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デヴィ夫人の婚活論「女の価値を落とすブランドバッグ」 [with]

2018年05月19日(土) 20時00分配信

1964年、聖地巡礼メディナにて。

新作が出るたびに“欲しい”と心で叫んでしまうブランドバッグ。ボーナスが出たり、旅行に行ったときには手に入れたくなりますよね。そんなブランドバッグもデヴィ夫人に言わせると“女の価値を下げる”ことになりうる場合があるそう。これは興味がありますね。さっそく伺ってみましょう。

ブランドバッグはいい女のステイタスではない


みなさま、ごきげんよう。
デヴィ・スカルノでございます。

おしゃれはいつの時代も女性の楽しみのひとつですよね。
わたくしも高価なオートクチュールから古式ゆかしい和服まで、その場に合わせて着こなしてきました。

どんな場合もわたくしが心がけていることがあります。
それは、自分に合うもの、そして自分を引き立たせてくれるものを身につけること。

20代と50代では似合うものも違います。
その人の個性も様々なので、高ければいいというものではありませんし、物が良くても似合うとは限らない。
それなのに、日本の若い女性はどうして皆揃えたように高級ブランドバッグを手にしているのかしら。

ちょっと前に新作バッグの発売日、フランスの某高級ブランドの開店前に日本人が行列をつくっていることがニュースになりましたでしょう。
警備員が出て誘導していた騒ぎは、パリでは珍しい光景です。
パリの人々は“なぜ日本の若い女性が高級バッグを変えるのか”と首をかしげていました。

パリの若い女性でブランドバッグを日常的に持っているのは、資産家の親を持つ人ぐらい。
円熟の年齢に達した人が初めて手にする品物なのですよ。
だから若い女性が身につけても、似合いませんわ。
それに高級バッグを持つ必要なんて、どこにもないじゃありませんか。


婚活にブランドバッグは絶対にNG!

まさか、みなさん。
素敵な男性から選ばれようとする“出会いの場”に、ブランドバッグを持って出かけていませんよね?
もし、ブランドバッグを持って婚活をなさっているなら、直ちにおやめなさい。

あなたが持っているブランドバッグを見たとたん、男性は生涯のパートナー候補からあなたを除外するわ。

だって考えてもごらんなさい。
どうしてこの女性は何十万円、何百万円もするバッグを持っているんだろう?
・実家がとてもお金持ちなのかも、それでは自分の稼ぎでは養えない
・パトロンかお金持ちの彼氏がいるのかも
・クリスマスには高価なプレゼントを要求されるかもしれない
・援助交際しているのかも
このような考えが一瞬で男性の頭をよぎります。

ブランドバッグの力を借りてご自身を格上げしているつもりでしょうが、そんなの成金じゃございませんか?
一生懸命働いたお金で買ったブランドバッグが、あなたの価値を下げてしまうのですよ。
これは愚の骨頂でしかありません!

自分を引き立たせるファッションを見つけましょう

ブランドバッグに頼らずにあなたの魅力を引き出す方法は、
“あなたに似合う好きな洋服を着ること”。

ご自分の好きなデザインを着ているときは気分もよく、初めて会う男性とも自信をもって接することができます。
そのためにはまず“自分らしさ”を知ることから始めてみましょう。

派手な性格の方は派手なデザインを、地味な性格な方は地味なデザインを自然と選ぶ傾向があるそう。でも派手な方は控えめなものを、地味な方は目立つものを、そうすることによって自分のパーソナリティが更に引き立ちますよ。
今日の合コンはシックで大人な雰囲気で、とか
大胆さが欲しいから原色をワンポイントにするとか、奇抜なスタイルというように、その日に会う男性に自分をどう見せたいかによってファッションでご自分を演出できるようになれば、おしゃれをすること自体とても楽しいものになるわ。
そのためにも、自分は何色が似合う、どんなスタイリングが好き、というよりも自分を一番引き立たせてくれるもの、自分の魅力を一番出してくれるもの、このような感じでご自分のことをよく知ることから始めてみるのが大切ね。
いろんなタイプの洋服を試してみると、自分の個性が見えて来るものよ。

だから、安易にブランドバッグの力を借りようだなんて大間違い!
ブランドバッグにかけるお金があるのなら、いろんなタイプの洋服を試すために使ったほうがあなたの魅力が増すの。

あなたが魅力的になればなるほど、男性から選ばれる確率も上がるもの。
せっかくだったら、素敵な男性から選ばれたいじゃありませんか。

若い年齢の女性には、若い女性なりに似合うファッションがあります。若いというだけで美しく、高価なものはいりません。
背伸びをしたバッグやファッションでは、素敵な男性は振り向かせることはできません。
みなさんも素敵な女性を目指して、まずはご自分を知り、似合うファッションを探すことが婚活には有効ですわ。
男性は意外と素朴でシンプルな女性に惹かれるかも。一緒にいて楽しく、安心出来る人を。

みなさま、ごきげんよう。

デヴィ・スカルノ

デヴィ・スカルノ

19歳でインドネシアに渡り、22歳でインドネシアの初代大統領スカルノ氏と結婚。日本人で海外の国家元首の妻になったたったひとりの女性。大統領が亡くなった後はパリへ拠点を移し、社交界では『東洋の真珠』とうたわれ、デヴィ婦人の愛称で親しまれる。華麗な経歴、そして浮世離れした存在感として講演、コメンテーター、バラエティー、他TV番組等多様に展開。また地球規模で慈善活動を行っている。

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