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おおしまりえの絶対に幸せになりたい!『親の“結婚しなさい”の言葉がプレッシャー!』【第4回】 [with]

2018年09月20日(木) 17時40分配信

親の“結婚しなさい”の言葉に焦る!

講談社with

親の“結婚しなさい”の言葉に焦る!

「あんたもできるうちに結婚しなさいよ!」
こんなありがた迷惑なセリフを聞いたことはありませんか?
最近になり、せっつくことは子にとって迷惑と認識する親も増えてきましたが、それでも結婚を焦らせる親は多い!!
先程のようなストレートな物言いなら、こちらも突っぱねやすいのですが、「私もあと何年生きられるかわからないし〜…」と、暗にだから早く孫を見せろといった、“察して母ちゃん”ぶりを発揮する親も多数報告が上がってきています。

子どもとしては真意がわかるからこそ「で?(イライラ)」と言い返したくなりますよね。結婚したくてできるなら、さっさとしてるわ!
とキレ気味に返答したくなりますが、無駄な怒りを抱えないためにも、親と結婚の複雑な関係、そして親のパワーの本当の使い方を知ってほしいのです。

「親の期待」「子どものウンザリ」そこにある2人の愛


親の期待がウザい・・・。
多くの人が経験したことがあると思います。いい子ほど親の期待に添えないことや、反発心を抱く自分に、迷ったり責めたりするかもしれません。
でもウザいって本当はいい感情だと思うんです。
なぜなら、『好きの反対は嫌いでなく無関心』とあるように、親の期待にウザー!と思うってことは、そのぶん親を大切に想っている証拠だから。
親のことが本当に本当に好きだから、自分と相容れない事実に苛立ちを覚えてしまう。まずはその優しい自分を、ちょっと褒めてあげてほしいんです。

とはいえ、そんなけなげな子どもの葛藤を親は知るよしもありません。
「結婚相手はいるの?」
「やっぱり女性は子どもを持ってこそよ」
「お母さん近所に聞かれて困っちゃうわ」
と、フェミニストも真っ青の爆弾ワードを投下し続ける母。または父。
でもよくよく考えてみてほしいんです。
子どもの結婚と親の人生って、関係あるようにみえて実はまったく無関係のないものです。だって別のニンゲンの人生なんですから。
当たり前に受け入れていましたが、なぜ親ってこんなにも、子どもの人生に踏み込んでくるのでしょう。

そこには、『子どもの幸せを親は願っている』という、もっともらしい親心の裏に『子どもを幸せにしてこそ親』という、子育てに対する無意識の思い込みがべったり張り付いているからです。子どもが自分で幸せを見つけて歩むことではなく、子どもの幸せは親が叶えてこそ、くらいに思い込んでいるのです。

自分の子育ては正解だった。そのために、あなたに規定どおりの幸せを望み、少々うざったい発言をしてしまう。それも含めて親である。と親は思い込んでいます。

そんな親に子どものあなたができることは、親の願いを“正しい方法”で肯定してあげることだけです。結婚を無理にするのではなく、自分を大切にし、自分の人生を自分の幸せの基準で全力で生きること。
そして毎日楽しくて充実しているなら、それを素直に両親に伝えることが、両者のコミュニケーションをもう一歩変化させてくれるのです。


それでも親がつついてくるなら、巻き込み婚活!

親もわかった…と理解を示してくれればこの話は一件落着ですが、そうは言っても頑固な親は「それでもね…」とあなたに食い下がってくると思います。
そんな時は、もういっそ、そのパワーを財力や人脈という具体的なバックアップにつぎ込んでもらいましょう!
結婚相談所の費用を出してもらったり、具体的にお見合い相手を探してきてもらうのです。もちろんこれは、あなたが結婚したい場合に限りの話です。
会社の会議などでは、よく「代替え案なしに他人のアイデアを否定するな」なんて言いますよね。口だけ出して人を煽るなら、お金も人脈も差し出してもらうのは、社会において当然なのです。
ただし親に協力してもらう際に注意があります。それはいくら親が全面バックアップに入ることを約束しても、自分である程度は費用負担をしてほしいのです。
なぜかというと、心理学では自分がお金を払うことで、「お金を払った」という責任や期待が生まれ、リターンを自然と求める心が生まれ、本気度が変わるから。
たとえば自分でも相談所費用の中から1万円を払ったり、親がお見合いをセットしてくれるなら、お見合い写真は自分で撮影にいくなど。
こういった必然的にモチベーションの上がる方法を活用し、自分の心を高めていくことも大切です。

親は常にあなたにもっともらしいことを話します。それにあなたはグサグサと傷ついたり、反省をしたりするかもしれません。
でも、実は人生の満足度を高める方法の1つは、自分で選び、自分でやりきることと言われています。
つまり、親の言う通り結婚して平和で安泰に暮らすよりも、自分のその時やりたいことを全力でやりきることの方が、時間が経ってから振り返ると、満足感は高いということ。

もし結婚にも興味がないけど今夢中になれることもないという方は、楽しいと思えることから探し始めればいいんです。

時の流れは早いけど、人生は思っているよりずっと長い。
どうか流された選択で人生を後悔することのないよう、全力で楽しんでいきましょう。

おおしまりえ

おおしまりえ

恋愛ジャーナリスト・イラストレーター。10代より水商売やプロ雀士、モデルや一部上場企業など数多の業界を渡り歩き、のべ1万人の男性を接客。鋭い観察眼と、男女のコミュニケーションの違いを研究し、コラム執筆やコメンテーターとして活動中。

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