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【茨城・笠間】器の街で職人の手仕事をじっくり味わう小旅行 [FRaU]

2018年08月02日(木) 10時30分配信

Photo:Aiko Shibata

初めての土地へのショートトリップ。限られた時間の中で、楽しく効率よく回りたい。そんな時、情報収集はローカル(地元住民)に聞くのがいちばん確実。今回、茨城県を案内していただいたのは、アートディレクター/グラフィックデザイナーの笹目亮太郎さん。

笠間城の城下町として栄えた笠間市。現在は、笠間焼の生産地として、栃木県益子町とともに「かさましこ」と呼ばれる関東一の “器の街” 。古きも新しきも、ロマン溢れる職人の手仕事をじっくりと味わうコースを教えていただきました。
「かさましこ」の作家による器を探すなら ここ【回廊ギャラリー門】

Photo:Aiko Shibata

「かさましこ」の作家による器を探すなら ここ【回廊ギャラリー門】

中庭をぐるりと囲むように設計されたギャラリーには、著名作家の作品から新人作家の作品まで、笠間焼や益子焼が並ぶ。

Photo:Aiko Shibata

「土と水と炎で作られる器だからこそ、ぜひ光の中で風を感じながら見てほしいんです」と話すのは、店長の羽石公子さん。まるで散歩をしているかのように、ゆったりと穏やかな気持ちで器を愛でることができる。

Photo:Aiko Shibata

笠間の土と、柿赤釉を使って製作される笠間焼伝統工芸士の佐藤剛さんのティーポット。伝統的でありながら、新鮮な印象。
民芸好きなら赤尾杉へ。笠間焼の歴史も聞ける【赤尾杉】

Photo:Aiko Shibata

民芸好きなら赤尾杉へ。笠間焼の歴史も聞ける【赤尾杉】

「笠間焼のルーツは信楽焼。滋賀県の陶工が焼き物を指導してくれたんです」と教えてくれたのは、笠間生まれ&育ちの焼きものコレクター・赤尾杉徳子さん。

「笠間の土は鉄分が多いので赤い。素焼きをした後、器の底に “白化粧” と呼ばれる釉薬を施してあるものが多いかな」

徳子さんの楽しいおしゃべりで小一時間で民芸に詳しくなった気分に。

Photo:Aiko Shibata

塩などを貯蔵する生活雑器。「昔は調味料が計り売りだったからね」

Photo:Aiko Shibata

店内に飾られる徳子さんのコレクションは必見。

赤尾杉
茨城県笠間市笠間312
とっておき茨城土産【笠間焼の湯のみ】

Photo:Toru Oshima

とっておき茨城土産【笠間焼の湯のみ】

焼き物の産地、笠間で器を見ていると、つい時間を忘れてしまう。こちらは赤尾杉で見つけた、笠間の作家・武伸也さんの湯飲み。吸い込まれるような水色と、スタイリッシュなラインに一目惚れ。手になじむ形で、リラックスタイムの良き相棒になってくれそう。

PROFILE

笹目亮太郎 Ryotaro Sasame

アートディレクター/グラフィックデザイナー。2014年、笠間にてデザイン会社『TRUNK』を設立。

 

●情報は、2018年5月現在のものです。

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