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デヴィ夫人の婚活論『恋愛の賞味期限』【第35回】 [with]

2018年09月19日(水) 20時20分配信

恋愛の賞味期限

講談社with

恋愛の賞味期限

今回のデヴィ夫人の婚活論は「恋愛の賞味期限」について。はじめは熱量が高くても、徐々に冷めて行くと女性としては寂しい気持ちになりますよね・・・。果たして恋愛に賞味期限は本当に存在するのでしょうか? もし、賞味期限があるとしたら、それを伸ばす方法はあるのでしょうか? さっそくデヴィ夫人に聞いてみましょう。

愛に賞味期限はない!


みなさま、ごきげんよう。
デヴィ・スカルノでございます。

以前に「恋愛の賞味期限は4年ぐらいでしょうか?」と聞かれたことがございます。
どんなに熱量の高い恋愛をしていても、4年も経てばお互いに気持ちが冷めるということなのでしょう。

でも、4年で冷めるぐらいならば、それは「恋」。
最初から「愛」なんてなかったのね。

「愛に賞味期限はありません」
これはわたくしが自信を持ってみなさまにお伝えしたいことでございます。

はじめは誰しも賞味期限がある、ただ“好き”という気持ちの「恋」から始まります。そして相手への尊敬や思いやりを与えながら深く深く「愛」に形を変えていくもの。

だいたい“賞味期限”なんて言っている時点で、見返りを求めている証拠でございます。
「愛」というのは、見返りを求めない「無償の愛」。
でも、「恋」は「所有欲の塊」ね。自分の物にしたいからジェラシーを感じるの。
反対に「愛」はその人を所有しなくても思い続けることができる、それが「真実の愛」。

「恋」は4年で終わるかもしれないけど、「愛」は永遠に終わることがないの。


愛は育てる物

「恋」は期限があり終わってしまうけど、「愛」には終わりがない。
婚活をなさっているみなさまは、永遠に終わりのない「愛」を喉から手が出るほど欲していますよね。でも、「愛」はどうすれば手に入るとお思い?

「愛」は工場で生産できますか?
「愛」はデータ化できますか?
「愛」は量販店で買えますか?

自分の欲しいものは何でも手に入ってしまうこの時代にしても、「愛」は自ら、そして他者から学び、育てていくしか手に入れることはできません。

愛を育てるメーキングラブ


「愛」を育てるためには、「愛」を表現することがとても重要です。
「愛」を表現する行為として、最も大切なのはメーキングラブ。
誤解のないように付け加えさせていただきますと、悦楽目当てのセックスとは違います。
それはただの性欲の塊で「愛」がなくてもできますが、「愛」がなければ成り立たないのがメーキングラブ。身体と心の触れ合いを通じて、「愛」を確かめ合う行為でございます。

それなのに、最近の日本人はメーキングラブをしないカップルが増えていると聞きます。
お互いの体に飽きてしまうなんて最低です。たえず刺激し合っていないとダメね。
特に結婚後はどんどん減る一方で中年夫婦のみならず、結婚して間もない若い夫婦にもみられるそう。それでは男と女のただの共同生活。一緒に暮らしている意味がございません。

欧米では仕事が終わると、男性は寄り道もせずにまっすぐ帰宅します。
帰れば玄関口で出迎えた妻とキス。子供たちを強く抱きしめてキス。身体を使い「愛」を存分に語り掛けます。
日本人に一番欠けているのはこれよ! この愛情表現!
日本にも素晴らしい文化がたくさんございますが、これだけは欧米流が素晴らしいと思いませんか?
結婚後セックスレスになってしまうのは、こういう毎日の愛情表現を怠るからなのよね。
いまは女性の働きに出ることが当たり前になり、いろいろな夫婦の形が存在します。
でも共通して言えるのは結婚して子供ができると、女性も夫の前で緊張感すらなくなってくる人が多いのよ!

家庭を守る妻であれば、夫が家に帰りたいと思うような雰囲気を整える必要があるわね。
トドみたいにゴロっと寝転がって、お菓子ばかりつまんでいる妻が家で待ち構えているとなれば、夫は動物園よりも歓楽街へ繰り出すでしょうね(笑)。
男性が生き生きと働き、女性がいつまでも美しくいるためには、適度な緊張感は絶対に必要よ。それを心にお忘れなく。


男と女の関係はいつの時代も永遠のテーマ

永遠のテーマでもある男と女の関係。
時代を超えて恋愛の物語が次々に紡ぎだされるのはそのためね。
いつのときも、「恋」に破れ、「愛」を失い、「愛」を奪ったり奪われたり。
太古から人間は「恋」と「愛」に左右されながら生きていると思うとロマンスを感じるわね。
でも、古の時代から人間が「恋愛」で苦しく悲しい思いを繰り返しているのは、「恋」を「愛」に育てることができなかったからではないかしら。
だって、しっかりとした「愛」を育てることができれば、失うことも奪われることもありませんもの。

英語でも、恋は「to be in love」、愛は「to love」。
恋は恋して気づくもの。愛は育てて実るもの。

みなさまも“この男性”と思う方を早く見つけて、「愛」を大きく育ててくださいね。

では、今回はここで失礼いたします。
みなさま、ごきげんよう。

デヴィ・スカルノ

デヴィ・スカルノ 

19歳でインドネシアに渡り、22歳でインドネシアの初代大統領スカルノ氏と結婚。日本人で海外の国家元首の妻になったたったひとりの女性。

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