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デヴィ夫人の婚活論「自分の意見が無い女は、誰からも愛されない」 [with]

2018年06月09日(土) 20時00分配信

自分の意見がある女は愛される

生まれたばかりのカリナちゃんを抱っこするデヴィ夫人。

自分の意見がある女は愛される

今回のデヴィ夫人の婚活論は、自分の意見を言うことの大切さについてです。自分の意見をストレートに発言できる人と言って、まず浮かぶのは・・・やっぱりデヴィ夫人! デヴィ夫人はどうして怖がらずいつでも自分の意見を主張できるのでしょうか? 男性に愛されるためにもその大切さを教えてください。

意見のない人は相手にされない

みなさま、ごきげんよう。
デヴィ・スカルノでございます。

私にとって、自分の意見を堂々と主張するのは当たり前のことでございます。
19歳でインドネシアに渡り、国家元首の妻となり、その後フランスに亡命しパリでの社交界デビューとビジネス、そしてニューヨークでの生活・・・。
長く日本を離れ生活をして実感したのは、海外では本音で意見を述べるのは当たり前のことだということです。
テーマがセレブのゴシップでも政治問題でも同じことです。
もちろん相手とは意見が食い違うことがありますが、議論や反論をしない人はバカにされます。
自分の意見がない人は、誰からも相手にしてもらえません。

日本人は建前でしか話さない


わたしくしは還暦を機に日本に活動拠点を移しました。
そこでまず感じたことは、わたくしが40年以上も海外で暮らしている間も、人と建前でしか話をしない日本人特有の風習はまったく進化していないということ。
なんだか昔以上に、議論を遠ざけ、義理やしがらみに囚われて本音を隠し、ストレスを溜めている人が増えているようにさえ思えます。

女性が男性に対して話すときも、それは同じことではないでしょうか。
みなさんはお付き合いをしている男性、または好意を抱いている男性にご自分の意見を伝えていますか?
もし、ご自分の意見を伝えてないようでしたら・・・
ハッキリ言いましょう。あなたが男性から本気で愛されることはありません。


男女の関係に“謙虚”は通用しない

男女の関係において、コミュニケーションはとても大切なもの。
謙虚でいることは日本の美徳と言われていますが、どんどん自分の意見を言わないと男性からはパートナーとして認めてもらうことは難しいのではないかしら。
よく「何も言わなくても分かり合える」なんて言う人がいらっしゃいますが、それは何十年も一緒に過ごした夫婦の“阿吽の呼吸”のみに通用することで、ほとんどの場合は言葉にしないと相手には伝わりません。
「何をして欲しい」「何々を改めて欲しい」
たとえケンカになったとしても、どちらが正しいかはわからなくても、自分の意見を言わないことには、現状は何も変えられないわ。
こちらから本音で話すからこそ、あなたは尊重され意見を聞いてもらえる。
お互いに自由に本音で意見を言い合えるまでには、かなりのコミュニケーションが必要です。決して楽しいばかりの作業ではないでしょうね。
でも、その時間はあなたと男性の絆を深める大切な時間。
その時間を共有したからこそ、男性から愛され、選ばれる女性としての価値が増すのです。

相手に聞く耳を持ってもらえる伝え方


よくニュースで目にするDV問題。
これは女性が自分の意見を言わないことで男性から馬鹿にされた最悪の状況です。
意見を言わないから男性がますます調子にのってしまう。そして、対等な立場が築けない。
同じ時間を共にする男性から、暴力を振るわれるなんて、これ以上に悲しいことはありません。一度でも暴力を受け入れれば男はエスカレートします。暴力でしか支配出来ないような男とはさっさと別れるべきです。

そうならないためにもまずは嫌なことをされたら、言葉を返す練習からなさるのがよろしいですわ。
「あなたはどうなのよ」と。
「その言葉はそのまま返すわ」こういっても良いですね。

でも、お気をつけあそばせ。ここで大切なことは、相手に聞く耳を持ってもらえるような話し方をすること。
「女性はみんなこうして欲しいと思っているわ」という感じに、あなたの意見を女性全般の意見として伝えてみるのもテクニック。
何かをして欲しい時は、相手を傷つけない言い方で伝えてみましょう。
そして、あなたの意見を聞き入れて男性が考えを改めてくれたなら、その時は心から感謝の気持ちを態度と言葉で伝えてごらんなさい。
男性はあなたと心からのコミュニケーションが取れたと感じ、もっとあなたを大切にするようになります。
ウソだなんて思ったそこのあなた! これは私が今までの人生で実践してきたことでございます。
わたくしは自分の意見を言えば言うほど、男性から選ばれ愛されてまいりました。


スカルノ大統領にも堂々と意見を伝えていた


わたくしはお付き合いをした男性にも、その都度、自分の意見を言ってまいりました。
特にスカルノ大統領には、一番単刀直入にズバズバと意見を言っていたんじゃないかしら。

だって、大統領ほどの権力を持ってしまうと、周りはみんなイエスマン。
みんな彼の機嫌を取るために誰しも本音の意見を言わないの。
富士山の頂上から下を見ても霧がかかっているじゃない。そんな感じよ。
だから、わたくしが巷の情報を正確に伝えるし、政策に関しても自分の意見をストレートに言っていたの。
大統領の周りにはそんなことを言う人がいなかったから、何かあるたびに
「君はどう思う?」「君ならどうする?」という感じで、わたくしの意見を楽しみに聞いてくださっていたわ。

結果的にはそれが大統領の気を引いて、選ばれたのだと今でも思っております。

「こんなこと言ったら嫌われるのでは?」と思い、何も意見を言わないでいたら、あなたは決して男性からは選ばれません。だって、ちゃんと意見を伝え合えないと結婚生活なんてできませんもの。

みなさまもご自分の思っていることに自信を持ってくださいね。


みなさま、ごきげんよう。
デヴィ・スカルノ


デヴィ・スカルノ

19歳でインドネシアに渡り、22歳でインドネシアの初代大統領スカルノ氏と結婚。日本人で海外の国家元首の妻になったたったひとりの女性。大統領が亡くなった後はパリへ拠点を移し、社交界では『東洋の真珠』とうたわれ、デヴィ婦人の愛称で親しまれる。華麗な経歴、そして浮世離れした存在感として講演、コメンテーター、バラエティー、他TV番組等多様に展開。また地球規模で慈善活動を行っている。

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