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「返信が遅い!」“大切にされていないのでは?”と考えてしまう時の対処法【OL心理学】 [with]

2018年09月12日(水) 17時40分配信

写真:鶴来雅宏/アフロ

アラサー行動心理士 長谷川ミナの『OLセラピー』です。
人間関係の悩みはどこに行っても誰にでもある、当たり前のこと。 『OLセラピー』で、よりよいOL生活を楽しんでもらうために、「疲れない心」を育てていきましょう。

今回は、「大切にされていない」と感じるお悩みについてお届けします!

今回のお悩み

友人や彼氏と連絡を取り合っている時、返信が遅かったり、約束を突然キャンセルされると、「自分は大切にされていないのではないか?」「どうせ私はこんなものか」などと思ってしまうことがあります。
マイナスに考えてしまう気持ちを切り替えるにはどうしたらよいのでしょうか?
(24歳・受付・Gさん)

Gさんのように、対人関係の中で、「大切にしてもらえていない」「ぞんざいに扱われている」などと感じることは少なくありません。特にその相手が自分にとって大切な人であれば、なおさら心が痛みますよね。

しかし、マイナス感情で受け取ると、相手や自分に対して怒りや悲しみといったネガティブな感情を感じさせてしまいます。

そこで今回は、大切にされていないと感じてしまう理由と、マイナス感情を切り離す方法についてご紹介します。

どうして“大切にされていない”と感じてしまうのか?

それはGさんの中で、「私は大切にされる価値や魅力がない」という“無価値感”を、無意識に「投影」していることが原因と言えます。

「投影」とは、自分の感じていることや思っていることを自分以外の人や物に映し出そうとする心の心理です。例えば、公園にいる1匹の猫を見た時「楽しそう!」と思う人もいれば、「寂しそうだな~」と感じる人もいます。このように、その人の心の状態や思考パターンによって物の見方、感じ方が変わるということです。

同じように、Gさんの中で「大切にされていない」と判断してしまった深層心理には、「自分はそれほど大切にされるような人間ではない」と無意識に捉えてしまっている可能性が考えられます。

マイナス感情を切り離すには?

無意識の“投影”に気付くこと!
まず大切なことは、「投影」してしまっていることに気付くこと!相手に大切にされていないと感じていた原因は、“自分が自分を大切にしていないこと”なのです。同時に、そこには相手の気持ちの確証はなく、自分の“想像”“予想”でしかないことにも気づきましょう。それができないと相手との関係の本質が見えにくくなり、ネガティブな感情が増大してしまうだけです。ここは、相手を必要以上に責めてしまう気持ちがあることを認め、“自分は自分の味方でいてあげる”というマインドが必要です。

そのためには自己肯定感を高めるアプローチを試みていきましょう。おすすめしたいのは、自分で自分のことを褒める日記を書くこと、自分が好きなことをする時間をつくることです。そうすれば自ずと自尊感情が高ぶり、ポジティブな感情が心を満たしてくれるでしょう。
自分も相手を大切に扱う
もう一つ、自分も「相手を大切にする」意識を持ちましょう。

もしかしたら、彼氏や友人は仕事で忙しくてどうしても返信できない状況かもしれませんし、外せない用事があったのかもしれませんよね。やむを得ない状況の中で、意に反してGさんに「大切にされていない」と思わせてしまうことは、相手にとっても非常に残念なことでもあるのです。でもここで、「忙しいのかな?お疲れ様」「気にしないで!また今度会おう!」などと相手を大切に思う一声があれば、相手も救われます。

心理学で「鏡の法則」と言いますが、相手のことを大切にする気持ちは、自分にも返ってきます。人から大切にされたいと望むなら、まずはGさんが相手を大切に思うことからはじめてみてはいかがでしょう。きっとGさんの友人や彼氏も、本当に大切に思っていなければ、付き合うことすらしていないはずです。まずはそこに気付き、大切にされている気持ちをきちんと受け取って、自分も返していくようにしましょうね!

ただし、本当に思いやりのない失礼な行動をして来る相手はスパッと切り捨てること!
それもGさん自身を大切にすることの一つです。

ということで、 今回の合言葉は……

「まずは自分自身を丁寧に大切に扱うこと!」です。

ではでは、皆さまのよき日々を願って……♪

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