• > 心理学でわかる!「良いアイデア」を生むための方法【OL心理学】 [with]

心理学でわかる!「良いアイデア」を生むための方法【OL心理学】 [with]

2018年09月18日(火) 17時40分配信

写真:Cultura/アフロ

アラサー行動心理士 長谷川ミナの『OLセラピー』です。

人間関係の悩みはどこに行っても誰にでもある、当たり前のこと。

『OLセラピー』では、よりよいOL生活を楽しんでもらうために、「疲れない心」を育てていきましょう。
今回は、「アイデアが浮かばない」というお悩みについてお届けします!

今回のお悩み

今の職場は企画をすることが多く、ビジネスに役立ちそうなアイデアを求められます。
ふとした時に考えが浮かぶ時もありますが、だいたい考えが行き詰ってしまって、なかなかいいアイデアが浮かんできません。
何も思い浮かばないときはイライラしてさらに考えがまとまりません……。
どうしたらアイデアは出てくるものなのでしょうか?
(28歳・メーカー・Kさん)
アイデアを求められて、何も出てこない時って「あー何も思い浮かばない! 私には才能がない……」などと落ち込んでしまうことありますよね。
私も以前の会社では、Kさんと同じようにアイデアを求められることが多く、その苦しさはとってもよくわかります! しかも、いいアイデアを見つけようとすればするほど、気持ちが焦ってなかなか思い浮かばないもの。

そこで、「良いアイデア」を生むための心理的条件と、おすすめしたい対処法についてご紹介します。

「良いアイデア」を生むための心理的条件って?

生活している中で、「これがあればいいのにな~」「こんなことできたらいいのにな~」と思う時は誰しもあります。
こんな風に、日々過ごす日常の中でも、人は意識的にも無意識的にも「創造性」が働いているのです。

例えば、パソコン作業が辛いと思う欲求を満たすために、目を癒すマスクや肩こり対策グッズなどのアイデア商品が生まれていますが、それも「創造性」によって生まれたもの。

では、どうすればこの「創造性」をうまく活用し、新しいアイデアを生み出すことができるのでしょうか?

ある心理学の研究によると、「“ヒラメキ”が起こりやすい状態」があることがわかっています。

その中から、興味深い内容を3つピックアップして紹介します。

①不安定な状況を避ける
なかなかいいアイデアが出てこないと、不安やイライラを感じ、ネガティブな思考になってしまいがちです。そうすると、新しい発想が浮かびにくくなってしまうため、ストレスを感じさせない環境づくりをすることが必要です。

②ポジティブな気持ちが大切
創造力に最も強い影響が出るのは、“ポジティブな気持ち”です。たまには思いっきり笑ったり、好きなことをして気分転換をするのが効果的です。

③たまにはぼんやりしてみる
集中して一気に片付けようとしても良い結果が出ないということが、研究で分かっています。たまにはぼんやり別のことを考えると新しい発想が生まれやすくなります。

アイデアを出すのに必死になりすぎてしまうと、本来の力が発揮できないこともあります。
まずはこの3つを基本に意識し、“心に余裕を持つ”ことからはじめてみましょう。

また、知識が多ければ多いほどひらめく可能性が高くなることもわかっています。
これは一つのジャンルだけに詳しいというよりは、色んなジャンルの知識があればある程、新しいアイデアが生まれやすくなります。

自分の成長のためにも、今一度他の分野の知識を得てみることも、Kさんにとって飛躍の一歩になります!

常に“情報”を意識してみることが大切

人には“自分が意識していることに関する情報は発見しやすくなる”という「カラーバス効果」という心理効果があります。

例えば「そろそろ髪を短く切ろうかな~」と考えている時、街中で「あの人の髪型いいかも」と目に留まりやすくなることと同じです。

このように、人には、常に意識していること、考えていることがあれば、優先して情報を見つけてくれる機能があるのです。とっても便利ですよね!(笑)

なので、Kさんも仕事の企画テーマを意識しつつ外出してみたり、本を読んでみたりすることをおすすめします。
そうすれば、急に「なるほど!」とひらめきが降りてくる瞬間が今までよりも増えるはずです。

アイデアが浮かびやすい環境づくりをする


私の場合は、あまり家でじっと考えていると考えが浮かびにくくなります。

そんな時は、好きな喫茶店に行ったり、自分が好きなスイーツを食べながら考えたりします。
そうすると、不思議とスムーズに作業が出来たり、ひらめきが湧いたりするんですよね!

よく、お風呂やトイレの中で急にアイデアがひらめく時ってありますよね。
それは、リラックスして“心が開かれた状態”だからこそだと思います。

もちろん会社の中にいる時間が多い時もあるかと思いますが、出来れば休憩中は自分の心がリラックスできる好きな場所に足を運ぶことも大切です。
休憩時間も仕事と考えて、スケジュールを組んでしまいましょう。

Kさんも、まずは自分の気分がいい状態を作ることからはじめてみてはいかがでしょう。

そうすれば、自然と心が開いてポジティブになるので、発想が生まれやすくなります。




ということで、 今回の合言葉は……




「まずは自分をポジティブな状態に!」です。

ではでは、皆さまのよき日々を願って……♥

PROFILE

著者:長谷川ミナ
アラサーの行動心理士。日課は瞑想すること。祖母譲りの強い直感で分かるオーラに加え、行動から見える他人の心理を読み取り、皆さまの日常の悩みやモヤモヤを紐解いていきます。

【関連記事】

NEWS&TOPICS一覧に戻る

ミモレ
FRaU DWbDG
  • FRaU DWbDG
  • 成熟に向かう大人の女性へ
  • ワーママ
  • Aiプレミアムクラブ会員募集中!

このページのTOPへ戻る