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職場の同僚や初対面の人など、人と接する中で、「この人といると落ち着く」「好きなだぁ」と思える人もいれば、「この人は苦手かも……」「これ以上は親しくできなさそう」など、無意識に好意や苦手意識を抱くことは誰しもあるはず。

Rさんのように、より自分に合うパートナーを探す時、“気（波長）が合う”というのは重要なポイントでもあると言えます。

私も以前先輩に「結婚するなら波長が合っている人を選ぶべき！」とアドバイスされたことがあり、その時は、波長ってなんだ？？と疑問に思ったものです（笑）

男女の場合、「何考えているかわからない！」「会話のテンポが合わない」などが原因で破局してしまったという話をよく聞きますが、実際、“好き”という感情だけではなかなか難しいところがあるのも事実……。

では一体、この気（波長）が合う人には、どのような特徴があるのか探っていきましょう！

Rさんの中で、どういった時にこの人と気が合うと思いますか？ 趣味趣向が合う、話していて心地がいいなど、さまざまな点が出てくるのではないでしょうか。

心理学で「類似性の法則」と言いますが、私たちは自分と共通する好みや考え方を持っている人に対して好意を抱くことがわかっています。類似点が多く、その程度が同等であればある程、お互いを好意的に思うようになるのです。

これは、「自分と共通する考え方を持つ＝自分の考えが肯定される」ことになり、自分が正しいという安心感や自尊心を得られることによって相手への好意に繋がるという原理です。私たちは無意識のうちに自分の自尊心を保たせてくれる関係に惹かれ合っているということなのです。

類似した考え方を持つ相手であれば、よりコミュニケーションが弾み、相手の行動も予測しやすく、さらに共通の体験を持ちやすくなります。それによって、さらに自分と似た人たちへの好意を強めているとも言えます。

また、心理学の中に「シンクロニシティ」という言葉がありますが、偶然にも自分が思っていることが、何かを通して現実になることを言います。例えば、メールしようと思っていたら、ちょうど相手からメールが来た、など自分と相手の想いが一致して現実となることです。この「シンクロニシティ」が起きやすいのは、波長が合う人同士ということがわかっています。そのため、波長が合う人というのは、意思の疎通がしやすく、お互いに理解しあえる、共感する部分が多い人ということです。

お互いにわかり合えることが多い分、一緒にいて居心地がよく、自然体でいられるため、会っているだけで元気になれるなど、よい感情が湧いてくるのです。

そのことからも、“類似性”があればあるほど、より相手に好意を持つということがわかります。

では、実際に波長が合う人を見つけるにはどうしたらよいのか。

先にお伝えしたように、一緒にいて居心地がいい・自然体でいられる・元気になれるなど、“自分が前向きでいられる”ことがキーポイントです。そのためには、まず、自分自身を知っておくことが大切だと言えます。

自分はどんな時に幸せを感じ、どんなことが嫌なのか、どんなことが好きなのか、きちんと理解しておくことです。波長が合う人であれば、こうしたポイントも同じ場合が多いため、より相性が明確化されます。また、きちんと自分を発信することも大切です。楽しい時は素直に笑って楽しむ、嫌な時はきちんと断る、など自分を表現できていれば、より相手にも自分が伝わるでしょう。

自分の考えがブレてしまったり、自分で自分がわからない、という状態だと、お互いの共通点を見つけにくく、人に合わせてしまってストレスを抱えたり、後々違和感を感じてしまうなどの原因となります。

まずは自分の本質を振り返ること、自分の感情を発信していくことが重要です！

また、波長が合う人を引き寄せるには、趣味のサークルに参加してみる、自分が幸せだと感じる場所に行ってみるなどもおすすめです。共通点が合う人に出会いやすいのはもちろんのこと、“心がワクワク”すれば、自然と笑顔になり心も開くので、話しかけやすい雰囲気も作れますし、相手にとっても魅力的に見えることでしょう。

Rさんはどんな人と出会いたいですか？ どんなものを引き寄せたいですか？ この部分を今一度明確化させることで、きっと素敵な出会いがあるはずです。