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かき氷を食べるとお腹を壊すけど、食べたい!何か方法はないの? [ViVi]

2018年08月04日(土) 12時30分配信

illustration: Pantovisco

人には聞きづらい“女子の保健室的なお悩み”を、お医者さんにしっかり取材をして信頼できるアドバイスをもらおう!という企画! 今回は暑い季節はもちろん、SNSブームもあって、年中、可愛い“かき氷”“アイスクリーム”を食べるのは当たり前。でもお腹が……という女子のために、対策、聞いてきました。

今回の相談

Q.“映え”のためにかき氷とかアイスを食べてますが、お腹を壊すんです。壊さない方法と、壊したらどうしたらいいのかを教えてください。

A-1:大量の冷たい水を体外に出すべく、下痢が起こるのは当然!


A-2:それでも、冷たいものを食べたいなら、温かいものと一緒に


A-3:お腹を壊したら、とにかく温める。オススメは味噌汁!


A-4:でも、やっぱり冷やさない方が◎。冷えは万病のモトなんです


私がお答えします 

医師。「イシハラクリニック」副院長。漢方医学、自然療法、食事療法をメインに、さまざまな治療を行うかたわら、テレビやラジオなどにも出演。実は先生も20代の頃は、ビールが大好物で冷えがひどかったとのこと。体重も今より10kg重く、頭痛、肩こりはもちろん、便秘、切れ痔、多汗症と不調のオンパレードだったけど、“温め”を意識して生活することで改善。今ではヘルシー美女医としても話題に!

A-1:大量の冷たい水を体外に出すべく、下痢が起こるのは当然!

かき氷やアイスは、カラダから熱を奪う冷却性の食べ物。これらを食べすぎると、食べ物の通り道である胃腸の血行が悪くなり、消化機能が低下。

さらにカラダの中心部が冷えることで、血行が悪くなると、不要な老廃物の排出が滞り、きちんと栄養をカラダのすみずみまで届けることができない状態に。

となるとカラダは、“まずは冷たいものをカラダの外へ早く出さなくちゃ”との危機感から、即座に排出できる下痢を起こすのです。

A-2:それでも、冷たいものを食べたいなら、温かいものと一緒に

とはいえ、かき氷やアイスは食べたくなってしまうもの。とくにこれだけ暑いとなおさらです。

ならば、せめてホットティーなど、温かいものを一緒に摂って、カラダが冷えすぎるのをセーブ。温め効果のあるココアに、同じく温め効果のあるシナモンなどのスパイスを入れると、さらに◎。コーヒーはカラダを冷やすと言われていますが、シナモンを入れると血流がよくなるので、スタバなどでもシナモンパウダーを振るのがオススメです!

また、小豆は温め食材なので、宇治金時などの小豆あんを使ったメニューを選ぶのもありです。が、やっぱり温かいものと一緒にいただく方がベター。

また、中からだけではなく、外から温めるのも効果あり。いちばんのオススメは腹巻きです。最近は、かなり薄手のものも多く、洋服に響かないものも。それでも抵抗があるなら、せめてストールやカーディガンなどを用意しておき、食べるときはお腹に巻き付けておくといいでしょう。

A-3:お腹を壊したら、とにかく温める。オススメは味噌汁!

お腹を壊してしまったら、温めるのがイチバンです。腹巻きやカイロなどを使うほか、自宅にいるときなら、お風呂に入って全身浴するのも◎。

また、下痢のときは脱水症状を起こさないよう、まずは水分補給が必要ですが、水分と一緒にミネラルなども流れ出てしまうので、それだけではダメ。清涼飲料水でミネラルを補給できるものもありますが、冷やして飲むものが多いので、イチオシは味噌汁です。お味噌にはミネラルやアミノ酸が豊富で、流れ出た分を補給できるうえ、発酵食品なので、腸内環境を整えてくれる効果もあるのです。

外出先なら、コンビニでカップ味噌汁を買って飲むのも手です。 もうひとつのオススメが、梅醤番茶。番茶に種をとった梅干し1個と、お醤油大さじ1杯を入れて、梅をつぶしながら飲むと、味噌汁と同じようにミネラルが補給できて、お腹の調子も整えてくれますよ。

A-4:でも、やっぱり冷たいものはなるべく避けて。冷えは万病のモトなんです

できれば冷たいものを日常的に食べたり飲むのは避けたいところ。

お腹を壊すという短期的なことだけではなく、そういう食生活を続けると、冷えによる血行障害から、肩こり、腰痛、頭痛などが慢性的に起こったり、腎臓の機能が低下して排尿が上手くいかず、むくみやすくなったり。自律神経が乱れてダルい、眠れないなどの不調も起こりやすく、子宮や卵巣の働きにも影響が出て、生理不順や生理痛が重くなるということも。

美容面でも、肌のすみずみまで必要な栄養や水分、酸素を届ける血流が滞ると、代謝が落ち、乾燥、シミなどの原因に。

たまに食べるのはヨシとして、普段は温かいものを飲んだり、食べるように心がけましょうね。

先生のアドバイス

予防としては、カラダの外から中から温めながら。それでもお腹を壊したら、温かい味噌汁を。とにかく“温める”のがポイントです!

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