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ラフに花を生けるだけで、絵になる花瓶[贅沢な日用品]

2018年01月27日(土) 11時00分配信

日用品においての贅沢はとても幅が広い。テーブルウェアやバスグッズなどちょっとの奮発で手に入るものもあれば、最上級のクオリティを求め背伸びして手に入れる一生ものもある。でも買い物それ自体というよりも、何を手に入れるかあれこれ悩んだり、実際に使ってアイテムの良さを実感しながら過ごす時間こそが、じつは本当の贅沢なのである。

四季を感じるものを身近なところに置いておく習慣があると、いつも心が穏やかでいられる。季節の花を花瓶に生けて飾るのもそのひとつ。生け花の技術はなくても花をラフに挿すだけで絵になるお気に入りのベースを手に入れれば、そんな素敵な習慣が自然と身につきそうじゃない?
Christiane Perrochon

Photographer:Naoki Seo

Christiane Perrochon

イタリア・トスカーナの陶芸家、クリスチャンヌ・ペロションが作る花器は、淡い色をした釉薬が印象的。モダンで穏やかな表情をしたこの花器は、どこへ置いても違和感なくなじんでくれそう。
KAT & ROGER

Photographer:Naoki Seo

KAT & ROGER

LAで作陶をする「キャット&ロジャー」のフラワーベースは、幾何学的なモチーフがなんともユニーク。ポップなデザインにもかかわらず、和洋問わらずどんな花も似合うから頼もしい。
La Maison de Vent 鈴木麻起子

Photographer:Naoki Seo

La Maison de Vent 鈴木麻起子

個展を開けば行列が出るほど人気を集める陶芸家・鈴木麻起子さんの代名詞といえば美しいターコイズブルーの花器。テーブルに置いた時の凜とした佇まいは、花を生けずともじゅうぶん絵になる。
HELEN LEVI

Photographer:Naoki Seo

HELEN LEVI

海と雲をイメージした色使いがかわいいこのカラフェはニューヨークの陶芸家・ヘレン・レヴィによるもの。口が大きい水差しのフォルムは、バサッとラフに花を生けるのに向いている。

 
野田敬子

Photographer:Naoki Seo

野田敬子

生けた花の色が映えるような白い一輪挿しは、東京で作陶する野田敬子さんの作品。フォルムはシンプルながら粉引きによるざらっとしたニュアンスのある質感で、光の具合や置く場所によっていろんな表情を見せてくれる。
●情報は、FRaU2018年1月号発売時点のものです。

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