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【外れなし!2017年の高機能スキンケア】日焼け止め、化粧水、保湿はこれがすごい!! [VOCE]
2017年11月12日(日) 20時00分配信
教えてくれるのは
通称“スキコン”を筆頭に名品を多数生み出した研究者。現在はコスメを化学的に分析するスペシャリストとして活躍。
ビューティジャーナリスト 吉田昌佐美さん
温かさと厳しさをもって美容界を見守り、鼓舞する「肌の母」。コスメへの愛がぎっしり詰まった記事にファン多数。
◆多対応×高機能
たるみや肌荒れ、くすみの原因、赤外線や大気汚染を防ぎ、ダメージもケア。
大気汚染やアレルゲンなどの肌への侵入を防ぐ。サラサラ感とアロマでストレス緩和の効果も。
汗や海水に含まれるイオンによってブロック力が強化。耐水性も高いのに、クレンジング不要と肌にやさしい。
吉田「“肌の危機管理意識”の高まりって10年周期で大きなブームが来る気がするけど、今年はまさにハイレベルなプロテクションの年。」
岡部「SK-IIが新たにアトモスフィア(=大気、環境)と名づけて大気汚染からのプロテクトも視野に入れ、美白のジェノプティクスとともにオーラ美肌をつくるっていうのは、わかりやすくてよかった。」
吉田「こういうのが求められる理由って、すでにきちんとUVケアを使っているにもかかわらず、PM2.5や黄砂といったさまざまな汚染物質が大陸から流れてくるなど、環境への不安が尽きないからよね。結果、日焼け止めが、ブルーライトや近赤外線も防ぎ、ありとあらゆるものから守ってくれる機能系デイプロテクターに進化。」
岡部「日焼け止めという意味ではオルビスも注目だね。汗や海水に濡れると紫外線ブロック膜がさらに強固になる処方の進化版で、みずみずしくて油っぽさがない、とテクスチャーも優秀。」
吉田「手頃な価格で叶えて日常使いしやすい点が本当にエライ。」
岡部「日本のスキンケアは“化粧水の文化”といっても過言ではないほど、日本女性は化粧水好き。上半期はランコムの泡状や、ディオールやヘレナ ルビンスタインの粒々入りなどユニークなタイプが多かったね。」
吉田「カネボウも化粧水なのにジェル!」
岡部「化粧品って、効果はもちろん大切だけど、肌につけて気持ちいいと感じることも大切で、とくに化粧水はそこを問われていると思う。」
吉田「そうね、見た目やテクスチャーのサプライズ感って大事。しかも奇をてらっているわけではなくて、その形状が肌表面に均一にのせるためだったり、角質ケアをするためだったり、オイルを抱え込ませるためだったりときちんと目的がある。つまり“意味のあるビジュアル系”なわけ。」
岡部「イイね、そのネーミング!ロック好きだから生まれる言葉だね(笑)。これらは外資系ブランドであっても日本に研究所があって、すべて日本の技術というのがスゴイ。」
吉田「コスメの市場が成熟し、化粧品使いの感性が洗練されている日本ならでは。」
岡部「VOCE読者は、予防ケアがよく効く世代だよね。」
吉田「そう、よく「初期エイジングには何がいいですか?」って聞かれるけど、ハリ不足やシワっぽさが気になった時点で“初期”も“本格”もないよね?実際にそうなると、このままじゃマズイと思って各ブランドの最高峰ラインとか使いたくなるけど、肌は確実に乾き始めるから、ここでストップをかけるために保湿を第一に。きちんと頑張っておけば、必ずエイジングを遅延できる。」
岡部「そうそう、油分を与えたり、セラミドの生成やターンオーバーを足すといった保湿ケアが美白にもエイジング対策にもいちばん効く。だから、VOCE読者には、保湿のマイ定番をすぐにでも見つけてほしいね。」
吉田「その点、今期はディオールのライフやクリニークのモイスチャーサージなど、とことん保湿というミッションに徹しているものが豊作。資生堂のアクアレーベルも最新の保湿アプローチを投入していて、すごくお得!」
撮影/金栄珠(静物)