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おおしまりえの絶対に幸せになりたい!『モテ服を着ているのにモテない理由』 [with]

2018年10月08日(月) 10時50分配信

講談社with

「オシャレしている感が透けて見えると、なんか萎えちゃいますよね」
これは先日、あるファッション関係者と、男性のモテとオシャレの関係について話をしていて、ふと出てきた一言です。

その場では「わかる〜」と女子たちも満場一致で盛り上がりましたが、ふと時間がたって振り返ってみると、この頑張っている感が透けると萎える問題は、私たち女性にも当てはまるのではないかと思い始めたのです。たとえばそれは、なんとなくモテたいと思って着る“モテ服”に代表される、頑張っている感かもしれません。でもせっかく頑張っても、モテなかったり、変な人から雑魚モテしてしまうことってよくありますよね。その負のスパイラルはなぜ起きるのか、仕組みを知ってモテ力を効率的に発動させてみませんか。

頑張った裏に潜む自信のなさ


男ウケのいい洋服って、なんで着るんでしょう?
そう聞いたら、十中八九「モテたいから!」「かわいいと思われたいから」と答えが返ってくると思います。
その意見は間違っていません。希望に対して正しい選択をしていると思います。しかし、恋愛でモテるための自分磨きの一貫として、男性ウケのいい洋服を選んでいるとして、そこには「モテたい」という気持ちの裏側に「今のままではモテない」という自分に対する思い込みがくっついていないでしょうか。

「だってかわいい人の方がモテるじゃん!」と野次が飛んできそうですが、それはもちろんそのとおり。美人はやっぱり得をしますから、キレイになりたい気持ちを持つことは悪いことではありません。でも逆を返せば、あなたが今“かわいくない”って、誰が決めたのでしょうか。実は頑張ってモテを極めようとすればするほど、「私は今のままでは駄目だ!」という魔法を自分で自分にかけている可能性があるのです。そうすると、たとえ見た目はキレイになったとしても、その下に潜む自己肯定感や自信という部分がバランスを崩し、接する人にも自信のなさが伝わってしまうかもしれません。


モテ服で自分を着飾るだけでは悪循環!


モテ服を着るのにモテない。はたまた変な人からモテる。そんなとき、相手にはどんなイメージが伝わっているのか、考えたことはあるでしょうか。

ちなみに私も10代の頃は、ひたすらモテようとコスメオタク&ダイエットオタクになっていた時期があるのでよく分かるのですが、洋服やコスメなど外見だけをキメキメにすると、もれなくそれは異性にとって『スペックが伴っていない新製品』として認識されます。例えば自分を新しい家電とか何かしらの製品に置き換えたとき、外装やカラーリングは完璧なのに、機能が伴っていない製品になってしまうわけです。

もちろん見た目も中身もボロいものより良いとは思いますが、製品を選ぶ際、そういったビジュアル重視で何かを買う人って、きちんと中身を吟味せずに購入する傾向がありますよね。本来スペック(あなたの中身)を吟味して選んで欲しいのに、モテを着飾れば着飾るほど、そこだけを見て評価を下すような人が集まりやすくなり、結果としていい人からモテないという悪循環も起こるのです。


モテ服に隠すのは自信のなさではなく“決意”という刃

こういった悪循環を断ち切るには、中身のスペックと外装のバランスを整えるしかありません。しかし、いきなり自信のない中身を高くするなんて、そう上手くできないですよね。では一体どうしたら良いのか。1つ有効なのは、「最初の5分だけ自信を持つこと」。“自己紹介をさせたら自他ともに認めるいい女”を、最初の5分だけ精神的にも外見的にも作り上げるのです!

一体なぜこれが有効なのかというと、人間には「初頭効果」と呼ばれる心理作用が働くからです。初頭効果とは、第一印象が良いと、人間は全体の印象を高く見積もる性質があることを利用しています。
たとえば
1.あの人は知的で優秀だけど、ちょっとドジで間抜けな一面もある
2.ちょっとドジで間抜けな一面もあるけど、あの人は知的で優秀だ

2つの文章を見極めると、なんとなーく1番の文章の人物の方が、いい印象を抱かないでしょうか?このように、いい印象というのは最初に持ってくると、その後の失敗やマイナスを多少リカバーしてくれる効果があります。そのため自分に自信がない…と自覚があるのなら、まずは最初の5分だけは、とびきりかわいい女に自分を仕上げる。それだけで、モテ度はまた変わってくるかもしれません。

モテ服を着てモテテクを学ぶ人の中には「ただなんとなくウケがいいから着ている」人もチラホラいます。でもできれば、モテたいなら「私は絶対これでいい男を捕まえるんだ!」と、自分の中でだけでも、きちんと決意をしてみてください。決意はゴールを明確に見せてくれます。
モテ服をなんとなく着る→なんとなく寄ってきた男性の中からいい人を選ぶ
モテ服を着て、いい男からだけモテる→いい男の一本釣りを狙う
無意識が結果に反映されるなら、雑魚モテ思想は手放してほしいところ。
最後にもう一度聞きます、あなたはなぜ、モテ服を着るのですか?

おおしまりえ

おおしまりえ

恋愛ジャーナリスト・イラストレーター。10代より水商売やプロ雀士、モデルや一部上場企業など数多の業界を渡り歩き、のべ1万人の男性を接客。鋭い観察眼と、男女のコミュニケーションの違いを研究し、コラム執筆やコメンテーターとして活動中。

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