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料理家ケンタロウの“ジューシー&ふっくら“ハンバーグ [おとなスタイル]

2018年04月28日(土) 10時00分配信

シチュー、ハンバーグ、グラタン、コロッケ、オムレツ……。慣れ親しんでいる洋食メニュー。外国生まれの日本育ちの料理。名前は洋食だけど日本の洋食は日本だけのもの。なぜかワクワクするメニューだからこそ、おいしく作りたい!
「もともとはレストランの料理だから、敷居が高い部分もなくはない」とケンタロウさん。でも、家のやり方があって、家のおいしさがあるのも洋食。
家でもおいしく食べ食べたい! と家で作るためにまったく違うやり方で簡単にしたり、少しだけ考え方を変えて簡単なレシピを考案。人気のロングセラー『ケンタロウの洋食 ムズカシイことぬき!』には簡単なものと気合を入れて本格的に作るもの、両方を紹介しています。
ちょっと見ると大変そうだけど作ってみたら案外簡単だったり、やっかいそうな作業も実際にはムズカシイことはなくて、楽しいことも。肩ひじ張らずに作ってみましょう。
ふっくらハンバーグ

ジューシーで美味しい!

ふっくらハンバーグ

洋食の王様“ハンバーグ”。誰にとってもなじみがあって、うれしい、いつ作っても喜ばれる料理。本当においしいのはジューシーで、ふっくらしていて、どこか軽い。厚みがなければジューシーにならないけれど、厚みがあると火が通りにくい……。そんな悩みを解決するのが小林家伝統の「蒸し焼き」。「焼いてから水を入れる」これ、ポイントです。

■材料(4人分)

合いびき肉……400g

A
|パン粉……カップ1
|卵……1個
|牛乳……カップ1/4

ナツメグ……小さじ1弱
塩……小さじ1/4
こしょう……少々
サラダ油……適量

B
|水……カップ2/3
|トマトケチャップ……大さじ3
|ウスターソース……大さじ2
|酒、バター……各大さじ1
|しょうゆ……小さじ1
■作り方

透き通ったら皿などに広げて冷ます。

■作り方

1. 玉ねぎはみじん切りにする。フライパンを熱してサラダ油大さじ1/2をひき、玉ねぎを入れて中火で炒める。

均一に混ざればOK。

2. Aは混ぜ合わせておく。ボウルにひき肉、塩、ナツメグ、こしょうを入れて、手でつかむようによく混ぜる。さらにA、冷ました玉ねぎを加えてしっかり混ぜる。

平らにしましょう。

3. 手にサラダ油をつけて2を4等分にする。手でキャッチボールをして空気を抜き、ハンバーグ型にする。

水を入れて蒸し焼きにするのがポイント。

4. フライパンを熱してサラダ油大さじ1をひき、3を並べて強火で焼く。焼き目がついたら返して両面を焼く。水をハンバーグの高さの半分まで注ぎ、ふたをして中火で蒸し焼きにする。

器に盛ってフライパンに残ったソースをかけ、つけ合わせを添える。

5. 水分が少なくなったらBを加えて、混ぜながら強火で煮詰める。とろみがついてきたら完成。

ケンタロウのおいしいポイント


●タネは粘りが出るほど混ぜる必要はなくて、ひき肉、玉ねぎ、つなぎ(パン粉、卵、牛乳)がしっかり均一に混ざっていればオッケー。
●ハンバーグのサイズは縮んで高さが増すので、最初はフライパンにぎっちぎちになっても大丈夫。

豚肉100%で作る「ハンバーグのキノコバター醤油」

ハンバーグはいろいろなアレンジも楽しい。たまには和風のバター醤油で味わって。

豚肉100%で作る「ハンバーグのキノコバター醤油」

■材料(2人分)

豚ひき肉……300g
玉ねぎ……1/2個

A
|パン粉……カップ1/2
|卵……1個
|牛乳……大さじ1

塩……小さじ1/4
こしょう……少々
しめじ……1パック
マッシュルーム……1/2パック
水……カップ11/2

B
|水……大さじ2~3
|しょうゆ……大さじ1弱
|みりん、バター……各大さじ1/2

サラダ油……適量

■作り方

1. 玉ねぎはみじん切りにする。しめじは根元を切り落として適当な大きさにほぐす。マッシュルームは縦1cm幅に切る。

2. フライパンを熱してサラダ油大さじ1/2をひき、玉ねぎを入れて中火で炒める。透き通ったら皿などに広げて冷ます。Aは混ぜ合わせる。

3. ボウルにひき肉、塩、こしょうを入れて、手でつかむようによく混ぜる。さらにA、冷ました玉ねぎを加えてよく混ぜる。

4. 手にサラダ油をつけてタネを2等分する。手でキャッチボールをして空気を抜き、ハンバーグ型にする。

5. フライパンを熱してサラダ油大さじ1をひき、ハンバーグを並べて強火で焼く。焼き目がついたら返して脇にキノコを加える。分量の水を注ぎ、ふたをして中火で蒸し焼きにする。水分がほぼなくなったらBを加えて中火でからめる。器に盛ってつけ合わせを添える。

ケンタロウ


1972年東京都生まれ。料理家。武蔵野美術大学中退。テレビ、ラジオ、雑誌、商品企画など多方面にわたって活躍。料理のモットーは「簡単でおいしく、かつ洒落っ気があって現実的なもの」。見た目も実際作っても、簡単でおいしい! と世代、性別問わず幅広く信頼を得ている。著書には『ケンタロウの和食 ムズカシイことぬき!』、『ケンタロウのいえ中華 ムズカシイことぬき!』、『ケンタロウの「魚」 ムズカシイことぬき!』、『ケンタロウ1003レシピ』(いずれも講談社)など多数。

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