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今年はブラウン系を取り入れると、それだけで旬な着こなしに。30歳になった佐々木希の近況とともに、去年よりちょっと大人な初夏のスタイリングをお届け。

フロントはシンプル、後ろ姿は大胆に。そんな、ひとワザ効いたデザインもブラウンなら上品でヘルシー。

「肌見せはデコルテより背中のほうが断然好き。このトップスは、素肌を覗かせるほどよい感じで、大人の色気を上手く出せそう。後ろのデザインもリボンだと甘くなってしまいそうだけど、ベルトになっているのが大人っぽくてステキ」

 

女優中心に活動していくことを決心して、今年で５年。最近では性嗜好障害に悩む妻という難役を演じるなど、新境地を開拓中の佐々木希さん。彼女が４月から始まったＮＨＫドラマ「デイジー・ラック」で演じるのは、30歳を目前に仕事も恋人も一度に失い、どん底に落とされた女性、山城楓。

希：「楓は、とても真っ直ぐでピュア、人生においていろいろなものを失って、それでもへこたれず昔から好きだったパン作りを始めるアクティブな女性。私も、とりあえずやってみる行動派なので、その点は似ていますね。後先考えずに行動し、周りをひやひやさせるところも、すごくよくわかります。私も直感で行動して、よく周りの人に、心配されるので（笑）。そんな楓がどう成長していくのか、私も楽しみです」

楓の成長はもちろん、今回は幼なじみとして登場する、立場の違う３人の展開も見所。

希：「結婚に悩んだり、自分と友達と比べて心のなかで羨ましいなと思ったり、30代ってそういう葛藤が生まれる時期でもあると思うんです。彼女達の悩みが切実に描かれているので、アラサー世代は、より共感できる部分が多いと思います」

佐々木さんも昔からの馴染みの友達が多いと言いますが、仲良く居続けるポイントは？

希：「比べないことですね。誰かを羨ましいと思ったら、素直に自分もそうなれるように努力すればいいのかなと。自分の価値観を押し付けないことも大事。私には様々な境遇の友人がいますが、それぞれ違った考えを持っているので、面白いですね」

30歳になったからといって特別なことはまったくしなかったと話す佐々木さん。それは、きちんと20代でやりたいことを叶えてきたから。

「一生ものの時計やファインジュエリーなど、30歳までに買っておいたほうがいいとアドバイスをいただいたものは、思い切って購入しました。値段は張りますが永く使えるので人生の記念になるかなと。とくに、一生ものの時計を購入するのはおすすめです。仕事を頑張るモチベーションにもなりますし、いつか子供に譲ることもできるから。そして、今少しでもやりたいことがあるのなら、失敗をおそれずに行動するべきだと思います。歳を重ねれば重ねるほど、新境地に飛び込むことが怖くなりますからね。若いうちは、石橋を叩かないぐらいの勢いがいいのでは」