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「毛穴パックで毛穴が開く?」気になるウワサを研究者に直撃! [VOCE]
2018年08月01日(水) 17時10分配信
目に見える効果で絶大的な人気を誇る毛穴パック。その一方で、毛穴がかえって開くのでは? 肌にダメージが大きいのでは? など、よからぬウワサも……。そこで、毛穴パックのパイオニア・花王に取材を敢行! 正しい使い方やパックのコツ、毛穴への効果のホントのところを根掘り葉堀り聞いてきました!
【お答えいただいたのは】
花王 スキンケア研究所 尾沢 敏明さん
日々、毛穴悩みを解決するために、角栓を研究するスペシャリスト。毛穴パックをはじめ、多くの毛穴ケア製品の開発にも携わる。
日々、毛穴悩みを解決するために、角栓を研究するスペシャリスト。毛穴パックをはじめ、多くの毛穴ケア製品の開発にも携わる。
Q.毛穴パックはどんな毛穴悩みも解消してくれるの?
A.角栓が原因となっている、黒ずみ毛穴に効果的です!
毛穴パックは、ケミカルピンセットとも呼ばれ、毛穴に詰まっているものをピンセットのように挟んでつまみ取るのが目的。そのため、毛穴に詰まっている過剰な皮脂や角栓が原因で目立つ1の黒ずみ毛穴がターゲット。
毛穴パックは、ケミカルピンセットとも呼ばれ、毛穴に詰まっているものをピンセットのように挟んでつまみ取るのが目的。そのため、毛穴に詰まっている過剰な皮脂や角栓が原因で目立つ1の黒ずみ毛穴がターゲット。
Q.そもそも角栓って何?
A.皮脂とアカが混ざって硬くなった塊
毛穴の中に溜まった皮脂と古い角質が混ざり合ってできたもの。ニキビの原因菌・アクネ菌が毛穴の中で増えすぎたときに、アクネ菌を閉じ込めて外へ排出するために、皮脂とタンパク質である古い角質が混ざり合ってアクネ菌の牢屋を作ります。これが、角栓です。
毛穴の中に溜まった皮脂と古い角質が混ざり合ってできたもの。ニキビの原因菌・アクネ菌が毛穴の中で増えすぎたときに、アクネ菌を閉じ込めて外へ排出するために、皮脂とタンパク質である古い角質が混ざり合ってアクネ菌の牢屋を作ります。これが、角栓です。
角栓は通常、自然に毛穴から排出されて取れるはずなのですが、上手くとれずに詰まると、毛穴が目立ったり、アクネ菌がさらに繁殖して炎症を起こしてニキビが発生したりしていまいます。
この角栓ができるかどうかは、皮脂の分泌量やアクネ菌の量など肌質や体質によるところが大きく、予防が難しいのが現実。
この角栓ができるかどうかは、皮脂の分泌量やアクネ菌の量など肌質や体質によるところが大きく、予防が難しいのが現実。
Q.毛穴パックを使うと毛穴が大きくなるって本当ですか?
A.いいえ! パック後は本来の毛穴サイズに戻ります!
今まで詰まっていた角栓がとれるため、ぱっかりと穴が開いて、大きく見えることもありますが、実際には毛穴サイズはパック直前と変わりません。逆に、角栓によって押し広げられてサイズアップしていた毛穴が、角栓が取り除かれることで本来のサイズに戻るため、継続して使用することで本来の毛穴サイズを保てるといえます。
今まで詰まっていた角栓がとれるため、ぱっかりと穴が開いて、大きく見えることもありますが、実際には毛穴サイズはパック直前と変わりません。逆に、角栓によって押し広げられてサイズアップしていた毛穴が、角栓が取り除かれることで本来のサイズに戻るため、継続して使用することで本来の毛穴サイズを保てるといえます。
Q.毛穴パックは肌が刺激が強そうでダメージが心配です……。
A.角栓は弱い力でとれるものなので、心配ナシ
健康な角層は組織として肌の一部であり、細胞同士が接着しているけど、角栓は組織からは離れた後の状態。弱い力でもスポッととれやすくなっています。
花王の場合は、角栓をシートに含まれるポリマーでつまんでピックするので負担が少なく、必要な角層を取り除くことなく、角栓だけをスポッととることができます。
もちろんパックを乾燥させすぎたり、ムリにはがすのはNG。
健康な角層は組織として肌の一部であり、細胞同士が接着しているけど、角栓は組織からは離れた後の状態。弱い力でもスポッととれやすくなっています。
花王の場合は、角栓をシートに含まれるポリマーでつまんでピックするので負担が少なく、必要な角層を取り除くことなく、角栓だけをスポッととることができます。
もちろんパックを乾燥させすぎたり、ムリにはがすのはNG。
Q.ホットタオルで温めてから、毛穴パックをするとイイってホント?
A.確かに毛穴は開くけど、オフしにくくなる場合も
ホットタオルやスチーマー、入浴などで肌を温めると、毛穴は開くため、角栓はキャッチしやすくなります。一方で、角栓自体がゆるんでふにゃふにゃとしてしまうため、つかみづらくなるのも事実。クレイパックなどで洗い流すときにはイイかもしれませんが、毛穴パックの構造を考えると、一概にイイとは言えません。
ホットタオルやスチーマー、入浴などで肌を温めると、毛穴は開くため、角栓はキャッチしやすくなります。一方で、角栓自体がゆるんでふにゃふにゃとしてしまうため、つかみづらくなるのも事実。クレイパックなどで洗い流すときにはイイかもしれませんが、毛穴パックの構造を考えると、一概にイイとは言えません。
<プロも知らなかった毛穴パックの真実とは!?>
実は美容業界の中でも「愛用していて効果は確かなんだけど、なんとなく後ろめたくて使っていると言えない……」という人が多い、毛穴パック。どこかマイナスのイメージが先行していたけど、今回の取材を終えてすっきり。もちろん正しく使うこと、自分の毛穴目立ちのタイプと合っているかをチェックすることは大事だけど、上手に取り入れれば、つるんとした肌がキープできるはず!