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映画『ナラタージュ』に出演する、坂口健太郎さんの考える”マイペース”とは? [with]

2017年10月15日(日) 20時00分配信

映画『ナラタージュ』で、ヒロインの泉の彼氏役を演じている坂口健太郎さん。幅広い役柄にチャレンジしている坂口さんに、仕事へのスタンスなどをインタビューしました。
〝寄り道”俳優

撮影/神藤剛

〝寄り道”俳優

今年も快進撃が続く。金髪の毒舌イケメンも、天才ピアニストも、軽々と演じてみせた。仕事への意気込みを熱く語るタイプじゃない。達観した大人にも、“天然”にも見える。今もっとも気になる26歳の胸中に迫る。
僕は臆病だから、 逃げ道をたくさん作っておきたいだけかもしれません(笑)

撮影/神藤剛

僕は臆病だから、 逃げ道をたくさん作っておきたいだけかもしれません(笑)

来た道を広げたい―撮影スタジオの屋上に向かうエレベーターで軽快に口笛を吹いていたかと思いきや、太陽の日差しを浴びた瞬間に大あくび。続いて迷わず高台に登って、「高いところ好きなんですよー」とクシャクシャの笑顔を向けてくる。坂口健太郎さんを観察していると、なんだか猫に見えてくる。話題作に立て続けに出演する売れっ子の俳優ながら、かねてより「先々の夢や目標は決めていない」と公言。仕事へのスタンスも、マイペースで自由気ままなのだ。

「将来のビジョンを定めてしまうと、そこに向かう道しか歩けなくなってしまう気がするんです。ひとつ目標を作って一直線に向かっていく生き方も素晴らしいけど、僕は寄り道したくなっちゃう性分なので。過去を振り返ったときに、来た道が広がって見えることが大事だと思うし、先のことはもやっとさせておきたいんです。僕は臆病だから、逃げ道をたくさん作っておきたいだけかもしれません(笑)」

恋愛するのであれば、 いい加減な僕を放っておいてくれる女性が理想(笑)

日常生活においても、自分の足枷(あしかせ)になるような考え方を遠ざけるタイプ。知名度が上がり、自身を取り巻く状況が劇的に変化しても「普通」を貫く。

「最近は『忙しそうだね』と言われることが多いのですが、僕自身は何も変わりません。『休めない、キツイ』と思うと、余計に疲れてしまうんですよね(笑)。昔から、『自分は自分のままでいい』と思っているところがあるので、疲れが溜まりにくい性格なのかもしれません。街中で存在がバレてもあまり気にならないので、日頃から普通に大衆居酒屋のオープン席でお酒を飲んでいますよ。三軒茶屋、下北沢、恵比寿に出没することが多いかな」どこまでも語り口は穏やかで、物腰は柔らか。居酒屋で女子に声をかけられたら、目尻を下げて「どうも!」と返してくれそう。それでいて、猫のようにガードが堅い一面もあるのだ。

「我ながら人当たりがいい人間だと思うのですが、あんまり一目惚れをするタイプではないんですよね。家族や親友たち以外には心のドアを開けないし、隙を見せるタイプではないと思います。だから全然、モテません。そもそも僕は私生活が割とズタボロで、連絡無精なところがあるので……。恋愛するのであれば、いい加減な僕を放っておいてくれる女性が理想(笑)。でも、無関心なのも嫌なんですよね~。適度な距離感を保ってくれる人がいいですね」

映画『ナラタージュ』

2006年版「この恋愛小説がすごい!」で1位を獲得した小説を、『世界の中心で、愛をさけぶ』などの名作を手がけた行定勲監督が映画化!
高校教師と生徒として出会った二人による究極の恋愛模様が描かれる。

坂口健太郎さん PROFILE

1991年7月11日生まれ。東京都出身。『メンズノンノ』の専属モデルを経て、2014年に俳優デビュー。映画『俺物語!!』『64‐ロクヨン‐前編/後編』、ドラマ『とと姉ちゃん『』東京タラレバ娘』など数々の話題作に出演。TBS系ドラマ『コウノドリ』では新生児科医の白川を演じる。

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