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【ビジネスウーマン】仕事で成功するおしゃれな服ってありますか?[mi-mollet]

2018年04月25日(水) 18時00分配信

バーニーズ ニューヨークの日本出店やエストネーションの立ち上げに携わられ、経営者などへのイメージコンサルティングも行う髙橋みどりさん。2017年に行われた「立教ミモレ大学」の講義では、「仕事服」についての軽快な辛口トークに、もっと髙橋さんの話を聞きたい! 教えてほしい! という声が殺到。そんな声を受け、髙橋みどりさん流の「仕事服」の理論を徹底的に紐解くことに!

今回は、「立教ミモレ大学」の講義でもどよめきが起こるくらい印象的だった、髙橋さん流の仕事服の捉え方について掘り下げます。
仕事服にはトレンドなんていりません

撮影/中田陽子(MAETTICO) 

仕事服にはトレンドなんていりません

「よく驚かれるのですが、仕事服にトレンドはいりません。これは私が声を大にして言いたいことです。働く女性向けに講演をすると、『オフィスで取り入れられる流行アイテムはなんですか?』、『仕事服にうまくトレンド感を出せないんです』という声が必ずあがります。けれど、そもそも仕事服というものは、一緒に働く相手に、“仕事ができそう”とか“信頼できそう”など、プラスになる印象をアピールするためのもの。海外ならより一層、見た目で値踏みされるので、どんな仕事服を着るかは、仕事での成功を左右する大きなファクターになります。仕事がうまくいってほしいと思っているなら、最新のトレンドの研究をするのは二の次。太ったから、歳をとったから、似合う服がわからなくなったという悩みも仕事服においては最重要事項ではありません。優先すべきなのは、自分の仕事でのポジション、立場、会う人、仕事の目的で服を選ぶことです。たとえば、交渉ごとなどで負けたくないときは、キリッと存在感のある人にみせる服を、初対面の相手に信頼してもらいたいなら、誠実そうに見える服を、というように」
トレンドはいりませんが、更新することは大事です

撮影/中田陽子(MAETTICO) 

トレンドはいりませんが、更新することは大事です

「仕事の場において、トレンドアイテムが重要ではないからといって、洋服に無頓着でいいとは思っていません。洋服は毎年少しずつデザインやシルエットが進化しています。自分自身の見た目や体型も年齢を重ねるとともに変わります。いつまでたっても20代、30代のころの仕事服を着ていたのでは、時代遅れの人に見えてしまいます。それでは仕事にも悪影響を及ぼしてしまいますよね。だから、最新のトレンドの服を取り入れる必要はありませんが、仕事に活躍するベーシックアイテムは、2年くらいで見直すのが正解です」

撮影/坂根綾子

ここ数年の間にシャツのシルエットはすっかり変わりました。ジャケットのインナーとして着るときは、細身のすっきりしたシャツがいいのですが、シャツ1枚で着るときは、適度にゆとりのあるシルエットの方が今っぽく見え、仕事でもちゃんとアップデートできる人という印象を与えることができます。スカートの丈感もここ最近で長くなりましたし、スーツのベストフィットなバランス感も数年で変わっているのです。
ファッションの礼儀作法、今一度見直してみませんか?

撮影/中田陽子(MAETTICO) 

ファッションの礼儀作法、今一度見直してみませんか?

「アラフォーになると、職場で人の上に立つ機会も増えてくると思います。そうなればなるほど、ファッションが仕事に役立っているというのを実感することと思います。最近は、カジュアルブームにのって、ひと口に仕事服と言っても、その幅はかなり広がり、以前よりカジュアル感のある装いが受け入れられるようになった部分もあると思います。けれど、やはり仕事で成功したいなら、最低限の礼儀作法は必要だと思うのです。たとえば、初対面の方に会いにいくときは、ジャケットやシャツなど襟のある服を着ていくということ。たとえ、職場のドレスコードが厳しくなく、夏は社内でTシャツがOKだったとしても、襟付きの服に着替えるくらいの気遣いが大事なのです。今一度、TPOに合った服装とはなにかを見直してみるのもよいと思います」

働くからには女性にも偉くなってほしい! それを後押しするのがファッションなんです

「女性の社会進出が進んできた今、働く女性にも偉くなって活躍してほしい。私は心からそう思っています。仕事でこうなりたいという目標がありますか? だったら、ぜひそのための服選びをしてください。部長になりたい? 自分のビジョンを形にしたいのなら、そう見える服を選んでください。大げさに聞こえるかもしれませんが、服があなたの仕事を成功へと導いてくれるはずです。おしゃれを楽しむための服は、休日にめいっぱい楽しむのでいいんです。年下世代の目標となれる素敵な女性を目ざして、一緒にがんばっていきましょう!」

PROFILE 髙橋みどりさん

株式会社Oens(オーエンス)代表、兼イメージングディレクター。テレビ朝日のファッションレポーターを経験後、ジュンアシダ、メルローズを経て、1990年のバーニーズニューヨーク日本進出に伴い、バーニーズジャパン宣伝部ジェネラルマネージャーに就任。その後、ジョルジオ アルマーニ ジャパン広報室長を経て、2000年にスペシャリティストア、エストネーションを立ち上げる
2005年6月にOensを設立。人、企業、ブランドを応援したいとい思いから、ブランドのPR、マーケティング、商品・店舗活用プロデュースだけでなく、原稿執筆、セミナー講師
女性誌や情報誌などさまざまな媒体にも登場するなど、活躍の場を広げている。
また、百貨店・専門店等のMD戦略アドバイザーとして「楽しい売り場づくり」を応援している。

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