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減塩じゃない本当に血圧を下げる食事とは? [mi-mollet]

2018年08月09日(木) 10時00分配信

『1日1分で血圧は下がる! 薬も減塩もいらない!』

血圧を下げる食事といえば、まず思い浮かぶのが「減塩」ではないでしょうか? でも、それよりも効果的なのは、血管を柔らかくする物質・NO(一酸化窒素)の材料となる食材をしっかり摂ること。『1日1分で血圧は下がる! 薬も減塩もいらない!』より、おすすめの食事法を紹介します。

コレステロールは悪者ではない

もう一つ、高血圧の犯人として悪者扱いされているのがコレステロールです。コレステロールの多い食事を摂っていると、血管の内壁に溜まってプラーク(血管内壁のコブのこと)を作り動脈硬化を促進する、と言われています。
でもコレステロールには私たちの体にとって不可欠であり、それゆえ私たちはコレステロールを肝臓で作り出しているのです。

<コレステロールの働き>
① 全身の細胞ひとつひとつの細胞膜の原料。コレステロールがなければ細胞分裂はできず、新しい細胞が作られなくなります。
② 性ホルモンや副腎皮質ホルモンなど体のあらゆるホルモンの材料になっています。
③ 骨の成長に欠かせないビタミンDの原料になっています。


もし食事でコレステロールを摂りすぎても、肝臓はその生成量を抑えて同じ量を維持するよう調整してくれます。
むしろ「高血圧だから」と動物性脂肪分を減らしすぎることのほうが、体にとってデメリットが多いと言えるでしょう。
NOの材料となるタンパク質の摂取を

イラスト/須藤裕子

NOの材料となるタンパク質の摂取を

塩分やコレステロールを控えることよりも、高血圧対策には、血管を柔らかくする物質・NOの材料となる食材を多く摂取することが効果的です。
NOとは一酸化窒素のことで、窒素はタンパク質を構成する要素ですから、NOの分泌を増やしたければタンパク質の摂取を増やすのがよいでしょう。下記におすすめの食材を紹介しましたので、ぜひ参考にしてください。
お酢は血圧上昇ホルモンを抑えてくれる

イラスト/須藤裕子

お酢は血圧上昇ホルモンを抑えてくれる

もう一つ、血圧を下げる食材としておすすめなのがお酢です。お酢の主成分である酢酸には、血圧を上昇させるホルモンを抑えてくれる働きがあるからです。
ただしお酢で血圧を下げるためには、毎日摂ることが必要です。酢の物を1品作るとか、食後にお酢のドリンクを飲むとか、毎日の食事にお酢を取り入れると良いでしょう。
ちなみに私は、下記の材料をブレンドしたお酢カクテルを作って飲んでいます。簡単でおいしく安上がりですのでおすすめです。

「加藤式お酢カクテル」
・オレンジジュース コップ1杯
・穀物酢 大さじ1
・ブラックペッパー 少々


わざわざ酢の物やドリンクを作るのは面倒という方は、フルーツや梅干しを食べるだけでも良いでしょう。
フルーツや梅干しに含まれるのはクエン酸ですから、「お酢に含まれる酢酸と違うのでは?」と思うかもしれませんが、クエン酸は体の中に入ってしまえば最終的に酢酸に変わります。
レモンをかけて食べるだけでも高血圧には良い作用がありますから、ぜひ取り入れてみてください。フルーツはビタミンCも豊富ですから、美肌にもつながって一石二鳥ですよ。

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