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山田涼介最新作『鋼の錬金術師』を楽しむための基礎知識 [with]
2017年12月23日(土) 12時00分配信
Hey!Say!JUMP山田涼介主演の話題作『鋼の錬金術師』こと、「ハガレン」がいよいよ公開します。ジャニーズの男の子には身体能力が高いなあと思わされることが多いのですが、この作品のアクションシーンでの山田くんの反応の良さ(スタントなし!)はすごいもの。
以前、映画『グラスホッパー』で演じたキレッキレの殺し屋役もそうでしたが、演技における勘と思い切りの良さ、没入感もなかなかです。今回も「中世ヨーロッパ風のダークファンタジー」という日本人とまったく無縁(笑)の世界で、自毛や眉毛まで金髪に染めて、「原作マンガまんま!」の姿を見せています。
さてこの作品、「タイトルだけしか知らない」という人は、映画を見る前にちょっとだけ基礎知識があるほうがいいかもしれません。
作品の舞台は、イメージとしては中世ヨーロッパ、「錬金術」が存在する架空の世界です。「錬金術」はかつて中世に実際に研究されていた技術――というより魔術に近いもので、「成分が同じなら、価値の低い金属を“金”に作り替えられるのでは?」というもの。ビタミンCと水と砂糖と色素を“ガラガラポン”すればイチゴになるのでは!?みたいな、今考えると「んなアホな!」という研究なんですが、ダークなのはこれが「同じ原料が揃えば、人間も作れるのでは?」という不老不死の研究につながっていったこと。
幼い頃、独自に学んだ錬金術で死んだ母親を蘇らせようとして失敗、自分の左足を失ったエドは(危ない魔術なんですよこれが)、さらに一緒に実験し肉体を失った弟アルの魂を取り戻すために、右手を失ってしまいます。右手左足が鋼の義肢なのです。
物語は、そのエドによる伝説の「賢者の石」探しを描きます。そのスーパーパワーを手にすれば、鎧に定着させた弟の魂に肉体を取り戻せると信じているのですが――魔法で作った人間って……それってほんとの意味で人間?という、なかなか深いものが作品には描かれています。
山田くんの勇姿に加え、同様に「マンガそのまんま!」のディーン・フジオカが、敵か味方かわからない人物として登場するのも女子的なお楽しみ。その長身が軍服を翻す姿もたまりませんよ~。
映画『鋼の錬金術師』
全国ロードショー公開中。国民的超人気コミックがついに完全実写映画化!