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フラワーアーティスト雨宮ゆかさんの小さな空間の活用術 [おとなスタイル]
2017年12月09日(土) 10時00分配信
家は、広ければ広いほど豊か――、それは過去の話。
今、手と目が行き届く快適さが魅力の“小さな家”に注目が集まっています。
フラワーアーティストの雨宮ゆかさんのご自宅は、周囲の緑に調和した73平米の家。小さくても納得のいく空間が広がります。そこで雨宮さんに限られたスペースを有効活用するための工夫を見せていただきました。
〈小さな暮らしDATA〉73平米
雨宮ゆかさん
47歳・フラワーアーティスト
2人暮らし・3LDK・一戸建て・23坪
設計 中村好文
今、手と目が行き届く快適さが魅力の“小さな家”に注目が集まっています。
フラワーアーティストの雨宮ゆかさんのご自宅は、周囲の緑に調和した73平米の家。小さくても納得のいく空間が広がります。そこで雨宮さんに限られたスペースを有効活用するための工夫を見せていただきました。
〈小さな暮らしDATA〉73平米
雨宮ゆかさん
47歳・フラワーアーティスト
2人暮らし・3LDK・一戸建て・23坪
設計 中村好文
持ち物を厳選。小さな家がこれからの暮らし方を決めた
「世の中に出回っている花器って、だいたいが大きすぎると思うんです」とフラワーアーティスト・雨宮ゆかさん。
“花は、空間に対して小さめが格好いい”というのが、花人としての雨宮さんの持論。それは、暮らしの哲学にも通じるのかもしれない。小さな家に引っ越すにあたり、夫婦であらためて家財道具を点検、厳選した。
「そのときには数でなく、占める体積で考えて。そもそも捨て癖のある二人だったので、私は服やバッグ、靴を、夫は仕事道具をかなり処分しました。『とりあえず持っておこう』というものは、ほとんどなくなりましたね」
徹底したのは「嫌いなものは置かない」こと。たとえば、花や教室用の大荷物を抱えて移動することの多い雨宮さんは、「ドアが嫌い」なので、玄関も部屋の建具もほぼすべてが引き戸。天然素材の床や壁が湿気を逃がしてくれるので、除湿器も不要になった。そのほか、家で撮影をするときに夫が真っ先に視界から除外するティッシュボックスや、汚れが気になる台所のシンクのスポンジなどを、目に触れて嫌でない別のもので代用することを次々と“発明”していった。小さな家のかたちと、自分たちの理想に合わせて。
“花は、空間に対して小さめが格好いい”というのが、花人としての雨宮さんの持論。それは、暮らしの哲学にも通じるのかもしれない。小さな家に引っ越すにあたり、夫婦であらためて家財道具を点検、厳選した。
「そのときには数でなく、占める体積で考えて。そもそも捨て癖のある二人だったので、私は服やバッグ、靴を、夫は仕事道具をかなり処分しました。『とりあえず持っておこう』というものは、ほとんどなくなりましたね」
徹底したのは「嫌いなものは置かない」こと。たとえば、花や教室用の大荷物を抱えて移動することの多い雨宮さんは、「ドアが嫌い」なので、玄関も部屋の建具もほぼすべてが引き戸。天然素材の床や壁が湿気を逃がしてくれるので、除湿器も不要になった。そのほか、家で撮影をするときに夫が真っ先に視界から除外するティッシュボックスや、汚れが気になる台所のシンクのスポンジなどを、目に触れて嫌でない別のもので代用することを次々と“発明”していった。小さな家のかたちと、自分たちの理想に合わせて。
雨宮さんの小さな暮らしの工夫
スポンジの代わりにガラ紡の布「びわこふきん」を愛用。「使い終わったら洗濯でき、スッキリ」。洗剤入れにはドレッシングボトルを。
■Profile
雨宮ゆかさん
あまみやゆか
1970年生まれ。東京・大田区で日常に根ざした生け花を教える「日々花」を主宰。各地で講座、ワークショップ、展覧会も開催。著書に『花ごよみ 365日』(誠文堂新光社)。
『おとなスタイル』Vol.9 2017秋号より
撮影/雨宮秀也
※家の延床面積の平米数、敷地面積の坪数は、小数点以下を切り捨てたものです。
雨宮ゆかさん
あまみやゆか
1970年生まれ。東京・大田区で日常に根ざした生け花を教える「日々花」を主宰。各地で講座、ワークショップ、展覧会も開催。著書に『花ごよみ 365日』(誠文堂新光社)。
『おとなスタイル』Vol.9 2017秋号より
撮影/雨宮秀也
※家の延床面積の平米数、敷地面積の坪数は、小数点以下を切り捨てたものです。