファスティングや糖質制限をしつつのトレーニングには注意が必要。たんぱく質不足や体脂肪の落とし過ぎは無月経につながり、無月経が半年以上続くと、将来の不妊のリスクが高まります。

内勤✖車通勤で冷えるカラダへまっしぐら!

イラスト/田中麻里子

内勤✖車通勤で冷えるカラダへまっしぐら!


内勤OL運動量は危険なロコモレベル




最近、体を動かしたのはいつですか?平日は一日中、イスに座りっぱなしの内勤。通勤の行き帰りくらいしか体を動かしていない人も少なくないはず。「働いている女子の3割に、下半身の移動機能の低下=ロコモティブシンドロームが始まっています」と細川モモさん。ロコモティブシンドローム、通称ロコモといえば、これまでは足腰が弱くなった高齢の方々の症状だと思われていたもの!「特に、通勤中もほぼ歩かない車通勤をしている、地方の働く女子の筋肉低下は深刻です。筋肉は血流をよくし、体の熱を作り出すパーツ。そのため、筋肉量が落ちれば、体は冷える一方。実際に、下半身の筋肉量が多いほど、卵巣機能が高いという報告があります」

特に30歳を過ぎると、誰しも筋肉量の低下が起こるため、活動量を上げることを意識する必要が!「厚生労働省が推奨する1日8500歩は無理でも、いつもよりプラス1000歩歩くことを意識しましょう。エスカレーターを使わずに階段を使うなど、毎日の生活の中で運動量を増やす努力は可能です!」

ここに気をつけたい!


【CASE 5】仕事に集中!気が付けばコーヒー何杯目?




カフェインは、体質によっては摂取することで、心が不安定になってしまうことがあります。月経前の不調を助長してしまったり、むくみ予防に必要なカリウムの働きを妨げることも。紅茶や緑茶にも含まれているので、可能ならハーブティーなどに変えてみましょう。



【CASE 6】ごはんに行く時間がない!とりあえずおやつをぱくり




おやつ自体は必ずしもダメではないけれど、甘いものではなく、足りない栄養をとる補食と考えて。不足しがちなカルシウムをうまくとるためには、甘栗、梅干し、ヨーグルトやドライフルーツ、飲み物ならココアがおすすめ。より栄養のある食品をとりましょう。



【CASE 7】美白&日焼け止めは女子のたしなみ!?




美白に熱心な女子ほど、UV対策はバッチリ。日に当たっていません。1日15~30分日に当たることでつくられるビタミンD量は、20代が一番不足しています。ビタミンDが欠乏すると特に不妊になりやすいので、晴れた日の散歩やテラスでの食事を楽しむ習慣を大切にしましょう。

お話を伺った方々


産婦人科医 瀧澤芳子先生




高輪台レディースクリニック副院長。10ヵ月の子を持つ母として、妊娠前~出産後など、さまざまなステージの女性の悩みに応える。



一般社団法人Luvtelli代表理事 細川モモさん




ラブテリ 東京&NY代表理事。予防医療コンサルタント。3桁以上の女性の食事指導にあたり、正しい生活環境を啓蒙している。2009年春、日本に予防医療を普及することを目的とし、細川モモさんの呼びかけにより「ラブテリ保健室」プロジェクトを発足。働く女性が将来の目標(健康維持・妊娠・出産)に向け、自分の理想体型とそれを叶えるための食生活や生活習慣に関して学ぶことができます。



ラブテリの「京都保健室」開催中!




2018年9月31日まで、関西エリアの働き女子のための『京都保健室』が開催中。オリジナル手帖つき講座やセミナーのほか、本記事でも紹介したBMIや体脂肪/下肢筋肉量の測定も。

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