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疲れを放置すると老化も進む!? 一日の終わりに試したい「疲労」解消法 [FRaU]

2018年09月20日(木) 16時40分配信

その日の疲れは、その日のうちにケアを

Illustration:Saki Obata

その日の疲れは、その日のうちにケアを

精神的な疲れも肉体的な疲れも、おおもとの原因は同じ。紫外線やハードワーク、ストレスなどから発生する「活性酸素」が細胞を傷つけると体内で疲労因子が発生。

特に残暑は紫外線を大量に浴びたり、寝苦しく睡眠不足が蓄積されて、細胞へのダメージが修復されないまま疲労が溜まりがちに。疲れを放っておくと老化も進むというから、疲労を甘く見てはいけません。対策法はいろいろあるので試してみて!

なりやすい人チェック

■毎日忙しい
■つい無理をしてしまう
■運動が大好きで、ついやりすぎてしまう
■パソコンやスマートフォンが手放せない
■屋外で過ごす時間が長い
■趣味などに夢中になり、夜更かししてしまうことがある
■運動が嫌い、体がいつも冷えている
[解決法 01] 疲労回復には、ウナギより鶏胸肉

Illustration:Saki Obata

[解決法 01] 疲労回復には、ウナギより鶏胸肉

抗疲労物質として大注目なのがイミダペプチドという成分。鶏胸肉に多く含まれ、抗酸化作用も発揮。イミダペプチドは水に溶ける性質があるので、鶏胸肉を使ったスープ料理などがオススメ。疲労回復が目的なら、毎日200gを目安に摂って。サプリも出ています。
[解決法 02] クエン酸をこまめに摂る

Illustration:Saki Obata

[解決法 02] クエン酸をこまめに摂る

クエン酸は、細胞でエネルギー生産を行っているクエン酸回路の働きを活性化して、疲労回復に役立ちます。クエン酸を豊富に含む食材は、レモンなどの柑橘類、梅干し、黒酢など。一度に摂るよりも、こまめに摂ったほうが疲労回復効果はUP!
[解決法 03] 暴飲暴食はNG。よく嚙む

Illustration:Saki Obata

[解決法 03] 暴飲暴食はNG。よく嚙む

「胃腸に負担をかけると体も疲れる」「食事はよく嚙んで食べたほうが、唾液がたっぷり出て体に優しい」ってご存知? 唾液に含まれるペルオキシターゼという消化酵素は、疲れのおおもと「活性酸素」を取り除いて細胞を守る働きをしてくれます。
[解決法 04] 「睡眠」をたっぷりとる

Illustration:Saki Obata

[解決法 04] 「睡眠」をたっぷりとる

睡眠の質が悪くなると、日中ダメージを受けた細胞の修復が追いつかなくなり疲れが溜まる一方。まだ暑い夜はエアコンを切らないで。エアコンを涼しく感じるくらいの室温に設定し、布団をかぶって暖かくして眠るほうが体には快適で、質のよい眠りが得られます。
[解決法 05] サングラスを携帯しよう

Illustration:Saki Obata

[解決法 05] サングラスを携帯しよう

目から入る紫外線は、体内で活性酸素を発生させ、疲労の原因に。日差しが強い季節の通勤や運動時にはサングラスをかけるようにすると、疲れの度合いが違ってきます。マラソン選手がサングラスをかけるのも、同様の理由から。
[解決法 06] 運動するなら軽い運動を

Illustration:Saki Obata

[解決法 06] 運動するなら軽い運動を

運動をすると体内からは疲労因子が出る一方で、疲労回復因子も増えることがわかっています。血行も良くなるため老廃物の排出も活発に! ただし、疲労回復のための運動は、ハードトレーニングではなく、あくまでも気持ちいいと感じる程度の軽い運動が効果的。
[解決法 07] 緑茶の香りもGOOD

Illustration:Saki Obata

[解決法 07] 緑茶の香りもGOOD

仕事中、作業に「飽きた」と感じるのは脳が疲れているサイン。ときどき目を休ませたり、作業内容を変えたりして、脳の別な部分を使うと疲労が蓄積しにくくなります。また、「緑青の香り(緑色をした植物の葉の香り)」にも疲労回復を助け、作業効率を上げてくれる働きが。オフィスでは緑茶ドリンクなどを取り入れて。

こんな時は病院へ

1日体を休めたり、たっぷり寝ても、疲労感が強くつらいという場合は、「病的な疲れ」の可能性も。長引く疲労は無理をせず、『かかりつけ医』や『疲労外来』を受診して。『内科』、『心療内科』などでも診てもらえます。また、慢性疲労を専門とするクリニックでは、疲労の原因や重症度を測る最新の検査を導入し、疲労の専門治療を行っている施設もあります。

 

教えてくれたのは……

大阪市立大学大学院医学研究科
疲労医学講座 教授 梶本修身先生
大阪大学大学院医学研究科卒業。医学博士。東京疲労・睡眠クリニック院長。
産官学連携「疲労定量化および抗疲労食薬開発プロジェクト」統括責任者。著書『すべての疲労は脳が原因』(集英社新書)など著書も多数。

●情報は、FRaU2016年7月号発売時点のものです。

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