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生命のパワーを感じる多肉植物のインテリアづくり [FRaU]
2018年09月23日(日) 16時40分配信
世の中は、空前のインテリアグリーンブーム。ただ、「すぐ枯らせちゃった」なんていう人も多いのではないでしょうか? もう失敗しないため、この時季にグリーンライフを始めたいという人のため、多肉植物アレンジを提案するTOKIIROの近藤夫妻に植物たちと上手く暮らすコツを聞いてみました。
教えてくれたのは……
TOKIIRO
近藤義展さん・友美さんのユニット。
季節の色と書いて “季色”(ときいろ)。多肉植物に特化したアレンジを提案するご夫妻でのユニット。グリーンデザイン、ガーデンデザイン、ワークショップ開催など多岐にわたる活動の中から、空間(器)に生きるストーリー(アレンジ)を創作。
TOKIIRO
千葉県浦安市東野2-5-29
近藤義展さん・友美さんのユニット。
季節の色と書いて “季色”(ときいろ)。多肉植物に特化したアレンジを提案するご夫妻でのユニット。グリーンデザイン、ガーデンデザイン、ワークショップ開催など多岐にわたる活動の中から、空間(器)に生きるストーリー(アレンジ)を創作。
TOKIIRO
千葉県浦安市東野2-5-29
光が入る窓際で水耕栽培
「TOKIIROシリンダーラボ」といってガラスの容器で多肉植物を水耕栽培する、グリーンディスプレイを提案。
「もともとは、la kaguさんでのグリーンディスプレイで提案したことがきっかけです。多肉植物の水耕栽培も最近では普通になりましたが、3〜4年前までは実は非現実的なことだったんです」と義展さん。
写真は根から吸った水がしたたり落ちそうな愛らしいヤツガシラの葉。
「もともとは、la kaguさんでのグリーンディスプレイで提案したことがきっかけです。多肉植物の水耕栽培も最近では普通になりましたが、3〜4年前までは実は非現実的なことだったんです」と義展さん。
写真は根から吸った水がしたたり落ちそうな愛らしいヤツガシラの葉。
「もともとはワークショップなどいろんな所で、多肉植物は水耕栽培できない、と言い続けてきたのですが、同時にいろいろな品種で実験しながらただ水につければいいということではなく、水を替える頻度や、日光の当たり具合などを試行錯誤することで、実現可能になりました。実験を繰り返して今に至るんです」
ただ、水耕栽培は豊富な太陽の光がないと絶対にダメ。それさえ注意すれば、窓から入る日差しを通す感じが気持ちいい、見た目も素敵なアイデアです。
ただ、水耕栽培は豊富な太陽の光がないと絶対にダメ。それさえ注意すれば、窓から入る日差しを通す感じが気持ちいい、見た目も素敵なアイデアです。
大事なのは植物から見て、どこに置いてほしいか考えること
「最近はインドアグリーンの提案が多く見受けられます。しかしTOKIIROからは多肉植物は基本的に外で育ててほしいとお伝えしています。人間から見て置きたい場所に置くのではなく、あくまで生きているものだから植物から見てどこに置いてほしいかを考えるということ。お客様がいらっしゃるから、そのときだけ一瞬ここに置こうという考え方はありです。ただインテリアとして常時室内に置くのは、植物にとって息苦しいことも多い。植物にとって何が必要であるかを考えて置き場所を決めると、植物との生活が長続きすると思います」
TOKIIROの近藤さん夫妻が暮らす自宅兼ショップは、多肉植物にとっていい環境を考えて自分達でデザインしたそうで、ガラス張りになった大きな天窓からたっぷりと太陽の光が入る2階のダイニングルームには、様々な種類のグリーンが共存しています。そんな自宅を造るに至るこれまでの経緯とは?
「8年前に八ヶ岳倶楽部という当時柳生真吾さんが運営なさっていたギャラリー・レストランに行ったときに、妻が多肉植物のリースが欲しいと言ったのがきっかけなんです。そのときは結局買わず、柳生真吾さんの本『寄植えデザインBOOK』だけを買いました。そして後日、自分でリースを作って妻にプレゼントしたら、すごく喜んでくれたのがうれしくて、それがきっかけで今に至ります。多肉植物はすごく生命力がある植物。一緒に暮らしているとパワーがもらえますよ」