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男性が好きな美肌と女子が考える美肌は違っている!? [VOCE]
2018年04月24日(火) 12時00分配信
美容誌『VOCE』創刊時から美容ライターとして携わる“美容界のドン”近藤須雅子がお送りする、「コスメの企み」。恋もキレイも仕事も健康も……私たちはコスメの能力の5%しか使えてない?残り95%を目覚めさせる本気の美容ネタをお届け。
モテ肌の基本は 触れたくなるような質感
男性が好む美肌とは、色白肌?艶肌?それともキメ細かな陶器肌?女性が考えるモテ肌って本当に男性に受ける?そんな疑問に答える調査結果が、カネボウから発表されました。テーマはずばり、男女別の「好感を抱く女性の肌」です。
好感を抱く女性の肌はどんな肌ですか?
調査によると、女性が好感を持つ肌はダントツで「くすみがない透明感のある肌」。透明肌だということは、大前提としてキメが整っていないと透明感は出ないのだし、乾燥していてもくすんでしまうのだから、つまりはきめ細かく潤いに満ちた完全無欠の美肌ということ。単に女性好みの肌というよりも、理想の憧れ美肌と言えます。
一方、男性は約7割が好感を抱く肌として「ザラつきがない、つるつるすべすべ肌」と回答。女性受け1位のくすみのない透明肌より17ポイントも高い、圧倒的な支持です。
これは、無視できないギャップです。美肌をイメージするとき、女性はどうしてもぱっと“見た目の美しさ”を考えるけれど、男性は“触れたときの心地よさ”を考えているということ。つるつるすべすべっぽい見た目の視覚情報から、生身のリアルな女性を感じ取るわけです。
一方、男性は約7割が好感を抱く肌として「ザラつきがない、つるつるすべすべ肌」と回答。女性受け1位のくすみのない透明肌より17ポイントも高い、圧倒的な支持です。
これは、無視できないギャップです。美肌をイメージするとき、女性はどうしてもぱっと“見た目の美しさ”を考えるけれど、男性は“触れたときの心地よさ”を考えているということ。つるつるすべすべっぽい見た目の視覚情報から、生身のリアルな女性を感じ取るわけです。
反モテ要素はトシより ヘルシーさや清潔感の不足?
では逆に反モテ要素はというと、男性が女性と至近距離でいるときに気になる点は、ぶっちぎり1位が「ニキビや吹き出物」72%。2位は「テカリ・べたつき」で44%、3位は「毛穴の開き・つまり」40%と続きます。
女性と会話しているときに肌で気になってしまうものは何ですか?
こうした非モテ要素トップ3に共通するのは、清潔感不足と接触誘惑度の低さ。特に、1位のニキビや吹き出物は肌トラブルというより皮膚疾患で、心身の不調まで連想させかねない弱点です。2位の「テカリやべたつき」は皮脂分泌を活性化する男性ホルモンが優位とも受け取れるもの。その分、女子力が目減りするのかもしれません。そして、3位の「毛穴の開き・つまり」は、まさに清潔感問題。キメの乱れや黒ニキビが、触れたい欲求をそいでしまうということなのでしょう。
一方、女子が気にする目の下のクマや頬の赤み、肌のたるみ等に対しては、あまり気にならないよう。ソバカスやシミ、色黒問題にいたっては、非モテ要素の候補にも上がっていません。
モテ肌・非モテ肌、両方の調査結果を合わせて考えると、女性が考える美肌と実際に男性が好む美肌とは、やっぱり微妙にズレているようです。男性にとって美肌とは、絵画的な完成度(色ムラやキメの乱れのなさ、透明感の高さ等)よりも、若く健康な女性をリアルに感じさせるかどうかが問題。不健康さを感じさせたり(肌トラブルや過剰な皮脂とか)リアリティのない美肌(完璧すぎるフルメイク肌とか男性が言う厚化粧)は敬遠される傾向にあります。つまりは、清潔感があってヘルシーで生活がきちんとしてそうで、思わず触れたくなるようなつるつるすべすべ肌……が彼らの理想の美肌と言えます。
一方、女子が気にする目の下のクマや頬の赤み、肌のたるみ等に対しては、あまり気にならないよう。ソバカスやシミ、色黒問題にいたっては、非モテ要素の候補にも上がっていません。
モテ肌・非モテ肌、両方の調査結果を合わせて考えると、女性が考える美肌と実際に男性が好む美肌とは、やっぱり微妙にズレているようです。男性にとって美肌とは、絵画的な完成度(色ムラやキメの乱れのなさ、透明感の高さ等)よりも、若く健康な女性をリアルに感じさせるかどうかが問題。不健康さを感じさせたり(肌トラブルや過剰な皮脂とか)リアリティのない美肌(完璧すぎるフルメイク肌とか男性が言う厚化粧)は敬遠される傾向にあります。つまりは、清潔感があってヘルシーで生活がきちんとしてそうで、思わず触れたくなるようなつるつるすべすべ肌……が彼らの理想の美肌と言えます。
素肌コンプレックスなんて 必要ないんです
じゃあ、オイリー肌で額がてかってたり、真剣にケアしているのに慢性ニキビが治らないのは非モテなのか、というと、そう決めつけるのも早計です。なにしろ「つるつるすべすべ」が好きと言いながら、「ザラつき」や「乾燥」にはほとんど気がつかず、「小ジワ」にいたっては意識にものぼらない様子。女子が考えるほど、細かくきっちり見ていないんです。
また、ニキビやテカリが気になると言っても、どの程度のニキビやテカリなのか、男性と女性ではかなり開きがありそう。多分、女性なら皮膚科に駆け込んだり、速攻洗顔するくらいヘビーなレベルのことを言っているのではないかと疑われます。ちょっとした吹き出物や毛穴程度なら、男性は気にしないし、気づかないのは、ほぼ確実。
そもそも、女子が至近距離にいるのに、肌をまじまじ冷静に観察している男性なんて、全然脈がありません。または、つきあいが長くて家族同然になってるカレシかダンナ。普通に恋愛意欲のある男が、女性と至近距離にして肌を細かく観察するはずがないのですから、あまり深刻に受け止める必要はないでしょう。
また、ニキビやテカリが気になると言っても、どの程度のニキビやテカリなのか、男性と女性ではかなり開きがありそう。多分、女性なら皮膚科に駆け込んだり、速攻洗顔するくらいヘビーなレベルのことを言っているのではないかと疑われます。ちょっとした吹き出物や毛穴程度なら、男性は気にしないし、気づかないのは、ほぼ確実。
そもそも、女子が至近距離にいるのに、肌をまじまじ冷静に観察している男性なんて、全然脈がありません。または、つきあいが長くて家族同然になってるカレシかダンナ。普通に恋愛意欲のある男が、女性と至近距離にして肌を細かく観察するはずがないのですから、あまり深刻に受け止める必要はないでしょう。
非モテのニキビ&テカリなんて 優秀コスメで楽勝カバー
確かに男性は見た目に弱いのですが、その観察力はそれほど緻密なものではありません。「なんで、あの子があんなに受ける?」ということがあるのも、女性ほど緻密に見ているわけじゃないからです。肌に対しても、ぱっと見でなんとなく「触れたくなるすべすべつるつる感」が醸し出せば十分。少々のアラはメイクでカバーすればいいのだから、まさにビューティの腕の見せ所♪です。
最大の弱点のニキビも(慢性の大人ニキビは皮膚科で治療するのがいちばんですが)、軽度のものなら自宅ケアで十分解決可能です。たまにぽつんとニキビができるタイプなら、専用スポッツを常備して。気づいたときにすぐ対応すれば、たいていの場合、2、3日で快方に向かいます。
ニキビには刺激を与えずそっとしておくのがいちばんですが、どうしてもメイクでカバーしたいときは、ニキビや吹き出物を悪化させない専用ベースを。
皮脂過剰によるべたつきやざらつきには、オイリー肌対策コスメが有効。
今ひとつ男性からの評判が良くないテカリやざらつきには、テカリを抑えてマットに整えたり、ソフトフォーカスで毛穴をカモフラージュしてくれるというアイテムを。
意外な盲点が花粉。花粉が引き起こすかぶれやざらつきには、外的刺激からガードしてバリア機能をサポートを高めてくれるコスメが頼りになります。
非モテ要素を廃したら、次に取りかかるべきはモテ要素の増強です。次回は、モテ肌の最大のポイント、触れたくなるぷるぷる肌メイクの研究を!
最大の弱点のニキビも(慢性の大人ニキビは皮膚科で治療するのがいちばんですが)、軽度のものなら自宅ケアで十分解決可能です。たまにぽつんとニキビができるタイプなら、専用スポッツを常備して。気づいたときにすぐ対応すれば、たいていの場合、2、3日で快方に向かいます。
ニキビには刺激を与えずそっとしておくのがいちばんですが、どうしてもメイクでカバーしたいときは、ニキビや吹き出物を悪化させない専用ベースを。
皮脂過剰によるべたつきやざらつきには、オイリー肌対策コスメが有効。
今ひとつ男性からの評判が良くないテカリやざらつきには、テカリを抑えてマットに整えたり、ソフトフォーカスで毛穴をカモフラージュしてくれるというアイテムを。
意外な盲点が花粉。花粉が引き起こすかぶれやざらつきには、外的刺激からガードしてバリア機能をサポートを高めてくれるコスメが頼りになります。
非モテ要素を廃したら、次に取りかかるべきはモテ要素の増強です。次回は、モテ肌の最大のポイント、触れたくなるぷるぷる肌メイクの研究を!
近藤 須雅子
『VOCE』創刊時から美容ライターとして携わる“美容界のドン”。今も多数の媒体で美容記事に携わり、30年にわたり最新の化粧品、美容情報の最前線に立つ。著書に『9割の人が間違っている化粧品の「効きめ」の真実』(講談社)、『プチ整形の真実』(講談社文庫)がある。
『VOCE』創刊時から美容ライターとして携わる“美容界のドン”。今も多数の媒体で美容記事に携わり、30年にわたり最新の化粧品、美容情報の最前線に立つ。著書に『9割の人が間違っている化粧品の「効きめ」の真実』(講談社)、『プチ整形の真実』(講談社文庫)がある。