モラハラ上司に屈しないため対処法とは? [with]

2018年03月30日(金) 18時00分配信

写真/アフロ

アラサー行動心理士 長谷川ミナの『OLセラピー』です。

人間関係の悩みはどこに行っても誰にでもある、当たり前のこと。

『OLセラピー』では、よりよいOL生活を楽しんでもらうために、「疲れない心」を育てていきましょう。

さてさて、ご紹介するのは「男の上司からのモラハラ」に対するお悩みです。

今回のお悩み

今の部署では自分が一番下の立場なのですが、同じ部署の男上司からモラハラを受けていて悩んでいます。

仕事がうまく進まなかった時「バカ!なんでそんなことも出来ないの?」「違うだろ!出来ない奴だな」と怒鳴られたり、理不尽に文句を言われてしまいます。解決策も教えてくれないので、いつも否定され続けてばかり。現状は謝ることで精一杯で毎日が辛く苦しいです。

自分もなかなか結果が出せず、社会人としてダメなのかもしれないと、自信も失ってしまいました……。

仕事は自分のやりたいことなのでなるべくなら続けたいと思っていますが、今後上司に対してどう対応していくのがよいのでしょうか?
(28歳・食品・Nさん)
モラハラというのは、言葉の暴力や嫌がらせによって相手に精神的な苦痛を与えるということ。まさに上司さん(以下Jさん)のような言葉の暴力や威圧的な態度はモラハラと言えるでしょう。

仕事上、部下を指導することは当然ありますが、Jさんのように「バカ」と暴言を吐いたり、理不尽なことで怒鳴りつけてくることはあってはならない行為です。

自分の自信も失ってしまったという発言から、Nさんの自己肯定感は大きく低下してしまっているようですね。 辛く苦しい状況から一刻も早く抜け出す必要があります。
では、モラハラ上司に屈しないための3つの方法をご紹介します。
・モラハラが起きる原因を知ろう
・「自分の問題」と「相手の問題」を切り離す
・相手に翻弄されない意思を持とう!

モラハラが起きる原因を知ろう

まずは、Jさんがなぜ言葉の暴力を振るうのか、その原因を知っておく必要があります。

モラハラの原因は大きく分けて2つあります。
1.幼少期の家庭環境の影響
モラハラの最も大きな原因の一つとして幼少期の家庭環境に原因があると言われています。親の過干渉、家庭内暴力、親の不在、同様に親からモラハラを受けていたということなどが挙げられます。

2.大人になってから形成された性格
幼少期とは別に、大人になってから形成される性格的な面もあります。
自分が常に正しいと考える自信過剰な性格、気の小ささ、心配性、仕事上のストレス過多などがあげられます。

上記の原因から、ありのままの自分を愛することができず、自分は優れている偉大な存在でなければならないと思い込む「自己愛性パーソナリティ障害」になっていると考えられます。自分の評価が下がったり、批判されたりすることに耐えられないため、他者に攻撃してしまうのです。

モラハラは、暴言を吐く、無視をする、態度で威嚇するなどがあげられますが、Jさんの場合は、相手を見下した暴言を吐くことで自分を優位に保とうとしています。自分は正しい、間違えていないんだということを確信し続けるために、自分より立場の弱い人物、つまりNさんに対してモラハラしてしまっているのでしょう。

このようにモラハラは勿論、自分勝手で許しがたい行為ですが、それをしてしまう人物には根深い問題があることを知っておく必要があります。

自分の問題」と「相手の問題」を切り離す

上でお伝えした通り、モラハラはNさんの問題ではなく、Jさん自身が持つ問題によって、単にターゲットにされているだけに過ぎないのです。社会人として自信を失いかけているNさんですが、それはJさんのモラハラによって意識が大きく歪められてしまった結果なのです。このようにJさんの言動に翻弄されて毎回謝って過ごしてしまうと、理不尽な考え方を知らず知らずに受容してしまっていることになり、どんどんJさんのモラハラを加速させてしまいます。もし本当にやり方がダメだったとしたら、「このやり方ではダメだ」と指摘するべきなのです。いくら上司でも人格否定される筋合いは無いと認識しておきましょう。変えようのないことに執着してしまうと自分が苦しくなるだけですので、真に受けないようにしましょう。「自分の問題」と「相手の問題」を切り離して考え、自分を責めないこと。それがモラハラ解決への第一歩です。

相手に翻弄されない意思を持とう!

心理学には相手に合わせるペーシング(同調行動)と相手に合わせないディスペーシング(反同調行動)という用語がありますが、Jさんの言動に畏縮してしまうのは、Jさんの怒りにペーシングする態度になってしまいます。ここは適度なディスペーシングで自己主張をすることが大切です。とはいえ、実際には相手が上司ともなれば、「なんでそんな事言うのですか!」とはっきり拒絶の意志は伝えづらいですよね。そこまでできなくても問題ありません。「バカ!」「出来ない奴!」などと怒りをぶつけてきた時に、これはJさんの問題なのだと心にとどめ、畏縮したり翻弄されず淡々と冷静な態度を取るようにしましょう。

あまりにも度がすぎる場合は、例えば「ミスしたことは申し訳ございません。ただ、そのように言われ続けると私も辛いです」と、自分の気持ちをしっかり伝えるようにしてみてください。その時はなるべく人目のつくところで伝えるといいでしょう。上司であれば部下の管理も責任を持つべき立場のため、本来ならば見過ごすことはできないはずです。第三者から見える化させることで解決に繋がりやすくなるでしょう。その際、「相手の目をしっかり見る」ということも重要です。相手が攻撃しづらくなる心理が働きます。Jさんはあなたの畏縮した態度を見て攻撃してきますから、その威圧に負けない強い姿勢を見せることで、モラハラされる隙が無くなるのです。次第にJさんも攻撃することは出来なくなっていくでしょう。

モラハラは、自身だけの問題ではなく会社全体を揺るがしかねない問題です。第三者に客観的に見てもらう、部署異動の相談をする、上司の言動をメモ・録音するなど、きちんと自分を守ることも大切ですよ。
ということで、
今回の合言葉は「モラハラさせる隙を与えない!」です。

ではでは、皆さまのよき日々を願って……♪

PROFILE

著者:長谷川ミナ
アラサーの行動心理士。日課は瞑想すること。祖母譲りの強い直感で分かるオーラに加え、行動から見える他人の心理を読み取り、皆さまの日常の悩みやモヤモヤを紐解いていきます。

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