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作りたてが大切、料理研究家・内田真美さんのおもてなし術 [FRaU]

2017年12月03日(日) 13時00分配信

ブランディングディレクター福田春美さんが、料理研究家の内田真美さんのアトリエを訪問。15年ほど前から台湾に足を運ぶようになったという内田さんに、台湾のこと、おもてなしのことなど、お話をうかがいました。
料理研究家、内田真美さん

手際よく中国茶を入れる内田さん。撮影:若木信吾

料理研究家、内田真美さん

書籍や雑誌、広告など、幅広いシーンでレシピを提案。料理会や様々なお菓子を紹介する会は毎回人気。著書も多数。『洋風料理 私のルール』『私的台湾食記帖』(ともにアノニマ・スタジオ)に続き、2017年の晩秋に台北を紹介する本をアノニマ・スタジオから刊行予定。
お客様へのおもてなしは 作りたての一番おいしい状態で

ゆったりとお茶の時間を楽しむ2人。撮影:若木信吾

お客様へのおもてなしは 作りたての一番おいしい状態で

春美(以下H):先日、初めて台湾に行ったんですけど、真美さんの本を片手に見て回って。とても役に立ちました。

真美(以下M):それはよかったです(笑)。仕事では、年に4~5回行くこともありました。今はだいたい1年か半年に1回、娘を連れて遊びに行っています。

緑豆と栗あんを使った一口サイズのお菓子、緑豆ガオ。台湾で人気の伝統菓子。撮影:若木信吾

H:台湾に行くようになったきっかけは何だったのでしょう。

M:20年ほど前、各国の食文化を紹介する書籍を読んで、台湾に興味を持って。実際に行ってみたら想像以上に素晴らしかった。みんな優しくて、穏やかで、ご飯もおいしい。それ以来、少しずつ通うようになりました。それが15年くらい前。今日は春美さんに台湾のお菓子と中国茶をご用意しました。

H:わ! かわいいお菓子。

M:台湾の伝統的な菓子、緑豆糕(リュウトウガオ)です。糕は小麦粉、豆粉などで作った塊状の菓子。通常は中に何も入れないのですが、今日は栗あんを入れて、季節のお菓子にしてみました。お茶は高山(こうざん)烏龍茶です。

中国茶でのおもてなしは、急須やカップは好きなものを合わせて。撮影:若木信吾

:しっとりしていて、口の中でとろけます。お茶ともよく合いますね。

:中国茶には流派がなく、作法も特に決まってないので、台湾では思い思いにしつらえもてなしています。ゆっくり楽しむことが一番ですので。

食べる直前に型から抜けば、水分が抜けず、しっとりしたおいしさに。撮影:若木信吾

:おもてなしで大切にしていることはありますか?

:お客様にはできるだけ作りたてを召し上がっていただきたい。例えば今回は型から押し出して作るお菓子。抜きたてのおいしさがあるので、ギリギリまで準備をしておいて、いらっしゃってから型抜きをする。一番おいしい状態でのおもてなしを心がけています。
●情報は、FRaU2017年12月号発売時点のものです。

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