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貯まる仕組みはコレ! お金の流れが明確になる「銀行口座の整理テク」 [with]

2018年03月20日(火) 11時30分配信

「今年こそお金を貯めたい!」と思っている人も多いはず。だったら、まずは月々の支出や、財布の中身、銀行口座など、お金まわりを整理することが先決です。自分がどんなふうにお金を使っているのか、きちんと把握できる仕組みをつくりましょう。そこで今回は、自然にお金が貯まるようになる「銀行口座の整理術」を紹介します。

放っておくと滞るのはマネーも部屋も同じ
節約アドバイザーの丸山晴美さんによると、放っておくとお金のムダはどんどん蓄積してしまうそう。
「クローゼットを整理するときのように、まずは中身を全部出して現状を把握、必要なものとムダなものを仕分けしてみて。切り捨てるべきものが見えてきますよ」

銀行口座を整える!

給与振り込み口座、カードの引き落とし口座、お金を貯める口座などをはっきり分けず、お金の流れがわかりづらくなっている人は、今すぐ銀行口座の整理を始めよう!
各口座の役割を決めて毎月の収支を把握!

イラスト/菜々子

各口座の役割を決めて毎月の収支を把握!

使っていない銀行口座は解約するなどして整理。そのうえで、「生活費のための口座」「貯蓄用の口座」などと目的別に分類して、お金の流れをわかりやすくするのがお金を貯めるコツ。
「お給料が入るメイン口座とは別に、貯蓄用の口座を設定します。そのとき、絶対にお金をおろさない『長期的な貯蓄』用と、旅行や部屋の更新料、冠婚葬祭などのために積み立てる『短期的な貯蓄』用の二つの口座があると便利。いざというときのための『短期的な貯蓄』は常に残高が20万円以上あるようにしておくと安心です。少なくなったらボーナスで補塡するなどして、『長期的な貯蓄』を切り崩さないようにしましょう」(丸)

イラスト/菜々子

▶POINT1 銀行の数を整理する

給与振り込み口座のある銀行の定期預金を「貯蓄用口座」にしてしまうと便利。
▶POINT2 先取り貯蓄の仕組みをつくる

給与から天引きされる財形貯蓄や、自動的に引き落とされる銀行の自動積み立てを活用。
▶POINT3 短期的な貯蓄用の口座もつくる

旅行代や冠婚葬祭用など、まとまったお金が必要なときに備える貯蓄は別立てで。
貯まる銀行口座の仕組み

PLAN1★財形貯蓄など天引きで貯める!

貯まる銀行口座の仕組み

PLAN1★財形貯蓄など天引きで貯める!

「余ったら貯める」から自動的に貯まる体制に「毎月、余った分を貯めようと思っても、なかなか貯まらないもの。貯蓄は『先取り』が基本です。会社に制度があれば、給料から天引きされる『財形貯蓄』をぜひ活用して」(丸)

PlAN2★自動積み立てで「自分天引き」!

PlAN2★自動積み立てで「自分天引き」!

「財形貯蓄の制度のない人には、銀行の『自動積立定期預金』が便利。引き落とし日を給料日に設定すれば『自分天引き』の仕組みが完成します。貯蓄分は最初から『なかったもの』として生活すると、自然にお金が貯まっていきますよ」(丸)

私たちはこんな仕組みで貯めています!

自分なりに銀行口座を整理して、着々と貯めている読者をご紹介!
給与振り込み口座に貯まるようにしています!

イラスト/菜々子

給与振り込み口座に貯まるようにしています!

吉本彩香さん(仮名・27歳・マスコミ)実家暮らし

毎月の貯蓄額:10万円
「給与振り込み口座のA銀行に9万円を残して、B銀行には、旅行用に毎月1万円を、C銀行には10万円を振り込みます。カードや電話料金の引き落としも含め、使うお金はC銀行のみ。B銀行のお金は旅行以外では手を付けず、A銀行のお金は入社以来ずっとおろさないようにしています。これで700万円ほど貯まりました」
絶対におろさない貯蓄と別に、臨時出費に備える貯蓄も

イラスト/菜々子

絶対におろさない貯蓄と別に、臨時出費に備える貯蓄も

長岡春奈さん(仮名・29歳・秘書)実家暮らし

毎月の貯蓄額:9万円
「毎月、4万円が天引きになる財形貯蓄には、絶対手を付けないようにしています。それ以外に2万円を投資信託に積み立て(少し損が出ています)。さらに旅行や結婚式、コートなどの大きな買い物などの臨時出費用として、ネット銀行に3万円移します。現金をおろすのは月に1度だけと決めていて、その範囲内で生活します」
貯蓄用の口座のカードは持ち歩かないのがキモ!

イラスト/菜々子

貯蓄用の口座のカードは持ち歩かないのがキモ!

小林恵美利さん(仮名・27歳・人材)一人暮らし

毎月の貯蓄額:3万円
「お給料が入ったら、貯蓄用の3万円をおろして別の口座に。このとき生活費と一緒にではなく、貯蓄分だけをおろして通帳に記帳するのがポイント。後で見返して、移し忘れがないか確認できます。貯蓄用の口座のキャッシュカードは持ち歩きません。また、それとは別に、冠婚葬祭などの臨時支出用に、ボーナスの一部などをおろして現金でキープしています」
3種類ともすべて、自動的に貯まる仕組みに

イラスト/菜々子

3種類ともすべて、自動的に貯まる仕組みに

岡部ひとみさん(仮名・26歳・金融)実家暮らし

毎月の貯蓄額:7万円
「毎月4万円の財形貯蓄のほか、自動積立定期預金を2万円、投資信託の積み立てを1万円。いずれも、天引きや自動引き落としなので、自分で何もしなくても、確実に貯められます。また、カードだと、その月に自分がいくら使っているのかわかりにくいので、使ったらすぐに銀行口座から引き落とされるデビットカードを使っています」

お話をお伺いしたのは…

丸山晴美さん
旅行会社勤務やコンビニの店長などを経て、2001年に節約アドバイザーとして独立。自身の経験をもとにした、初心者にもわかりやすいマネー術を展開し活躍する。まるっとわかる! お金の基本』(宝島社)など著書監修書多数。

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