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【生姜の効能って?】あたため食材・生姜を使った、簡単&おいしいレシピをご紹介 [VOCE]

2018年03月15日(木) 11時00分配信

季節を問わず温めることが大事です。

生姜が「体を温めてくれる食材」というのは、もはや常識! 体の中から温めると美肌にもなれ、太りにくい体にもしてくれます。さ、生姜料理で体の内側から体を整えていきましょう。

その効果の高さから、紀元前より使われていた生姜

生姜の歴史は古く、インドや中国では紀元前より食用や薬として使われていたといいます。古代ギリシャでも生薬として利用されていたとか。そのくらい昔から“薬効が高い”ことがわかっていた植物なんですね。日本には中国より伝わり、奈良時代にはすでに栽培が行われていたため、日本最古のスパイスとも言われています。

生姜の効能とは?

さて、そんな生姜。よく知られている効能としては、体を温めてくれる効果があります。
2007年ごろに、生姜の温め効果を取り入れた、働く女性をターゲットとしたインスタントスープの発売をきっかけに一気に人気になり、今では秋冬の定番食材に。コンビニでも、寒くなると生姜関連の商品は必ず目立つところに置いてありますよね。
ただ実は、ビタミンやミネラルはわずかしかなく、栄養としての効果はほぼ期待できない生姜。でも、それ以外の薬効効果が非常に高いんです。生姜の辛み成分には血行や消化促進作用、殺菌効果のあるジンゲロールやショウガオールが含まれており、香り成分には消炎、消臭、解毒作用があるジンギベロールが含まれています。つまり私たちがよく言う“生姜のあたため効果”は、この辛み成分に含まれたジンゲロールやショウガオールのおかげ。
また中国には、「食欲がないときは、生姜を食べよ」ということわざがあるほどで、生姜には胃腸の調子を整え、食欲増進効果もあります。だから風邪で弱ったときに“生姜湯”を飲むのは、理にかなっているんですね。

生姜をおいしく食べよう!

今回、生姜レシピを考えてくれたのは、フードスタイリストの小島めぐみさん。自身の食生活にもこまめに生姜を取り入れていると言います。
「生姜の良さは、天然のものなのに即効性が高く、効果をきちんと感じられること。ですから生姜がたっぷり使われた食事をすると、手や足先がぽかぽかするのがわかりますよね。そして体が温まるとすんなり眠りに入れるし、眠りも深いんです。思い出すと私の母も、お味噌汁を注ぐまえのお椀にすりおろし生姜を入れて、そこにお味噌汁をよそっていました。知らぬうちに幼いころから、毎日生姜を摂取していたんですね。母のそんな気遣いに、今となってはとても感謝しています」(小島さん・以下同)
そして生姜の良さは、その手軽さも挙げられます。
「生の生姜も市販のすりおろし生姜やパウダータイプの乾燥しょうがも、スーパーやコンビニでいつでも買うことができますし、またスープや飲み物、炒め物に煮物、どんな料理にもプラスできる用途の広さが生姜の良さだと思います」

市販の生姜パウダーは外食時に便利

ただし、こうした薬効ある食材は1度に大量に摂るのではなく、少量を長い間、摂り続けることが大事。なので市販されている、小瓶に入った生姜パウダーは持ち運ぶのもおすすめ。たとえば、外食時、カレーやラーメンにさっとかけてもいいですし、紅茶などに振ってもいいでしょう。会社のデスクランチのときなど、コンビニで買ってきたお味噌汁やスープに乾燥生姜をひと振りしても◎。
また、市販のチューブタイプのすりおろし生姜も便利です。
「開封してしまったら冷蔵庫に保存しておくのが安心なので持ち運びはできませんが、やはり、すりおろすのが面倒なときは便利です。私はよく納豆におろししょうがを混ぜ込んで食べていますが、おいしいですよ」
電子レンジで簡単に作れる生姜シロップ

●レンジで簡単!生姜シロップ

電子レンジで簡単に作れる生姜シロップ

市販もされている“生姜シロップ”ですが、電子レンジを使って簡単に自分で作ることもできます。
「できた生姜シロップは水やお湯、炭酸水で割ったりして飲むのはもちろん、紅茶やホットミルク、ホットワインにも合うので、いろいろと楽しみながら生姜パワーを摂ることができます。また、料理やお菓子作りが好きな人は、甘味や風味づけに使うのもおすすめです」

【材料】
生姜、砂糖各100g
水150㏄
レモン汁小さじ1
シナモンスティック1本

【作り方】
1.生姜は皮をむき、薄切りにする。シナモンスティックは、半分に折る。
2.耐熱ボウルに、1とレモン汁と水を入れてひと混ぜし、ラップをする。電子レンジ(600W)で3分加熱する。
3. シナモンスティックを取り除き、粗熱が取れたら、保存瓶に入れる。
アメリカで大人気のスイーツ『ヨーグルトバーク』にも!

●生姜とマンゴーのヨーグルトバーク

アメリカで大人気のスイーツ『ヨーグルトバーク』にも!

「この生姜シロップを今、アメリカで大人気のスイーツ『ヨーグルトバーク』に合わせたスイーツレシピを1品。ヨーグルトアイスに生姜が混ざり、さわやかなおいしさになりますよ。マンゴーやグラノーラ、ピスタチオは彩りと見栄えのために散らしているだけなので、なくてもいいし、ご自分の好きなナッツやドライフルーツに替えても構いません」

【材料】
水切りヨーグルト200g
生姜シロップ大さじ3
生姜シロップの生姜を刻んだもの、グラノーラ(市販)各大さじ1
ドライマンゴー50g
ピスタチオのみじん切り適宜
※水切りヨーグルトは、市販のヨーグルトパック400gを水切りすると約200gになります。

【作り方】
1.水切りヨーグルトに生姜シロップを混ぜる。
2ドライマンゴーはひと口大に切る。
3. バットなどの平らな容器に、1を入れ、2と残りの材料を散らし、冷凍庫で冷やし固める。
生姜を使った、ごはんものレシピもご紹介!

●生姜となめたけの炊き込みごはん

生姜を使った、ごはんものレシピもご紹介!

「生姜もなめたけも、どちらも市販品を使っためちゃくちゃ簡単なレシピです。なめたけの甘さと生姜がすっきりさがよく合う、秋らしいごはんです」

【材料】
米2合
なめたけ(瓶)1瓶
おろし生姜(市販) 大さじ2
油揚げ 2分の1枚
★しょうゆ、ごま油小さじ1
★酒 小さじ2
★塩ひとつまみ
小口ねぎ 適量

【作り方】
1.米を研ぎ炊飯器に入れる。
2.油揚げは細かい短冊切りにする。
3.★の調味料とおろし生姜を炊飯器に入れ、水を2合分注ぐ。
4.なめたけと油揚げを混ぜ入れ、炊飯にかける。
5.炊きあがったら、うつわに盛り、小口ねぎを散らす。

教えてくれたのは

小島めぐみ先生
広告代理店勤務を経て、祐成陽子クッキングアートセミナーに入学。卒業後、フードスタイリストとしてWEB、広告、雑誌、書籍等のフードや食空間スタイリングを中心に、レシピ作成や料理製作など行う。自らセレクトした器を取り扱うオンラインショップ「はれいろはれや」オーナーでもある。

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