• > 【桐谷健太×菅田将暉】芸人さんを演じることの怖さを感じた撮影でした [with]

【桐谷健太×菅田将暉】芸人さんを演じることの怖さを感じた撮影でした [with]

2017年12月05日(火) 20時00分配信

全国公開中の映画『火花』。漫才の世界でくすぶっている青年【徳永】を菅田将暉さんが、強い信念を持った先輩【神谷】を桐谷健太さんが演じる。with12月号では、桐谷健太さんと菅田将暉さんが「お笑い」について、ボケとツッコミを交えて語ってくれました!
『芸人さんを演じることに物凄い怖さがありました』

撮影/笠井爾示 

『芸人さんを演じることに物凄い怖さがありました』

笑いって「豊か」だなって改めて思いました
――大阪出身の二人は、もともと「お笑い好き」を公言していた。その愛情は、芸人に畏敬の念を抱くほどに、強い。

菅田 お笑いがなかったら、今の僕は存在していません。自分にとって神様でもある芸人さんを『火花』で演じることに、最初は物凄い怖さがありました。

桐谷 俺も幼い頃から、人を笑かして笑顔と笑い声が生まれた時のエネルギーが大好きで。人に笑ってもらえる最上級の喜びと、失敗するかもしれない恐怖。それを生業とするなんて、狂気の沙汰。本当に芸人さんは怪物ですわ。

撮影/笠井爾示 

――原作小説は芥川賞も受賞したピース・又吉直樹さんによる超話題作で、監督の板尾創路さんはお笑い界の大御所。二人が大きなプレッシャーを実感したのは間違いないだろうが、現場で萎縮するようなタイプではない。

菅田 いや〜、本物の芸人さんに囲まれていたので、ずっと面白かったですね。劇中で相方だった2丁拳銃の(川谷)修士さんが、何度でもモノボケを打ち返してきてくれるんですよ。椅子の代わりにカスタネットを渡したら「ありがとう。カチカチ……座れるか!」みたいな。

桐谷 子どもになれるよな。ずっとアホなこと言って、ガハガハって笑ってた。
菅田 そうですね。笑いって「豊か」だなって、改めて思いました。
桐谷 相手の怒りをなだめるシーンでも、論理的に説得するんじゃなくて、あえて笑かしたりな。ネガティブな感情をふわっと和らげてくれるのは、笑いにしか生めない……「豊かさ」だっけ?
菅田 無理に被せんといてください!

撮影/笠井爾示 

――M-1、出ればいいのに……。底知れぬ可能性を感じさせる、最強コンビが誕生した。
桐谷 将暉とバンド組んだら楽しそうやな! ノリノリの振り付けを考えたりして!
菅田 バンドちゃうし! ダンスユニットですやん! 桐谷さんが相手なら、交互に追いかけて歌うような曲がいいな
桐谷 それ、漫才やん!? 映画で一緒に芸人を演じたわけだし、俺と〝M‐1〟挑戦するか?
菅田 遠慮しときますわ(笑)
INFORMATION

撮影/笠井爾示 

INFORMATION

『火花』全国公開中
お笑いコンビ・ピースの又吉直樹によるベストセラー小説を、芸人であり映画監督の板尾創路がついに映画化。漫才の世界でくすぶっている青年【徳永】を菅田将暉さんが、強い信念を持った先輩【神谷】を桐谷健太さんが演じる。ヒロインの【真樹】は木村文乃が演じる。最強のスタッフ・キャストが集結!

PROFILE

桐谷健太さん
きりたに・けんた/1980年2月4日生まれ、大阪府出身。ドラマ『九龍で会いましょう』(2002年)でデビュー。近年の映画出演作は『バクマン。』、『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』、『彼らが本気で編むときは、』など。映画『ビジランデ』が12月9日に公開。連続ドラマ『片想い』が放送中。auのCM「三太郎シリーズ」の浦島太郎役が大人気。CM曲『海の声』は大ヒット。

菅田将暉さん
すだ・まさき/1993年2月21日生まれ、大阪府出身。2009年に『仮面ライダーW』で俳優デビュー。今年も『帝一の國』、『銀魂』、『あゝ、荒野』など多数の映画に出演。歌手としても活動し、2ndシングル『呼吸』が好評発売中。10月30日から舞台「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」に出演。

【関連記事】

NEWS&TOPICS一覧に戻る

ミモレ
FRaU DWbDG
  • FRaU DWbDG
  • 成熟に向かう大人の女性へ
  • ワーママ
  • Aiプレミアムクラブ会員募集中!

このページのTOPへ戻る