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【痩身・美容医療の基本】最新治療の【効果】【痛み】【ダウンタイム】まとめ。 [VOCE]

2018年09月16日(日) 11時50分配信

最近では、これまで外科的手術でないと改善が難しいと思われていたボディやフェイスのシルエットまでがメスを使わない美容皮膚科の対象に。その最新情報をレポート。

美容皮膚科医による本格ビューティコラム。タカミクリニック院長 高見先生が、最先端の美容医療の見地から、ビューティの「?」にお答え! 聞き手は、ビューティエディター 安倍佐和子さん。

教えてくれたのは

タカミクリニック院長
高見洋先生
美容皮膚科医。タカミクリニック院長。ニキビ、毛穴治療、ヒアルロン酸注入などのアンチエイジング治療の第一人者。高い技術力から、女優やモデル、美容関係者から高い信頼を得ている。

質問したのは

化粧品会社勤務を経て、女性誌編集者に。現在はフリーランスとして、多くの女性誌で編集・執筆活動を続けるほか、広告、化粧品マーケティングなどの分野で幅広く活躍。認定ホメオパスの資格を有し、フィトテラピーアドバイザーのスキルも。ホリスティックからサイエンス、モード系メイクアップまで、得意な分野は幅広い。
Q.美容皮膚科で受けられるボディラインのシルエットのための最先端ケアって?

ビフォーアフター

Q.美容皮膚科で受けられるボディラインのシルエットのための最先端ケアって?

A.たとえば、太ももやふくらはぎを細くする、ウエストやヒップラインを整える……などです。

高見先生:これまで外科的手術が必要だったものや、痩身のために膨大な時間と費用が必要だったものが、メスを使わずに、できるようになってきました。

安倍佐和子さん:太ももやふくらはぎが、簡単に細くなるってことですか?

高見先生:はい、そうです。現在、美容皮膚科で可能なシルエットのケアの選択肢は、6種類ほどあります。

安倍佐和子さん:そのひとつひとつを教えていただけますか?

高見先生:まず、「ボトックス注射」があります。ボトックス注射は、シワのケアだけでなく、“小顔にする”“ふくらはぎを細くする”などのケアにも用いられています。ボトックスは筋肉と神経の接合部に作用し、局所的に筋肉の働きを弱めることができる薬剤。筋肉の収縮時に産生されるアセチルコリンという物質の働きをブロックする働きをもっているので、これによって筋肉の働きを抑制することができるのです。ふくらはぎを細くする場合は、ボトックスをふくらはぎの筋肉に直接注射し、筋肉の収縮力を抑えることで、使われなくなった筋肉が少しずつ萎縮し、脚がだんだんと細くなります。

安倍佐和子さん:どんな脚の人に効果があるんですか?

高見先生:この施術方法は、ふくらはぎの筋肉が発達している人に効果的です。張っていたふくらはぎの筋肉が細くなることで、細く女性らしい脚になります。ただし、筋肉を萎縮させるわけですので、筋力の低下がともなう場合もあります。施術を受ける際は、信頼できる医師とよく相談してから行うようにしてください。あまりおすすめしないのは、脂肪で脚が太いタイプ。筋肉太りではなく脂肪太りの方には、脂肪溶解効果のある治療法のほうが適しているといえます。

安倍佐和子さん:脂肪溶解注射のことですね。それは、どんな治療法なんですか?

高見先生:「脂肪溶解注射」とは、気になる部分の皮下脂肪部分に直接薬剤(フォスファチジルコリン等)を注射し、脂肪を溶解・分解させる治療法です。溶解された脂肪は老廃物となって、いったん血中に取り込まれた後、分解され、最終的には尿や便として排出されます。脂肪溶解注射は脂肪吸引と同様に、脂肪細胞の数そのものを減らすことができます。脂肪のつき方にもよりますが、効果を実感するには、同じ箇所に3~5回注射する必要があり、何度かクリニックに通っていただくことになります。

安倍佐和子さん:ただ、「注射が嫌い」「怖い!」という人も多いのですが……。

高見先生:そういった方には、「ウルトラアクセント」のように、針を使わずに超音波と高周波で脂肪を除去する施術がおすすめです。皮膚を傷つけることなく、痛みもなく、ダウンタイムもありません。
Q.おしりや太ももなどの皮膚表面にあらわれやすい、“セルライト”が気になる

ウルトラアクセント

Q.おしりや太ももなどの皮膚表面にあらわれやすい、“セルライト”が気になる

A.セルライトが気になる方には、「ウルトラアクセント」などのマシンを用いて、硬くなったセルライトを除去し、老廃物の流れを促す施術を組み合わせるのがおすすめです。


高見先生:リンパの流れを促し、効率よくサイズダウンさせることができますが、施術に多少の痛みを伴います。最近ではメスを使わずに部分痩せに効果的なマシンが開発されています。

安倍佐和子さん:それは、どういうものですか?

高見先生:「ウルトラアクセント」というものです。世界初となる“横波”の超音波に加え、高周波による施術を組み合わせることで、脂肪細胞のみを破壊し、溶解した脂肪を素早く体外に排出させることができます。脂肪除去と同時にたるんだ皮膚を引き締め、理想のボディラインを実現します。脂肪細胞自体をなくすため、リバウンドの心配もなし。痛み、ダウンタイムもありません。

Q.バストまわりの悩みについては、どうでしょうか?

A.実際、バストの悩みで美容皮膚科に来院される方は増えていますね。


高見先生:「メスを使うことには抵抗がある」「自然な仕上がりにしたい」という方が多く、「ヒアルロン酸注入」による豊胸や、シルエット改善メニューをおすすめしています。ボリュームを出すことはもちろん、左右のバランスの差、下垂ぎみのバストなど、様々な悩みに対応できます。ふだん通りの生活をしながら確実にバストアップができ、一度の注入で数年間持続、バストの弾力性も増すということで、支持されています。

安倍佐和子さん:デコルテの悩みを抱えている人も多いようです。

高見先生:確かに、骨っぽい胸元の印象を改善し、女性らしい柔らかなデコルテにしてほしいという方も増えてきています。加齢とともにデコルテのボリュームはダウンしていくもの。ヒアルロン酸注入でボリュームを出し、若々しさはもちろん、女性らしいデコルテに変えることが可能です。

安倍佐和子さん:ヒアルロン酸注入は、非常に多くの可能性を持っているんですね。

高見先生:医師の技術の向上により、ヒアルロン酸注入法の可能性は、年々ひろがっています。以前はシワを消すためのケアでしたが、現在はシワはもちろん、くぼみ、さらにはフェイスデザインまで、ケア対象にできるようになってきました。具体的には、ニキビ痕のような“陥没”、まぶたやこめかみの“凹み”“頬痩せ”、おでこのシルエットを整える、鼻筋を通す、唇をふっくらさせるといったことです。

安倍佐和子さん:美容医療の分野では、さまざまな可能性がひろがっているのですね。ただし、ここでご紹介してきた施術以外にも、強い痛みをともなうもの、施術後の回復に時間のかかるものなど、いろいろな施術方法があるようです。さらに、クリニックによっては、悪質な溶剤・薬剤を使用しているケースもあるとか。安全な施術を受け、よい結果がえられるよう、信頼できる医師のもと、デメリットの説明もきちんと受けた上で、治療を受けるようにしたいですね。

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