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【甘皮はとってはいけない!?】ネイルケアはプロに頼むのが正解なんです! [VOCE]

2018年07月11日(水) 12時10分配信

キレイな指先は美人の証。

ネイリストとしての経験と豊富な知識を生かし、肌育成スペシャリストとして活躍中の川上愛子さんが提唱するのは、頭から爪の先まで全身キレイになるためのマニアック美容! 今回は、洗練された指先を手に入れるためのポイントをご紹介。爪が綺麗だと毎日がハッピーに!
ネイルアートが流行りだして早十数年。ネイルケアを「当たり前の身だしなみ」としている女性たちの間では、ネイルケアのみの素爪やワンカラーのシンプルな指先が再び注目を浴び始めています。

爪というとても小さなその場所は、お手入れをしているかいないのかがはっきり目立つ場所でもあります。自分から見ても、人から見ても目立つ場所だからこそ「プロの手入れを受けた」美しさはひと際目立つんです。

今回は、ネイリストの中でも専門的な皮膚科学知識なども兼ね備えたプロ中のプロ「爪肌育成マエストロ資格」を持つ皆さんにご協力頂いて、プロならではのネイルケアの魅力をお伝えします。
実は爪って汚れてる?

ルースキューティクル(余分な角質)

実は爪って汚れてる?

素爪の色って気にしたことはありますか? 爪の表面には、生えるときに必ず付着する不要な薄い角質があるので、自然な爪の色って少し曇って見えているんです。

爪は、伸びるときにAの部分やBの部分から発生する余分な角質と一緒に伸びてきます。「甘皮を取る」と言いますが、甘皮というのは爪の根元を守っている大切な部分なので取ってはいけない場所。ネイリストがネイルケアで綺麗に取り除いているのは、爪の上に張り付いて伸びてきたAとBの部分「ルースキューティクル(余分な角質)」です。

ルースキューティクルが爪の表面に張り付いたままだと、爪の自然なピンク色が曇って白っぽく見えたり、伸びようとしている爪の成長の妨げとなります。爪の生え際も白いガサガサが溜まって乾燥して見えたり、凸凹したり、汚れが溜まったように見えることもあって見ため的にも美しくありません。ルースキューティクルが付いたままだとマニキュアやジェルネイルを塗っても、すぐに外れたり剥がれたりする原因にもなります。
プロがこだわるポイント

写真提供:nailschool&salon 蝶々(ちょちょ)

プロがこだわるポイント

手や爪のプロであるネイリストたちが行うネイルケアは、たくさんのこだわりがあります。プロ仕上げのネイルケアはいったい何が違うのでしょうか?

例えば、この爪。ガサガサも溜まっていて、指周りが乾燥して見えますし、ルースキューティクルが爪に付いたままのせいで、爪も狭く見えます。

爪の表面もすっきりクリアーではありません。目には見えませんが、ルースキューティクルが張り付いた爪は透明感が少なく見えています。ルースキューティクルは、薄い角質とはいえ硬さがありますので、柔らかくふやかしてから専用のキューティクルニッパーで綺麗にします。

プロのこだわり1
皮膚の乾燥状態に合わせてルースキューティクルを取ります。乾燥しすぎている指周りのルースキューティクルを取りすぎると、指周りを刺激から守るため角質が一気に増える原因に。皮膚科学の知識に基づいて、取りすぎないように整えるのが大切です。「ネイルケアが痛い」場合は、ネイリストの技術不足が原因。痛みを我慢すると赤くなってしまう場合もあるので、必ずネイリストに伝えましょう。

プロのこだわり2
ふやかす時間も個人差に合わせます。水に濡れると皮膚は乾燥しやすくなりますので、個人差によってふやかす時間に変化があります。「今日はお湯に浸ける時間が短いかな?」という日は、指先が乾燥しているのかも?

プロのこだわり3
硬くなりすぎたルースキューティクルはキューティクルリムーバーで柔らかくします。キューティクルリムーバーを使うか使わないか? の見極めが甘皮周りにはとくに大切です。

プロのこだわり4
キューティクルニッパーの角度を間違えるとどんどんささくれが増えます。指やルースキューティクルに対するニッパーのハンドリングはプロならでは。1本1本の指に合わせた角度で的確にルースキューティクルを綺麗にしていきます。
うるおってふっくら柔らかな指先に

写真提供:nailschool&salon 蝶々

うるおってふっくら柔らかな指先に

ルースキューティクルをすっきりさせた爪はどう変化するでしょうか? 指周りのすっきり感と爪の色にご注目!

写真で見るだけでも爪周りのふわふわ感が伝わります。爪の色も自然なピンク色に。うるうるでつやつやのケアされた指先は、目をひくほどに綺麗です。ネイルケアは、プロのネイリストにしかできないメニューのわりに、手軽に試せるネイルサロンばかり。色を塗ることに興味がない方でも、指先に清潔感をまとう「ネイルケア」は人気のメニュー。マニキュア派の方でもケアをプロにやって貰えば、今までよりずっと綺麗にマニキュアを塗れますし、欠けにくくなります。

写真提供:nailsalon cheriRose by CeCe

これだけプロに綺麗にしてもらえれば、自宅でマニキュアだって思いのまま綺麗に塗れちゃいます。マニキュアがはみ出して「なかなか取れない」を経験したことがある方も多いはず。なかなか取れない現象が起こるのは、ルースキューティクルにマニキュアが付いてしまうからです。ルースキューティクルさえ綺麗になっていれば「なかなか取れない」という現象は起こりません。

写真提供:Nail Coeurdufer

とくに最近、密かに人気なのが「ネイルケア+クリアジェル」のセット。ジェルネイルは、もともと爪の補強のために開発されたもの。爪が欠けたり折れたりするのを防ぐことができます。色を塗ったときの派手さはありませんが「手入れをしている」洗練さが感じられます。
ワンカラーの魅力はケアしてこそ引き立つ 

写真提供:nailschool&salon 蝶々

ワンカラーの魅力はケアしてこそ引き立つ 

最近、流行っているのが「ワンカラー」と呼ばれる一色塗り。マニキュアであってもジェルネイルであっても、ナチュラルカラーで綺麗な指先を演出できるワンカラーが再流行の兆しです。ナチュラルなおしゃれや上品スーツにワンカラーネイルは欠かせません。

写真提供:nailsalon cheriRose by CeCe

マニキュアでここまで綺麗になれるならジェルネイルは必要ないかも……と思いますが、「綺麗」だけではなく「丈夫」を兼ね備えるならやはりジェルネイルです。ジェルネイルも、ネイリストの技術力によっては爪が傷むことがありますが、皮膚科学や材料学をしっかり学んだプロネイリストに塗ってもらえば「爪が傷んでボロボロ」になることなんてないんです。


ネイルケアメニューは、ネイリストの中でも皮膚科学や材料学など、技術の他に知識も兼ね備えたネイリストがいるようなお店にしかメニューがありません。機械でガリガリ削るようなネイルケアは指周りの荒れにも繋がりますし、ささくれが余計に増えるようなネイルケアをするようなお店はプロがいるとは言えないのです。

プロであればあるほどこだわるのが「ネイルケア」です。


「いいネイルサロンが見つからない!」と悩んでいる方は、“ネイルケアにこだわりがあるお店かどうか?”が選ぶポイントになりますので、参考にしてみてくださいね。



【写真協力】
爪肌育成マエストロ 下薗ルミ子、岩城遼子

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