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35歳からは体型より質感!大人の美しさを保つ秘訣とは? [FRaU]

2018年10月12日(金) 16時40分配信

Photo:Tomoko Meguro

外見だけでなく、内面からも美しさを磨き上げる確かな手法を知り尽くす美のプロフェッショナル、早野實希子さんと松本千登世さんが、体型、体調、肌の触感 etc.……時とともに違いを感じ始める大人の女性が今、目指すべき、脳まで響く、真実のボディケア術を語り合います。

大人の美しさに必要なこと、 お二人と考えます!

お二人が考える、大人のボディの美しさ。共通するのは “女性性” だ。

松本「私はスポーツをしていたこともあって、もともと筋肉質。荷物を持っているだけで筋肉がつくタイプなので、女性らしい体への憧れがすごく強くて。大人になるとゆるむ皮膚をタイトに保ちながら、柔らかさと丸みをコントロールするのがケアのテーマなんです。」

早野「それを叶えるのが、マッサージ。たとえば、紙粘土って新品だと角がありますけど、こねると丸くできますよね。同じように体も体積を変えずに、好きなように形を変えられるイメージなんですよ。もちろん、メリハリのある形に変えることもできます。」

松本「肌の質感も変わりますしね。」

早野「そうなんです。脳と皮膚は密接に結びついています。マッサージをすると脳が心地よく感じてリラックスするので、肌荒れなどのトラブルに結びつく精神的なストレスも緩和されます。ですので、体を内外から美しくするという点でもマッサージは有効なんですよ。」

松本「ボディケアというと、なぜか体型に執着しがちですけど、質感を美しくすることもとても大切。」

早野「35歳くらいから、お手入れの差が如実にでてきますしね。」

松本「私も35歳頃から、毎日小まめに肌や体の疲れをリセットするようになりました。代謝も低下するので一発逆転はもうないですし、溜め込むと階段を転げ落ちるようにダメージが溢れてしまうので。」

早野「飲みすぎ、食べすぎもそう。私は48時間以内にリセットしています。72時間だと引きずるんです。」

松本「わかります。むくむというか……。そういったものもちゃんと戻しておかないと定着しがち。」

早野「私の経験からですが、実は脂肪って、年齢とともに結合部につきやすくなるんですよ。太ももとお尻の境目とか……。」

松本「首のつけ根のところもそうですね。エッジがなくなってくる。」

早野「結合部はリンパがあるところなので、老廃物や余分な水分を排出することができるマッサージで解消できる場合もあります。結合部がすっきりすると、老けて見えないんです。」

松本「洋服もキレイに着られる気がします。そういう意味で言えば、最近、スクワットを始めたんです。体の機能的に下半身の筋肉は重要ですし、パンツを穿くことが多いので、下半身を鍛えないとエッジがなくなってだらしなく見えてしまうかなと思って。ウエストからお尻にかけてのラインを作る中臀筋を鍛えるために、毎日寝る前に15回を3セットやっています。」

早野「普段、見えにくい後ろ側にも意識を向けているのは素晴らしいこと。今、世界的に360度体を動かすローイングエクササイズが流行しているように、360度どこから見られても大丈夫な体作りを意識する時代になっている気がします。私も取り入れていて、太もものように回転させられない部分のストレッチは、180度ずつ動かしています。」

松本「360度筋肉を使ったほうが、丸みがあってカッコいい体になるって、聞いたことがあります。」

早野「よく私が言う “筒状の体に作っていく” 点でも効果的。筒状の体型だと人にきつい印象を与えにくいので、年齢を重ねるとどうしても立ってきてしまう “印象の角” を取ることができるんですよ。」

松本「大人の美しさに印象は大事。私の場合、仕事柄座っている時間が長いんですが、マッサージって、全身に触れようとすると関節をすごく動かさないといけないので、それをストレッチにしようと思っていて。ボディケアをする時も入浴時も、できるだけ自分の手で360度全身に触れる努力をしています。」

早野「触れることで幸福感が得られますし、今の肌や体の状態を確認することもできますからね。その際、ムダ毛や爪の具合などまできちんとチェックすることも大切。私、大人のボディケアはトリミングだと思っているんです。一番なくてはならない清潔感のために。」

松本「本当に。飛び出してくるものを収めるといいますか、脂肪のケアもトリミングと考えられますね。」

早野「臭いもですね。大人になると内臓機能も弱くなって、疲れやすくなるため、いわゆるニオイが出てきてしまうんです。内臓も意識したケアをして、心身ともに健やかに美しく満たされましょう。」
Mikiko’s Favorite

Photo:Tomoko Meguro

Mikiko’s Favorite

愛する香りとともに楽しむ
自然の恵みを凝縮したコスメ


(左から)
羽毛のようなふんわり極上の触り心地。「シワが出来づらくなるような気がするので、首などシワになりやすいところ中心に」SHAQUDA SUVÉ ボディブラシ ロング(ソフト)/瑞穂

オレンジブロッサムやビターオレンジのリフレッシュする香り。「香りも洗い流した後のしっとり感も好き」ディプティック ハンド&ボディウォッシュジェル オーデサンス /ディプティックジャパン

「サラッと浸透するオイルは、顔と首のマッサージに」肌荒れや敏感肌のケアに最適。オーガニックホホバオイル /ナチュラルオーケストラ

脂肪やセルライトに効果的。「20年以上、お腹や太ももに使っています」ジェナティック アディポガスタ /ピー・エス・インターナショナル

「バストマッサージは20歳から。マンモグラフィー検査で、乳腺が若いと言っていただきました。成分的にもこれは安心」自然由来成分配合。ジェナティック マクロ 2000/ピー・エス・インターナショナル

「マッサージしやすいのびの良さで、ツヤツヤとした肌に。ラベンダーの香りも安らぎます」使用後は肌が潤って、柔らかく。Dr.ハウシュカ カーミングボディオイル(ムアラベンダー)/インターナショナル コスメティックス

Photo:Tomoko Meguro

心に響く癒やしの香りにこだわる早野さん。マッサージに使うこちらは早野さんの私物で日本未発売。左・「N.Y.のハーパーズ・バザーの編集者、リンダ・ロンダ氏がプロデュースした話題のオイル」右・「ロンドンで出会ったポーランド人の友人からのいただきもの。満月や新月のパワーも反映し、すべて手作りのハーブを用いた貴重なオイルは、親しい友人にしか分けていないそうで、二度と手に入らないかなと大事に使っています」
Chitose’s Favorite

Photo:Tomoko Meguro

Chitose’s Favorite

肌へのタッチにもこだわって
気になるところが喜ぶケアを


(左から)
脂肪の燃焼、排出サイクルをサポートする、ベタつきにくいサラリと軽いドライオイル。「ちょっと足が疲れて、筋肉の腫れを感じた時に」ロルロゼ ブリリアント ボティオイル /メルヴィータジャポン

炎症に働きかけるy-リノレン酸に着目。肌をなめらかに整えながら、不調のもとになるこわばりやむくみにアプローチする希少な発酵オイル。「動きが鈍くなった筋肉のコリを解消。首筋や肩、ひざの裏にもなじませ、リンパの流れを促します」ルルドビオ /美・ファイン研究所

ザラつきやくすみをケアする、保湿力抜群の角質美容ゲル。「下着のラインの予防にも」タカミスキンピールボディ /タカミ

全身の温めと巡り、排出に着目。脂肪やセルライトの原因となる水分の滞りと冷えを改善する、むくみやすいボディの救世主。「ほわっと温かくなるのが気持ちよくて。主に下半身のマッサージに使っています」ダマイセルリファームボディクリーム /DAMAI

「人の手でつままれているような心地よい使用感。むくんで血流が滞った足に」。引き締めたいところにきちんと届く、ローラーの機能が絶妙。ゆるんだ肌も、きゅっ。リファフォーボディ/MTG

PROFILE

早野實希子さん Mikiko Hayano
薬剤師・セラピスト・内外美容研究家。ボディ&マインドの内外美容を提唱する「アプソリュハービン トーキョウ」主宰。ロンドンの女性限定最高級メンバーズクラブ「グレース・ベルグラヴィア」内にもサロンを設立。日本と海外を行き来し、多数のセレブリティや王族の施術も行う、世界的スペシャリスト。

松本千登世さん Chitose Matsumoto
美容エディター、ライター。複数のメディアで発信される、自身の経験に裏づけられた、女心を突き動かすエッセイやコメントが多くの支持を集める。美しく年を重ねるためのエッセンスをすくい上げる名手。美しさの本質をひも解く著書『もう一度大人磨き綺麗を開く毎日のレッスン76』(講談社)が9月9日発売。
●情報は、FRaU2018年10月号発売時点のものです。

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