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【藤村岳の“男のたしなみ”】男も必須な紫外線対策! 内と外の完全防備で光老化を防ごう [VOCE]

2018年08月31日(金) 21時10分配信

UVケアは女だけのものじゃない!

美白したいわけじゃないけど男性にも日焼け止めって必要なの? そんな素朴な疑問に男性美容研究家の藤村岳さんから納得の回答が。知らないと健康まで脅かしてしまう紫外線について学びましょう。
みなさん、こんにちは。男性美容研究家の藤村岳です。毎日、きちんと日焼け止め使っていますか? つい男性は「メンドクサイから」と言って、日焼け止めを塗るのをおろそかにしてしまいがち。そもそも「男にも日焼け止めが必要なの?」なんて意識の人も多いかもしれません。でも、その考え、間違いです。今回は男性の日焼け事情と、使えるコスメを探っていきましょう。

紫外線の種類を知ろう

まず、男性にも日焼け止めは必須なんです。というのも、“洗う”、“潤す”に続く第3のケアとして“守る”ことは、今日とても重要だから。中でも最も強力な紫外線は、下のように大きく3つに分けられます。

紫外線A波:エネルギーは比較的弱いが、真皮層にまで到達してDNAを破壊する
紫外線B波:エネルギーが強く火傷のように赤くなるが、到達するのは表皮まで
紫外線C波:エネルギーは最も強いが、オゾン層のおかげで地表にはほぼ届かない

このようにC波は別として、A波もB波もどちらも肌に大きなダメージを与えることがわかっています。以前は「日焼け肌がカッコイイ」「日焼けしていると引き締まって見える」などと言われていましたが、皮膚科学の研究が進み、紫外線が肌に与える影響を考えると、それらはまったくもってナンセンス。だって、健康を害してまで日焼けをする意味がないことは火を見るより明らかですから。
日やけ対策をしないと起こる“光老化”とは?

紫外線によるトラブル=光老化

日やけ対策をしないと起こる“光老化”とは?

では、どんなダメージがあるのでしょうか? まず紫外線を無防備に浴びると、シミができます。若い頃は新陳代謝も活発で、日焼けをしても肌は元に戻ってくれます。しかし、それが数年後にはシミの元になってしまう。また、肌内部が乾燥をしてバリア機能が弱まります。外部から細菌などの異物が侵入しやすくなって肌荒れの原因にもなりますし、将来的にシワやたるみを引き起こします。日焼けをよくする人の肌って、ゴワゴワした感じですよね。あれは、そういう理由からなのです。

そして、無防備に紫外線に当たることで、体全体の免疫力も低下することもわかっています。日本人では少ないですが、皮膚ガンを発症することも。俳優のヒュー・ジャックマンが数度にわたる皮膚ガンの手術を受けたことは有名ですよね。彼はオゾンホールの影響が著しいオーストラリア出身で、日焼けの恐ろしさを熱心に説いています。これらシミやシワ、乾燥、たるみなど紫外線によるトラブルのことを“光老化”と呼んでいます。
男性でも使いやすい日焼け止め3つ

デイ ディフェンス ローション SPF35

男性でも使いやすい日焼け止め3つ

さて、ここからはメンズでも使いやすい日焼け止めを見ていきましょう。最初にお勧めしたいのはラボ シリーズの新製品「デイ ディフェンス ローション SPF35」。メンズコスメの頂点ともいうべきブランドから使いやすいローションタイプが出てきました。といってもシャバシャバではなく、しっかりと肌に留まるから塗りやすい。そして、日常づかいに適したSPF35というのもいい。ビーチリゾートに行くのでなければ、これくらいの数値のものを塗り直していくのが使いやすいはず。

そうそう、日焼け止めは朝、1度塗ったらそれで終わりではありません。汗で流れてしまいますし、ハンカチや手で顔を拭いても取れてしまうもの。だから出かける前に塗ったら、昼休み前にもう1度、そして午後にもう1度と日に何度か塗り重ねましょう。顔は目立つ部位なので、こまめに塗り直すのがポイントです。

スキンアクア トーンアップUVエッセンス

最近、感動したのが、ロート製薬の「スキンアクア トーンアップUVエッセンス」。これ、ラベンダー色がついていまして、それが肌色をアップさせて見せてくれるんです。普段、メイクをしない男性は「顔に色がつくの?」と驚くかもしれませんが、ご心配なく。これを塗るだけで、肌色のくすみが目立たなくなって透明感のある明るい肌へと導いてくれますよ。日焼けから肌を守りつつ、スキントーンまでよくなるなんて便利ですよね。スグレモノなので彼女とシェアして使うのもアリ。

ニベアメン UVプロテクター

忘れてはいけないのが、顔以外の露出している部分。首筋や耳周りは特に忘れがちなので要注意。腕はもちろんのこと、ショートパンツで出ている足にもきちんと塗ってあげましょう。そんな時、ボクが重宝して使っているのがニベアメンの「UVプロテクター」。顔と体共用なんですが、特に体用にしています。というのも体は塗り直しが面倒というのもあり、汗や水にも落ちにくく、SPF50+、PA++++と強力だから。よく振った後、腕や足にスーッとスジを付けるように液体を出し、それを手のひらで伸ばすと楽チンですよ。
日焼け止めにプラスαした2つのアイテム

D-プロテクション

日焼け止めにプラスαした2つのアイテム

さらに体のためを思うのであれば、塗るだけでなく飲む日焼け止めで内側からもケアもしましょう。ここ数年このタイプはトレンドで、様々なアイテムが出てきています。皮膚科のドクターで購入しているのがこの「ヘリオケア ウルトラD」<30錠 ¥4000前後(編集部調べ)>。これはシダ植物から抽出した成分で、そこにビタミンDなどが配合されています。ビタミンDは骨の健康や免疫力などに関わる栄養素で、日光を浴びることで作られます。しかし、完全に紫外線予防をしているとビタミンD不足になることもあるのが困ったところ。とはいえ、必要なビタミンDを得るには15~30分程度、日光に当たればいいという説もあるので、自分にとってベターなバランスを見つけるのが大切です。

守るという点で考えると、シャネルの「D-プロテクション」もヘビロテ愛用中。ホコリや窒素酸化物、隣国などから飛来する黄砂やPM2.5など様々な大気汚染がどんどん深刻化している昨今。それらが肌へと与える影響もありますし、紫外線がそれらの悪影響を増大するなんてことも言われているのをご存知でしょうか? それでボクはこれをシュッとスプレーしているというわけ。自然由来の成分が肌を見えないシールドのように覆ってくれます。

このように肌を取り巻く環境は年々、深刻になっています。「男が日焼けを気にするなんて」というネガティブな発言は古くさい意見。自分の健康を積極的に守るため、そしてムダに老化を促進させないためにも、日々しっかりケアをして男性もきれいな肌でいるように努めましょう!

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