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【母とヨーロッパ親子旅】知っておくと安心!海外レンタカー旅の注意点 [mi-mollet]

2018年09月29日(土) 14時10分配信

イタリアの小さな田舎町、ウンブリア州スペッロ。霧に包まれた静謐な街のひとときを独り占めできるのもクルマ旅ならではです。

ミモレ読者の皆さん、こんにちは!
今でこそ、こんなふうに海外でレンタカーを乗り回しているわたくしですが、やっぱり、「心臓バクバクの初めて」はありました。
その昔は海外でのレンタカーと言えば夫の仕事にお供する時のみで、それももっぱら助手席専門。ぼ~っと窓の外を眺めたり、時々「お~キレイ!」と歓声を上げたりするのみで、運転は全く夫まかせ。実際に自分が運転するなんて、もう、むりむり! ……ずっとそう思い込んでいました。

 

絶景スポットではアイスクリーム屋さんが。ふらりと立ち寄るのも気分次第。

そんな私の世界を変え、「行ってこい! さあクルマで行ってこい! あなたでもできる!」と背中を押してくれた本があります。それは、作家の荒俣宏・泰子ご夫妻共著の『日本語カーナビで行く ヨーロッパ・レンタカー旅行完全ガイド イタリア編』。“ガーミン”という携帯のカーナビを持参して旅した、イタリアのドライブ旅行記です。

 

イタリア、トスカーナの丘陵地帯も交通量がそこまで多くないので、運転が楽しいところです。

十年ほど前なので、スマホもグーグルマップも一般的ではなかった時代で、今だったらこうできたのになあと思うところもあります。でも当時、還暦を過ぎた夫(←全く運転できない)と、普段はお買い物にクルマを使うだけの妻(←唯一の運転手)のコンビからは、「私たちでもできたのだからあなたたちも!」という強いメッセージがひしひしと伝わってきました。
そして、わたしも思い切ってやってみた! できた! 楽しかった!—――そこから、私の旅の幅はぐっと広がりました。だから、私も言いたいのです。私ができたのだからミモレ読者の皆さんもきっとできます!と。

たとえ英語ができなくても、ナビは全世界共通です(笑)。初めて通るときは緊張するラウンドアバウト(ナビ画面中央の円状の道路)も、あらかじめ行くべき方向がわかっていれば、ひるむことはありません!

それでは、これまでの私の運転経験上、ここをおさえておけばぐっと安心できるというポイント、レンタカー旅をするときの注意点をいくつかあげてみますね。

1) 最初は日本と同じ、左側通行&右ハンドルの国を選ぼう。
ヨーロッパだとイギリスがレンタカービギナーにはおすすめです。

2) 運転するのは、ゆったり運転できる田舎のみがベター。
都会は交通量が多く、道路も複雑。ドライバーの運転が荒いことも。

3) 予約に関して① オートマを借りたい場合は早くから予約。
ヨーロッパはマニュアル車が多いので、きちんと指定しよう。

4) 予約に関して② オプションでカーナビ予約を忘れずに。
またはスマホでグーグルマップのナビ機能を最大限利用しても(Wi-Fiルーターと予備の充電池も用意!)。

5) 予約に関して③ 保険はフルカバータイプが安心。
レンタカーの保険は惜しまないほうがベターだと思います。

6) 予約に関して④ レンタカー会社は空港内にあるところを選ぶ。
空港からさらに乗合いバスに乗らなければいけないレンタカー会社も。

7) 予約に関して⑤ 宿泊予約サイト等ではなく直接レンタカー会社のサイトで予約。
早く着きすぎたときなど予想外の事態でも融通が利きやすい。

8) ラウンドアバウト(環状交差点)のルールは前もって把握。
日本にはないシステムなので、まずは「頭」で理解しておこう。

9) 返却時はナビより標識を信じよう。
空港近辺はナビの精度が落ちやすく、ナビが原因で迷うことも。

10)あとは……スピードは控えめに、安全運転を心がけて!

冒頭でご紹介したスペッロの地図看板。ツアーではなかなか来られない愛らしい街です。

有名な観光地も素敵だけれど、クルマでしか辿り着けないような小さな町や村に行ってみませんか。その土地に暮らす人達の何気ない普通の生活に触れる旅はクルマが一番! 歴史ある建物を改装した素敵なホテルも田舎にはたくさんあります。そして何より、クルマの旅は母がらくちんなのです。
来週は、初めて自分でレンタカーを運転した、イギリスの母娘旅についてお話します!
では、また、木曜日に!

太田 篤子Atsuko Ota

大学卒業後、大手百貨店で美術オークションの仕事に就く。24歳でレーサーの太田哲也氏と結婚して退職。夫がレース中の事故で重傷を負い、3年間看病にあたる。その後、夫の立ち上げたモーターブランドの会社でともに働くことに。2人の子どもが手を離れ、母を連れて旅行に行くうち、年配の親を連れての海外旅のノウハウを得る。特にヨーロッパのクルマ旅が得意。

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