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【OL心理学】褒めたつもりが裏目に!「受け取り方の違い」の対応策は? [with]

2018年07月27日(金) 11時50分配信

写真:アフロ

アラサー行動心理士 長谷川ミナの『OLセラピー』です。

人間関係の悩みはどこに行っても誰にでもある、当たり前のこと。 よりよいOL生活を楽しんでもらうために、「疲れない心」を育てていきましょう。

今回は、「受け取り方の違い」に関するお悩みについてお届けします!

今回のお悩み

仕事ぶりが完璧で滅多にミスをしない同僚に感心して、「Bちゃんって本当に完璧だよね」と褒めたら、「なんか完璧って嫌だな……」と言われてしまい、気分を悪くさせてしまいました。
褒め言葉のつもりで言ったのですが、Bちゃんからしたらそうではなかったようです。
このような受け取り方の違いはどう対処したらよいのでしょうか?
(27歳・金融・Fさん)

人とコミュニケーションをとるとき、嫌な思いをさせるつもりはなくても、相手を傷つけてしまったり、怒らせてしまうことってありますよね。

例えば、「痩せていて羨ましい!」「メイク上手だよね!」などの褒めるつもりの言葉。
でも人によっては、「痩せているのがコンプレックスなんだけど……」「すっぴんはブスってこと!?」など、自分にとっては長所と思えるような特性が、相手にとっては短所として捉えわれてしまうことがあります。

はたまた恋愛などでよく聞く話しですが、
好きな男性に自分なりに「好意」を示す行動をしたつもりでも、相手には全然届いていなかった!トホホ……。なんてケースも受け取り方の違い。このように、どう解釈をして受け取るかは、人によって全く違うものなのです。自分と同じ感性、価値観だと思い接してしまうと、このような“受け取り方の差”が発生してしまうので注意が必要です。

そもそもなぜ受け取り方に違いが出るのか?

人それぞれ受け取り方や感じ方が違うことを心理学では「認知バイアス」と言います。私たちは、あらゆるものを見たり感じたりする時、認知というプロセスを介しますが、この認知は、その人の性格や今までの生き方などが影響されています。

今回のケースで言えば、Bさんは完璧主義であることに対して悩んでいて、自己嫌悪しているポイントを突っ込まれたことで不快に感じてしまったと考えられます。このように、人は自分なりの解釈・背景で意味づけをするため、受け取り方の違いが発生してしまうのです。

では、どのように接すればいいのか?

今回の実践ポイントは2つ!
(1)感性・価値観は同じでないことを意識する
まずは「自分の認識=他人の認識ではない」ということを常に意識し、コミュニケーションを取るときも、自分と相手は同じという期待を手放すことが大切です。「自分とは違う」ということを意識することで、自然と相手がどんな価値観や考え方を持っているのかを読み取ろうとすることができるようになります。

(2)相手のキャラクターを知る
実際に、相手をよく知らない状態で接すると、誤解を生みやすい状況になります。そのためにはまず、日頃のコミュニケーションから相手の人間性を知る必要があります。特に会社の同僚や友達、彼氏や旦那さんなど、一定の関係性が続くような人に対しては、相手がどんな時に嬉しいと感じるのか、どんな悩みを抱えているのか、などを観察しておくことが重要になります。

このように、相手の感情を読み取ることに意識を向ければ、その人にとって適切な声掛けをすることができるようになるでしょう。

ということで、 今回の合言葉は……

「相手に合わせた柔軟な表現を心がけよう!」です。

ではでは、皆さまのよき日々を願って……♥

PROFILE

著者:長谷川ミナ
アラサーの行動心理士。日課は瞑想すること。祖母譲りの強い直感で分かるオーラに加え、行動から見える他人の心理を読み取り、皆さまの日常の悩みやモヤモヤを紐解いていきます。

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