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レストランにはないシチリア家庭料理「牛肉のカツレツ パレルモ風」 [おとなスタイル]

2018年03月11日(日) 10時00分配信

2005年からシチリアの最西端トラーパニに暮らす佐藤礼子さん。著書『イタリアで一番おいしい家庭料理 シチリアのおうちレシピ』にはシチリアのマンマから教わった家庭料理レシピがいっぱいです。そのなかでもこの「牛肉のカツレツ パレルモ風」は、レストランでは食べることができないというシチリアのマンマの味の代表格です。
衣にたっぷりのパルミジャーノとイタリアンパセリを混ぜます

牛肉のカツレツ パレルモ風

衣にたっぷりのパルミジャーノとイタリアンパセリを混ぜます

細びきのパン粉に、たっぷりのパルミジャーノとイタリアンパセリのみじん切りを混ぜれば、衣がちょっと厚めのシチリアのマンマのカツレツが揚げられます。卵に牛肉を浸すのもポイント。衣がはがれにくくなります。
パン粉を具材にも調味料にも使うシチリア。細びきのパン粉は「パングラッタート」といって、よく使われています。佐藤さんによると、日本ではフランスパンの外皮をおろし器で削って細びきパン粉を作れば、シチリアと同様に。
衣のおいしい、シチリアのマンマの味の出来上がりです。
■材料(2人分)

牛肉(ヒレ肉もしくはもも肉、5mm幅)……4枚(300g)
卵……2個
[衣]
細びきパン粉……60g
イタリアンパセリ(葉)の粗みじん切り……小さじ2
パルミジャーノのすりおろし……25g
オリーブオイル(焼き用)……適量
レモン……1/2個

 

■作り方

1.肉は軽くたたき、5mmくらいの厚さにのばす。

2.ボウルに卵を溶き、1を入れて5分浸す。

3.衣をつくる。材料をすべて混ぜ合わせる。

4.2から肉を取り出し、3をまぶす。

5.フライパンに1mm深さまでオリーブオイルを入れて170℃に熱し、4を焼き揚げるようにこんがりと焼く。
※オイルが足りないようなら適宜足す。

6.油をよくきり、器に盛り付け、レモンを添えれば出来上がり!
<著者プロフィール>

佐藤礼子
シチリア料理研究家。
東京都生まれ。イタリア料理人・イタリア菓子職人を経て、洋菓子の商品開発やカフェレストランの店舗企画などに従事。2004年イタリアに渡り、スローフード協会がコーディネートする料理学校に通いイタリア全土の郷土料理を学ぶ。2005年からはシチリア島の最西端トラーパニに住む。地元の人との交流を深めつつシチリアの食文化、郷土菓子や郷土料理を研究しながら、食に関する旅のコーディネートや通訳などで活躍している。シチリアと日本の両方で開催する料理教室も常に人気。2012年イタリア政府公認オリーブオイルテイスターを取得。
シチリアの一番好きな季節は「初夏(シチリアでは5~6月)」(アプリコット、プラムなど、シチリアの太陽をたっぷり浴びたフルーツがメルカートにたっくさん!)。

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