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【台南の旅】ひんやり&あったかスイーツで一休み [FRaU]

2018年03月29日(木) 11時30分配信

よく『台湾の京都』、なんて言われている。台北から新幹線で約2時間。“台南” という名のとおり南部に位置するこの地は、かつて初の首府が置かれ、貿易盛んな港町として栄えてきた。今では歴史的建造物とモダンで洒落たものが混ざり合い、どこかノスタルジックなムードも魅力の一つだ。さらに数多くのローカルフード発祥の地でもあり、ここでしか食べられないものも目白押し! 旅ということを忘れてしまいそうなほど緩やかな時間の中で、のんびりと全てを味わい尽くそう。

旅の途中、気ままにふらりと立ち寄って食べる甘いものの幸せといったら。ほてりを冷ますアイスもいいし、逆に冷えたからだを温める出来立ての豆乳スイーツもいい。どうせなら旅の合間合間に、欲張りに食べ比べてみるのもきっと楽しい。
沿いで食べる絶品かき氷は自家農園直送フルーツにこだわりアリ

南泉冰菓室(ナンチュエンビンクォーシー)

沿いで食べる絶品かき氷は自家農園直送フルーツにこだわりアリ

菓室のかき氷
台湾スイーツといえば、外せないかき氷。2017年4月にOPENしたこのお店の特徴は、全て無農薬の自家製フルーツを使用しているということ。オーナーの劉さんは元サラリーマン。叔父と叔母がフルーツ農園を営んでいたことから、何かできないかと脱サラして開業したそうだ。

数種のフルーツがたっぷり入った綜合水果冰(ミックス果物のかき氷・100元)や、芒果牛奶冰(マンゴーのかき氷・150元)にじんわりと黒糖シロップがしみ込んでいるのが、なんとも美味! それもまた叔母のレシピとあって、家族の伝統を継承しながら進化させているのがうかがえる。

南泉冰菓室(ナンチュエンビンクォーシー)
台南市安平區安平路270號
TEL:06-350-6666
営業時間:12:00~21:30、土・日~22:00
定休日:なし
美味しい思い出でカメラフォルダも心もいっぱい

南泉冰菓室(ナンチュエンビンクォーシー)

美味しい思い出でカメラフォルダも心もいっぱい

泰成水果店のメロンアイス
半分にカットされたメロンを器に、ぶどうやマンゴーのアイスが積み上げられたなんともSNS映えな一品。この哈蜜瓜瓜冰(メロンアイス・220元)は70年続く家族経営の老舗のくだもの屋さんが手掛けているだけあって、フルーツそのものを凝縮させた濃厚な味わいが楽しめる。

季節ごとに旬なフレーバーのジェラートを提供していて、その種類は約20~30種季節にあわせて4種類組み合わさられたメニューの中からオーダーができる。お店の前のテラス席では、友達やカップル、家族でシェアする姿が。

南泉冰菓室(ナンチュエンビンクォーシー)

4月上旬まで、イチゴをツリーのように積み上げた人気メニュー「草苺瓜瓜冰」(イチゴメロンアイス・220元)も食べられる。

泰成水果店(タイチェンシュェイゴウディエン)
台南市中西區正興街80號
TEL:06-228-1794
営業時間:14:30~22:00、土・日13:30~21:30
定休日:木
極薄生地が均一に重なり合う姿はもはや美味しいアートピース

深藍〓〓館(シェンランカーフェイグァン)

極薄生地が均一に重なり合う姿はもはや美味しいアートピース

深藍咖啡館のミルクレープ
美術館のような、一見カフェだと分からないほどモダンな外観が特徴的。カフェ経営21年のキャリアを持つオーナーが、現在都市開発真っ只中の安平區に去年の11月に移転してきた。

深藍〓〓館(シェンランカーフェイグァン)

ここの売りであるミルクレープは、約20年前に妹さんが日本を訪れた際、その美味しさに衝撃を受けたことがきっかけで作られたという。一層ごとの薄さにこだわりがあり、40層均一に重ねられた仕上がりは、フォークを差し込むと気持ち良いくらいにスーッと切れ、その味ももちろん絶品! サクサク食感が楽しい「甘納許千層」(ガナッシュミルクレープ・260元)はマストで。

深藍〓〓館(シェンランカーフェイグァン)

深藍咖啡館(シェンランカーフェイグァン)
台南市安平區建平路335號
TEL:06-293-3331
営業時間:8:00~18:00
定休日:水
レトロな懐かしさ満点の素朴で優しい甘さが広がる

太陽牌冰品(タイヤンパイビンピン)

レトロな懐かしさ満点の素朴で優しい甘さが広がる

太陽牌冰品の苺ミルクアイス
1945年の開業当初から愛され続けているアイスキャンディの他、看板メニューの草湖芋仔冰(キューブ形アイス・全7種 各11元)が話題のお店。冬でもお客さんが絶えないほど、人気のお店だ。

太陽牌冰品(タイヤンパイビンピン)

現在は2代目のオーナーになって様々なメニューが増え、草苺牛奶霜(苺ミルクアイス・200元)も仲間入り。レトロな可愛さで人気のメニューは2月中旬で終わってしまうので、タイミングよく行ける人はぜひオーダーを。ひとくち食べると、どこかもっちりとした粘り気が不思議な美味しさを運んでくる。その秘密は片栗粉だそうで、クセになるとろみが出るそうだ。

太陽牌冰品(タイヤンパイビンピン)

太陽牌冰品(タイヤンパイビンピン)
台南市中西區民權路一段41號
TEL:06-225-9375
営業時間:10:00~21:30
定休日:なし
台湾産大豆100%にこだわったとろける美味しさを体感

南國黃豆(ナングオファントウ)

台湾産大豆100%にこだわったとろける美味しさを体感

南國黃豆の豆花
一見豆腐?と思えるこちらは、台湾の国民的スイーツとして知られる豆花(ドウホワ)。豆乳を凝固剤等でやわらかく固めたものに、シロップをかけて食べるのが一般的だ。台中で生まれ育ったオーナーが、台南に移住したのは2004年。友人のお豆腐の店で美味しい豆花に出会ったことがきっかけで開眼した。

100%台湾産の大豆とにがりを使用することで、ふんわりと崩れそうなくらい柔らかく出来上がる。桂圓(ライチに似た果物。別名は龍眼)と冬瓜の2種のシロップがあり(各35元。レモンを追加すると+5元)、食べ比べもおすすめだ。

南國黃豆(ナングオファントウ)

豆漿(台湾風豆乳スープ・大85元、小40元)もぜひ。ホッと温まる美味しさ。

南國黃豆(ナングオファントウ)

南國黃豆(ナングオファントウ)
台南市北區開南街143巷2號
TEL:06-214-7196
営業時間:8:30~13:00、15:00~18:30
定休日:日・月
●情報は、FRaU2018年3月号発売時点のものです。

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