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【人生Q&A】47歳独身。つい漫然と過ごしてしまうスパイラルから抜け出すには? [mi-mollet]

2018年08月15日(水) 14時00分配信

ゆゆパンダさんからの質問



Q. ついつい漫然と過ごしてしまう私。
このスパイラルから抜け出すには?



47歳独身です。家と会社の往復で毎日が過ぎ、このまま人生が過ぎていくのではという焦りがあります。生き方を自分に問いかけたり、参考書を読んだり、セミナー等に参加したり。その直後は刺激を受けるものの、普段の生活に戻ると今までと変わらない自分がいます。このスパイラルから抜け出したいと思うのですが、何か良いヒントがありましたらアドバイスいただければと思います。

特別ゲスト 金子稚子さんの回答



A. “死”に関する様々な考え方に触れると、
心にさざ波が立つかもしれません。



ご相談をお聞きして思ったのですが、今までと変わらない自分に戻ってしまうというのは、その自分に満足されているからではないでしょうか? 人は生きていると、嫌でも変わらざるを得ない時がくるものです。病気、仕事の変化等……。私の場合はそれが、45歳で経験した夫の病死でした。そこから死生観が180度変わり、それまでとはまったく違う、今の終活ジャーナリストとしての道を歩くことになったのです。ですからゆゆパンダさんも、そんなに慌てなくてもいいのかな、と思います。安定した生活を変えるというのはものすごく大変なことです。むしろ今は、無理に生活を変えようとするよりも、深く味わわれたほうが良いのではないかと思うのですよ。たとえばご飯をしっかり味わう、テレビを心の底から楽しみながら観る、などと……。

そうではなく、「漫然としてしまうスパイラルから本当に抜け出したい!」というのであれば、“死”から立脚してものを考えてみるのも良いかもしれません。私は今年51歳になることもあって、最近、死をテーマにした対話の会のようなものを開催するようになりました。前回の会では、“供養”をテーマに参加者の方々と話し合ったのですが、ゆゆパンダさんも、そのような会に参加されてみてはいかがでしょう?  “死”について考えると、自然と深く人生と向き合うようになりますし、それだけでも心にさざ波が立つと思います。ただし、死に関しては本当に価値観が様々ですから、どういった考え方のところに参加するか、その選択が難しいところですが……。良かったら、私の発信をチェックなさってみていただけますか。何か心にピンと来るものも出てくるかもしれません。

PROFILE

金子稚子(かねこわかこ)1967年生まれ。終活ジャーナリスト。終活ナビゲーター。一般社団法人日本医療コーディネーター協会顧問。雑誌、書籍の編集者、広告制作ディレクターの経験を生かし、死の前後に関わるあらゆる情報提供やサポートをおこなう「ライフ・ターミナル・ネットワーク」という活動を創設、代表を務めている。また、医療関係や宗教関係、葬儀関係、生命保険などの各種団体・企業や一般向けにも研修や講演活動もおこなっている。2012年に他界した流通ジャーナリストの金子哲雄氏の妻であり、著書に『金子哲雄の妻の生き方~夫を看取った500日』(小学館文庫)『死後のプロデュース』(PHP新書)『アクティブ・エンディング 大人の「終活」新作法』(河出書房新社)など。編集・執筆協力に『大人のおしゃれ手帖特別編集 親の看取り』(宝島社)がある。

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