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【小林ひろ美のスキンケア道場】意外と知らないクレンジング・洗顔の「基本のき」 [VOCE]

2017年12月30日(土) 17時30分配信

イラスト/いいあい

「高いコスメを買ったのにイマイチ効かない……」と嘆いた経験、誰もがあるはず。もし、その原因が使い方にあったとしたら? オリジナルテクの神、美容家・小林ひろ美さんを師範に迎え、“効かせる技”をご紹介。スキンケア道場にさっそく入門しよう!

コスメを買って満足してない? スキンケアはテクニックで“効かせてなんぼ”です!

「スキンケアは“何を使うか”より“どう使うか”。コスメの実力をどれだけ引き出せるかは、テクニックで決まります。つけ方や順番、手の動かし方を身につけるだけで、見違えるほどの結果が! 変化が実感できれば、ケアが楽しくなり、もっと努力をする。その“チリツモ”が、未来の美肌につながります。スキンケアの技を、今すぐ習得して!」

コスメ好きこそ要注意! 意外と知らないスキンケア「基本のき」

“効かせる習慣”を身につければ、毎日のケアで肌はメキメキ美しくなる! 少しの工夫で何倍も美肌になれるのがひろ美流。
1. クレンジングは「フッと手が軽くなる瞬間」を見逃さない!

イラスト/いいあい

1. クレンジングは「フッと手が軽くなる瞬間」を見逃さない!

クレンジングに時間をかけすぎると、油分が奪われて乾燥し、肌ダメージの要因に。クレンジング剤はメイクや汚れと混ざると、質感がフッと軽くなります。これが終了のサイン。指先の神経を研ぎ澄まし、洗いすぎを防いで。
2. 洗うときは【T→U】、流すときは【U→T】

洗い流すときは、乾燥が気になるUゾーンから。この洗い方で全体の皮脂や水分量が揃うと、エステ後のようなバランスのよい肌に。

2. 洗うときは【T→U】、流すときは【U→T】

「Tゾーンはベタベタ、Uゾーンは乾燥する」という肌悩みを助長するのが全顔同時洗い。皮脂の多いT部分は先に泡をのせて、しっかり洗浄する。潤いを守りたいU部分は、最後にサッと洗って負担を最小限に抑えるテク。
泡をのせた瞬間から、皮脂は奪われていくものと肝に命じて。肌の乾燥を避けるためには、全顔を40秒以内には洗い終えたいところ。
3.【下アゴペリカン洗い】でザラつきにさようなら

ペリカンみたいに下アゴをふくらませて洗って! これをやるだけでアゴのザラつきがすっきり。つい忘れがちな下唇の下も確実に洗うことができ、繰り返しできるニキビの改善にも。

3.【下アゴペリカン洗い】でザラつきにさようなら

下アゴは、汚れが詰まりやすい部分。普通に洗っているだけでは、毛穴詰まりしやすいので、肌をぐいっと伸ばして毛穴を広げる“ペリカン洗い”がおすすめ。口内から舌を使って下アゴの肌を押し出すように伸ばして洗うだけ。
4. 何がなんでも 90 秒以内保湿

イラスト/いいあい

4. 何がなんでも 90 秒以内保湿

お風呂上がり、タオルで水分を拭いてから保湿ケアを始めるまでのタイムリミットは90秒。肌内部から水分が気化していくので、乾燥が刻一刻と進み、バリア機能の低下に。
5.「表500 円・裏1円」になってない?節約ローション使いは“中指コットン”で

“中指コットン”なら1/3程度の使用量でOK! 化粧品を節約するならコットンを中指に巻いて。中指部分にたっぷり浸透させれば、最小限の量で効果を得ながら肌の摩擦をカバー。

5.「表500 円・裏1円」になってない?節約ローション使いは“中指コットン”で

使用量の目安を守っているつもりが、コットンの裏側を見ると全然足りてない! という落とし穴が。使用量が足りないと化粧水などの効果が発揮されないだけでなく、コットンでの摩擦が強くなるので、肌を傷める危険性も。
6.「顔の四隅」を忘れるべからず

イラスト/いいあい

6.「顔の四隅」を忘れるべからず

掃除と一緒で、スキンケアも忘れがちなのが「隅っこ」。その“うっかり”の積み重ねが老化を加速させます。洗顔やクレンジングはもちろん、コスメを塗るときも、生え際やエラの角、フェイスラインを意識して行って。
7. 美容液はゴミポケット狙い塗り

不要なものをドッサリ排出するから、美容液がたっぷり肌に浸透するように♪

7. 美容液はゴミポケット狙い塗り

美容液を塗るときは、こめかみ、耳の付け根、エラの裏から指一本分下にあるゴミポケット(老廃物の排出ルート)を意識。顔の内→外方向に、手の平で1秒プッシュしながら塗り広げ、最寄りのゴミポケットへ。最後は、顔と首の付け根から首をなで下ろし、老廃物を鎖骨に流し込んでいく。

8. スキンケアは一品30秒間隔 で重ねる!

一品ずつ浸透させるのが効かせるコツ!
駆け足で行うスキンケアは、ワザの掛け逃げ状態でもったいない。30秒間隔を目安に、一品ずつ肌の内側に入れ込んで止めることを意識すれば、すべてのアイテムが有効打に。ただし、1分以上間を開けると肌が乾燥するので注意して。
9. ワシワシ塗り はNG! 目もと・口もとは 小鳥づけ

イラスト/いいあい

9. ワシワシ塗り はNG! 目もと・口もとは 小鳥づけ

ナイーブな目もと・口もとの取り扱いは要注意。コスメを塗るときは、か弱い小鳥の頭をなでるような力加減が理想的。マッサージのようにグリグリッと肌が動くほどの力で塗るのは、シワやクマなどに直結する自殺行為!

教えてくれたのは

小林ひろ美さん
美・ファイン研究所主宰。雑誌やテレビ等で活躍する人気美容家。コスメや肌の特徴を的確に捉えた、結果の出るテクニックが大評判。

 

 

撮影/金栄珠

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