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あなたにとってのいい男って、どんな人ですか？
お金持ちでイケメンで、いい仕事についていて頭もいい。さらに、あなたをリードし包み込んでくれる優しさもある。
でも当然そんな全部の条件が揃った男性はいないもので、あなたは出会った男性の中から、比較的「いい男」と思える人と付き合えるよう努力をしていることでしょう。
白馬の王子様というのは、よく“待つ”のではなく“見つける”ことと多く人が痛感していることと思いますが、実は白馬の王子様は見つけることより“見いだす”ことが重要です。
ではどうやって見いだしていくかというと、やっぱり答えは自分の中にあるんです。

いい男と付き合いたいのに、なぜかいつも外ればかり。慎重に選んでいるはずが、どうしてこんな事になるのか。不幸続きの恋愛をしていると、あなたは自分自身の価値観に次第に疑問を抱くかもしれません。
でも、そもそもあなたは、恋愛にどんなことを望んでいるのでしょう。
・愛されたい
・安心したい
・周りに自慢したい
・結婚したい
パッとこのような理由が思いつくことでしょう。しかしよくよく見返すと、先程あげた理由は全部、相手に“してもらいたいこと”なんです。

いい恋愛のカタチというのは、物理的な距離や頻度に関係なく、心がお互いの心を支え合い、愛を与えあっている状態がもっとも良いとされています。しかし「愛されたい」という、与えてほしい願望が強すぎると、スタート時点からすでに恋愛のバランスを崩しており、結果として自分と同じように、本能的には尽くしてもらいたい願望を持った男性や、自分の理想とはかけ離れた男性を引きつけてしまうのです。

よくいい男を見つけるためには「条件を優先しましょう」とか「フィーリングを大事にしましょう」など、両極端なアドバイスが出回っています。
どちらも正解だと思いますが、フィーリングを重視しても条件を重視しても、結局のところ、心の底に“与えてもらいたい”という願望が強くある限り、悲しいかな判断を誤ります。
だから自分を大事にして、自分をもっと認めてあげること。そして今ある愛と幸せを実感することから人間はいつ何時でも始めなくてはいけないのですが、そう理想通り心は上手く動きませんよね。
そこで手っ取り早く満たされた幸せを感じるために、いい方法があります。
それは、ハグをすること！！
しかもハグする相手は、親でも友達でもペットでもOK。
安心してカラダを預けられる相手なら、年齢性別、生物の種類も問わないのです。

なぜハグするのが良いのかというと、人間はハグをすることで「オキシトシン」という脳内ホルモンがドバドバ放出されます。オキシトシンとは、通称“幸せホルモン”と呼ばれ、多幸感や安心を感じさせる元になっているホルモンなのです。
つまり、自分の心を変化させる道が険しいなら、まずは物理的に幸せ感を高めていこうというわけです。人間は今が満たされると、おのずと周りに分け与えたくなる生き物ですから、沢山幸せになれるハグをして、安心感をマックスまで高めれば、きっと恋愛相手を探す目も変わってくると思います。

自分を幸せにするのは結構簡単。「だったらハグしつつ、いい男探しもやっちまえ！」と思った女子もいることでしょう。
そんな方には、ゴールがブレない、いい男の探し方についてご紹介します。

そもそも私たちは、いい男を探しているとはいえ、そのいい男の条件は曖昧でブレブレです。例えばいい男の条件として、優しい人を挙げたはずなのに、好みのイケメンが来ると、それだけでキュンとしてしまう人っていますよね。

人間なので仕方のないことですが、意外と適切なゴール設定って、単語やイメージだけでは難しいものなのです。
そこでオススメなのは、あなたの周りで本当にいい男と思える人を、それぞれ具体的に思い浮かべること。
いい男だと心の底から思えれば、相手は父親でも、おじいちゃんでも、男友達でも先生でも大丈夫。性格はおじいちゃん。マメさは父親。優しさは先生、といった具合に、条件別に考えてもOKです。
ちなみに注意点として、このとき実際に会ったことのない芸能人や二次元キャラは思い浮かべないこと。なぜなら会ったことのない人は、その人のいい部分しか知らないことが往々にしてあるため、勝手にいいなと思う部分が誇張されてしまうからです。

いい男の条件を、言葉ではなく具体的な人物で思い浮かべるメリットは２つあります。１つは自分の想像で男性の良さが誇張されない点。２つめは、人をイメージすることで、いい男にも欠点があるということを自然に受け止められるからです。
男性の理想は言葉ではなく、具体的な想像力で絞ること。それができたら、あとは当てはまる人を探すだけです。

白馬の王子様は見つけるのではなく見いだすこと。それはつまり、自分の幸せ感を高め、男性の見かたを変え、本来見えなかったものを見ることで叶えられます。
自分を変えるって、すごく難しいこととして語られますが、意外とスイッチの場所さえ見つければ簡単に変わることもあります（もちろん時間のかかることもあるけど）。
ビンボーくじを引くばっかり。そう思う人は、まずは「ビンボーくじを引いた！」と思ってしまう心を、幸せ感で上書きしていきましょう。

おおしまりえ　恋愛ジャーナリスト・イラストレーター。10代より水商売やプロ雀士、モデルや一部上場企業など数多の業界を渡り歩き、のべ１万人の男性を接客。鋭い観察眼と、男女のコミュニケーションの違いを研究し、コラム執筆やコメンテーターとして活動中。