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大人っぽい美文字に変身する「出たがりルール」をマスターしよう! [おとなスタイル]

2017年12月13日(水) 14時00分配信

横画、縦画出たがりルール」と「払い、反り、曲がりの出たがりルール」をレクチャー!

文字を構成している点や線のことを点画(てんかく)といいます。漢字は「横画」「縦画」「折れ」「反り」「払い」などさまざまな点画から構成されていますが、この点画を長く書くか短く書くかは、字の形を整え、バランスをとるためにとても大切です。それぞれの点画の長さを意識するだけで、文字の印象はガラリと変わってしまいます。
落ち着いた大人の印象を与えてくれる、安定感のある字を書くための「横画、縦画出たがりルール」と「払い、反り、曲がりの出たがりルール」の2つを新刊『DVD付き 大人の美文字が書かける本』の著者・青山浩之さんに教えてもらいました。
複数ある横画、縦画の一本だけを長く書く「横画、縦画出たがりルール」

横画、縦画出たがりルール

複数ある横画、縦画の一本だけを長く書く「横画、縦画出たがりルール」

漢字の中には横画、縦画が複数本あるものがあります。たとえば、横画が複数ある漢字は「言」や「青」など、縦画が複数ある漢字は「出」や「世」などです。これらの漢字にかんするルールが「横画、縦画出たがりルール」です。
複数ある横画のうち一画だけを長くする「一画強調」とも呼ばれるのが、「横画出たがりルール」。これだけで安定感のあるスマートの字に変わります。一方の「縦画出たがりルール」は、縦の中心にくる縦画を、ほかの縦画よりも長くすることでバランスをとるルールです。

払い、反り、曲がりは横画よりも長く書く「払い、反り、曲がり出たがりルール」

「払い、反り、曲がり出たがりルール」もポイントとなる部分を強調して長く書くというルールです。横画と「払い」「反り」「曲がり」がある字の場合は、横画を少し短めにして、「払い」「反り」「曲がり」の終筆(点画の書き終わり)の部分を強調してみてください。

「払い」出たがりルール

「春」という字の場合、一番長い横画よりも、「右払い」と「左払い」を長くします。これが「払いの出たがりルール」です。

「反り」「曲がり」出たがりルール

「成」という字の場合は「反りの出たがりルール」で、横画よりも「反り」を長くします。

「反り」「曲がり」出たがりルール

「先」という字の場合は、一番長い横画よりも「曲がり」を長くする「曲がりの出たがりルール」です。
青山 浩之(あおやま ひろゆき)
横浜国立大学教育学部教授。美文字研究家。書家。全国大学書写書道教育学会常任理事。1968年生まれ。書写・書道教育の指導論及び授業の研究、文部科学省検定教科書の手本執筆や編集、またテレビ番組の講師など多方面で活躍。『さらばクセ字! 初めての美文字レッスン』(NHK出版)、『女子力が上がる 美文字練習帳』(日経BP社)、『DVDですぐ上達! 10日で「美文字」が書ける本』(講談社)など著書多数。

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